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FUKUSHIMA MUSIC INFO

曲ごとに表情を変える新鋭ロックバンド「Knote」インタビュー

vol.07 Knote(ノート)

  • 情報掲載日:2017.12.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 2017年4月結成。6人の技術を結集して、ジャンルを超越した様々な楽曲を作り上げるロックバンド。今後の活躍に期待が高まる彼らにインタビュー。

Kazuki(Ba)、Kakeru(Gt)、Kou(Vo)、Sho(Mn)、Koohei(Dr)、Rins(Gt)
Kazuki(Ba)、Kakeru(Gt)、Kou(Vo)、Sho(Mn)、Koohei(Dr)、Rins(Gt)

―まずは結成に至った経緯を教えてください。

Kou(Vo)「元々、僕とKakeruが大学でバンドを組んでいたんですが、基本的に大学内での活動で。「学外でもライブするバンドを組みたいね」という話から、Kakeruの知り合いだったKazukiと前ドラムの人を誘って始めました。そのドラマーが結構バンドの掛け持ちをしていたので、活動が難しくなってきて……Kooheiが来たんだよね?」

Koohei(Dr)「前ドラマーの方に紹介してもらって、加入しました」

Kou「この4人でバンドの素体ができあがって。ただ、音楽性もあって打ち込みの音源を使うことが多くて、4人だと音数が足りなくなってきたんですね。
 僕とRins(リンス)、Shoが幼馴染なんですけど、6・7年前に、ボーカロイドを使って作曲した音楽をWeb上に公開する活動を一緒にやっていて。二人ともデスクトップミュージックとか、打ち込み音源の同期の仕方とかに詳しかったので、声をかけました。Shoにはバンドの演奏に合わせてシンセサイザーやサウンドエフェクトを流す「Manipulator(マニピュレーター)」をお願いして、ギターの音も増やしたかったので経験のあるRinsにギターで入ってもらって、現在の6人編成に落ち着きました」

―「マニピュレーター」がいるバンドは、福島の音楽シーンでは珍しいですよね。

Sho(Mn)「今、音楽に関わる会社に勤めていて、ゲームに使うBGMを作ったりしているんですけど、会社のライブイベントでたまたま同期音源を流すことを任されてて、多少知識があったんです。(Kouが)バンドやっているっていう話を聞いて「お前がやってる音楽なら絶対同期が必要だべ」と思って、入れてもらいました。マニピュレーターとしての歴はそんなに長くないですね」

Kou「バンドのライブとしてやるのは、あんまり経験がなかったと思うんですけど、家でシステムを組んでる時間は長いよね」

Sho「全員で練習する前に音源をもらって、いろいろ音を調整して……本番は突っ立ってるだけ(笑)」

メンバー一同「(笑)」

Kou「でも一番助かってますね」

Kou(Vo)
Kou(Vo)
Kakeru(Gt)
Kakeru(Gt)

―マニピュレーターを含め、6人だとかなり厚みのあるサウンドになると思いますが、どういった音楽を作っているんですか?

Kou「広く言えばロックなんですけど…元々Kakeruと一緒に組んでいたバンドはメタル寄りで、でもRins・Shoと3人で作っていた音楽はメロディ重視でポップだったので、その中間を作りたいと思っていて。はっきりとジャンル分けするのは難しいね」

Kakeru「重い音で作るゴリゴリのバンドサウンドが元々あって、そこに3人がやっていた、ボーカロイドという機械で作る音の繊細さとか、音を何重にも重ねたハーモニーの美しさっていう音楽性をプラスした感じです。昔ながらの洋楽のようなかっこいいリフのバンドサウンドもありつつ、今流行りのネット音楽を組み合わせて、うまく調和のとれた音楽を作りたいなと思っています」

―楽曲制作はどんな流れで行われていますか?

Kou「基本的には僕とKakeruが作っています」

Kakeru「最初に一人が母体となる1曲を作ってくるんですけど、例えばKouが作ったら、それを自分が聴いてリードギターとサイドギターの音を加えて、全員に共有するような形です」

―作るときのこだわりは?

Kou「ジャンルにこだわらずいろんな曲を作ってますね。メタルっぽい曲もあれば、最近はロックバラードをやることもあって。1本のライブを通して聴いてもらったときに「何曲目にやった曲が、どうだったか」って分かりやすいようにしたいんです。良かったなと感じた曲が何曲目か分からなくなるってことは、全曲を流れでやってしまっているってことだと思うので、それは嫌で。全部違うバンドに聴こえなくもない、くらいにしたい。シャウトしたと思ったら、次の曲ではしっとり聴かせる、みたいな」

Kakeru「そのときによく聴いてるバンドから刺激を受けて、思い立って曲作りを始めることが多いので、今までに作った全曲を通して聴いてみても、曲ごとに雰囲気が違います。
 ただ、唯一共通して大事にしているのが、“コード感”ですね。ひずみのサウンドが多いバンドなんですけど、その中でただ音をデカくしてパワーコードだけ鳴らすってなると、ちょっと面白くない。重い音を鳴らすからこそ、コードはおしゃれなものを選びたいという気持ちでいます。特にギターは、聴いた人が真似したくなるような、聴き手に引っ掛かりを作るようなコードとかフレーズの切り方とか、意識して作っています」

Kou「音が重い系のバンドって太い弦、4~6弦を使うことが多いんですが、自分の作る曲では上の方の音、1~3弦で鳴らすコードも使っていきたくて。ギターの音もひずませているので、その中でコード感を出すのは難しいんですけど、2本のギターを使ったり、シンセの音をかぶせたりして、コード感が生まれるようにしています」

Kakeru「二人とも凝り性なんですよね(笑)。だから今形になっている曲はかなり細かいところまで凝って作ったものです。自分達でミックス、マスタリングができるのもうちのバンドの強みで。楽曲制作の初めから終わりまで、誰かの手に任せることなくバンド内で完結できるのは幸せなことだなと思いますね」

Kazuki(Ba)
Kazuki(Ba)
Koohei(Dr)
Koohei(Dr)

―他のメンバーのみなさんは、KouさんとKakeruさんが作ってきた楽曲にどんな印象を持っていますか?

Rins(Gt)「Kakeruくんの曲はギターロックでカッコイイなというイメージ。彼(Kou)が作ってくる曲は、毎回曲調が全然違くて。「本当に同じ人が作ってるのかな?」と思うくらい。あと結構変拍子の曲も多いので……覚えるのが大変です(笑)」

Koohei(Dr)「ドラムも難しいっす」

Kou「でも、Kooheiは再現力がすごい。打ち込みで作るドラムって、結構無茶するんです。ツーバスで何回も何回も踏み込むとか、実際に叩こうとすると体力的にも大変で、リズムの取り方も難しいんですけど……できちゃうよね?」

Koohei「まぁ、できちゃうんですよね(笑)」

メンバー一同 「(笑)」

Koohei「難しいんですけど、曲がちゃんとしてるから覚えやすい。リズムが曲にハマってるのが分かるので、周りの音を聴きながらやれば合ってくる感じです」

Kou「本当に忠実に叩いてくれるので、そこに関しては信頼してます」

Kazuki(Ba)「自分は今までメタルというジャンルに触れてこなかったので、彼らが作ってくる音楽には毎回驚かされます。日々勉強です」

―メンバーにとっても難易度が高い楽曲なんですね。楽曲を披露するとき、ステージ上で気を付けていることはありますか?

Kou「箱(ライブハウス)にもよるんですけど、自分達の音楽って重くて音数が多いので、すっきりしないんですよ。ハーモニーが聴こえなくなっちゃう。だから最近は、なるべく音をすっきりさせることを意識してます。ギターの1弦から6弦まできっちり聴こえるくらい、マニピュレーターがどんな音を出してるのか分かるくらい、それぞれが何をやってるのか伝わるように努力してますね」

Sho「マニピュレーターの面から言えば、まだまだ分かりきってない部分も多いので、より上達していきたいと思ってます。お客さんからすると、「あいつ誰?」ってなると思うので(笑)。自分が入ることで、よりライブ感を出していきたい」

Kakeru「やっと自分達の曲になってきたかなという段階なので、見せ方についてはまだまだ。パフォーマンス面はこれからこだわっていけたらと思います」

Sho(Manipulator)
Sho(Manipulator)
Rins(Gt)
Rins(Gt)

―結成から半年以上活動してきて、このバンドを組んで良かったと感じるところを教えてほしいです。

Rins「ギターの腕が鍛えられますね。チューニングも普通と違うドロップチューニングで、コード感を意識して弾こうとなると抑え方とか弾き方も違ってくるので、かなりスキルアップにつながってます」

Kou「これまで作ってきた曲は、演奏することを諦めてたところもあって。ライブをする目的では作ってなくて、デスクトップの中だけで完結させてたんですけど、そんな曲をライブとして演奏できるメンツが揃ったので、自分的にはラッキーだなと。メンバーには無茶させてますけど」

Sho「ボーカロイド、デスクトップミュージックをやっていたときから、自分はKouくんの音楽のファンで。Kouくんも言ってましたけど、今までは画面越しで届けていた音楽を、彼のつながりで出会えたメンバーたちと実際に演奏できるのはうれしいですね。今、僕とRinsくんは仙台在住で。練習・ライブの度に福島に来てるんですけど、バンドが好きじゃなかったらできないことですよね」

Kazuki「高校の同級生で、一番最初に組んだバンドのメンバーだったKakeruとまた同じステージに立って、さらにこいつが大学で一緒に過ごしてた人と、そこからつながったメンバーと音楽をやれてることを、このバンドで初めてステージで音を出した瞬間に実感して……「青春だな」と思いました。社会人と呼ばれるようになって2年ですけど、デスクワークだけで終わる人生もあったろうに、またこうしてバンドができているっていうのはうれしいことです」

Koohei「バンドで演奏できることはもちろん、バンドをやってないと出会わない人達がたくさんいるので、新しい出会いができたのは良かったなと思います」

―今後の目標は?

Kou「音源を作ること。12月23日にEPという形で初めての音源をリリースするんですけど、3月からは本格的にアルバムを作ろうかなと思っています。実は僕とKakeruくんは国家試験を控えていて、今ちょうど忙しい時期なんですよね。本当はライブやってる場合じゃない(笑)。でもそれが終わったら、音源とかMVとか作っていきたいです。ライブでしか聴けないって、今時のバンドだと珍しいよね?(笑)」

Kakeru「そうだね(笑)。ネット上で聴ける音楽って宣伝材料として強いじゃないですか。それがなかったので、自分達は発信力が弱い状態で。早く作って届けたいです。バンドの中にエンジニアも機材も揃っているので、完成度の高い音源にできる自信があります」

Kou「長期的な目標としては、自分達がやってるジャンルのバンドってあんまり福島市にいないと思うので、こういう音楽が福島市でも聴けるってことを広めたい」

Kakeru「激しめの音楽をやっているバンドでいうと『A-LIAS(エイリアス)』(※)さんが近い存在。彼らの企画に呼んでもらったりしているので、今後も一緒に盛り上げていきたいですね。このジャンルが好きな人も絶対いると思うので」

※4人組エレクトロニコアバンド。『A-LIAS』のインタビューはコチラ

Kou「まずはEPを手に取ってもらえれば。ぜひ1月中のライブに足を運んでください!」


 Kouさん・Kakeruさんが生み出した楽曲を、細部までこだわり抜いて全員で形にしている彼ら。福島市の音楽シーンに新たな風を送り込んでくれそう。2018年1月5日(金)(詳細下記参照)、1月21日(日)に「福島アウトライン」に出演が決まっています。アルバムやMVも待ち遠しいばかりですが、まずは直近のライブをチェック!

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧のみなさんに、「Knote(ノート)」メンバーからメッセージ!

Information

スガpresents 「寂しくないよ!Vol.5」
開催期間
2018年1月5日(金) 18:00開演
会場名
福島アウトライン
会場住所
料金
前売1,000円、当日1,500円(1ドリンク別当日500円)
U-ONE MUSICで発売中

出演/A-LIAS、Knote、Double Helix(いわき)、ピローマン(郡山)、 BruteRocks(仙台)、カタンの未開拓者たち
問い合わせ先
U-ONE MUSIC
問い合わせ先
電話番号
024-597-7202
リンク
Knote Tewitterアカウント
備考
取材協力/U-ONE MUSIC 阿部さん(@outline1
撮影/むとうさん(@k_rock_mt
撮影場所/シティ情報ふくしま編集室

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