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FUKUSHIMA MUSIC INFO

東北から世界へ――進化を続けるスリーピースバンド「zero zero z」

vol.08 zero zero z・ERIKA

  • 情報掲載日:2018.01.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 2011年の結成以来、福島市を拠点に全国各地で活動するスリーピースバンド「zero zero z(ゼロゼロゼット)」。その名を知る人は多いはず。春には初のワンマンツアーを控えている。結成から今に至るまでの軌跡を、ギターボーカル・ERIKAさんに語ってもらった。

左からケンジ(Ba)、ERIKA(Gt&Vo)、シンゴ(Dr)
左からケンジ(Ba)、ERIKA(Gt&Vo)、シンゴ(Dr)

―改めて、バンドが結成したきっかけを教えてもらいたいです。

ERIKA(Gt&Vo)「私が福島大学在学中から弾き語りで活動していて、あるときシンゴ(Dr)から「バンドを組んでみないか」と声をかけられたのが結成のきっかけですね。後からケンジが加入して、スリーピースバンドになりました」

―メンバーのお二人とは、結成前から知り合いだったんですか?

ERIKA「いや、知り合いではなかったです。アイヴィー楽器が移転前の中町にあった頃に、オープンセールの抽選会で私がエレキギターを当てたんですよ。そのときシンゴが店にいたらしく、「エレキ当たった子」っていう印象があったそうです。その後も店で2・3回会ったくらいだったので、顔見知りって感じでしたね。C-moonができたばかりの頃、初めてライブをしたところ、店長が私の音源をシンゴに聴かせて、「イイ子がいるよ」と言ってくれたみたいです。それで、声をかけてくれました。
 ケンジは仙台から福島にベースを教えに来ていたので、シンゴと繋がりがあって。最初は別の人をサポートベースとして入れてスタートしたんですけど、その人が忙しくて活動が難しくなってきたので、ケンジに声をかけてみたんです。「メンバーになってほしい!」と言ってみたらOKしてもらえました」

―シンゴさんから誘いを受けたとき、どんな気持ちでしたか?

ERIKA「うれしかったですね。「本気でやろうよ!」なんて、自分と同じ気持ちで大きなことをやってみようとか、周りにはいなかった。これにかけてみよう!と思い福島に残ることにしました」

―結成当初から現在に至るまで、どんな音楽を作ってきましたか?

ERIKA「「歌モノだけどありふれたものじゃない、"自分らしさ” “個性"がある音楽」がやりたくて相当模索しました。
 3人の個性ってなんだろうと考えたときに、私の声と楽曲以外に確実にあるのはケンジとシンゴのリズム隊なんですね。売れてないからまだ評価されてないですけど、上手いだけじゃない、ちゃんとここまで『うねり』グルーヴを作れるリズム隊がいるバンドは日本でも少ないと思うんです。「ゼロゼロは手数が多い」とか「テクニックをひけらかしてる」とか、たまに福島でも言われることあるんですけど、私たちはバンドなので、曲に対して必要だったらいくらでも音数入れればいいと思ってます。日本はシンプルが美学みたいな風潮がありますけど、その型にはまるだけの音楽だけだったら面白くないし、海外ではもっと前衛的な音楽が評価されてたりするし、型破りなのが個性だし面白くて自分は惹かれます。
 この考えに至るまで3、4年かかっちゃいました。いろんなこと言われたりしましたけど、吹っ切れて、今は「これでいい、思いのままにやってやる!」と思ってます」

―曲作りの方法も変わっていったんでしょうか?

ERIKA「作るサウンドは変わったんですけど、曲作りのスタイルは変えずにやっています。できあがったメロディに、3人で様々な音楽を盛り込んでいく。曲調の振り幅はかなり大きくなったと思います」

―結成から変わらず、地元である福島市や宮城を拠点に活動していますが、その理由は?

ERIKA「ここで面白いことをやって有名になりたい、自分達が有名になることで福島にもっと人が来るようになってほしい、という気持ちがあるので。福島は、良い出会いがたくさんある場所。「zero zero z」の活動を通して出会った方々で、業種問わず、福島にいながら全国展開の活動をしている人がたくさんいたんです。福島にいても、やりたいと思ったことが実現できると感じて、「もっとがんばらなきゃ!」と思いました」

―“面白いことをやりたい”という言葉で、2016年11月の県文(※)大ホールワンマンライブが思い浮かびました。開催したときの反響やご自身の印象はいかがでしたか?

※県文…とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)

ERIKA「リスクが大きくても、挑戦することに意味がある。そんな姿を見て、福島の人に「自分も挑戦しよう」とか「夢を叶えよう」と思ってもらえたらいいなと思って決断しました。普通はやらないですよね(笑)。とても大変だったけど、応援してくれた人たちに本当に支えられて、大成功できました。
 結果、ゼロゼロゼットに影響されてホールワンマン決めました!というアーティストさんもいて。後に続いて挑戦する人が増えたこと、大きな一歩だと思うんです。やって良かったなと心から思いました」

―さらに2017年3月には、4thミニアルバム『musicΔ』が「CDショップ大賞(※)2017東北ブロック賞」を受賞されましたね。


※CDショップ大賞…全国のCDショップ店員の投票によって受賞作品を選定

ERIKA「『musicΔ』は新しい部分を全面に出した1枚だったので、「自分達のスタイルが認めてもらえたんだ!」と思いました。もっとやってやるぞ、という気持ちになった出来事でした」

―『musicΔ』や5thアルバム『musicγ』のリリースを経て、2018年1月10日にはニューシングル「光る」が発売となりました。どんな1枚になっていますか?

ERIKA「表題曲「光る」は、県文でのワンマンライブ前から応援してくれているケーブルテレビのNCVさんから、東北中央自動車道の応援ソングとNCVのイメージソングを作って欲しいというご依頼をいただきました。
 NCVさんは昨年、福島市内にセンターをオープンされたんです。今とても勢いがあり、さらに福島市に初めてケーブルテレビができたって、いろんな夢が広がるなと。さらに東北中央道の米沢-福島間が開通したら、車で今まで1時間かかってたところが20分で往来できるようになる。これもすごい夢がある話ですよね。
 なので、人と人、街と街、何かと何かが繋がって、新しい可能性や夢が広がることで、一人ひとりが星みたいに輝けるように、というメッセージをこの歌に込めました。疾走感のあるストレートなロックチューンですが、随所にゼロゼロっぽさを感じてもらえたら嬉しいです。
 2曲目の「Simile」は、メンバーが落ち込んでいたときに作った曲です。作詞を始めたとき、「ライブに来てくれるみんなも、会うと元気に見えてもきっと同じように悩んでることとか、色々あるんだろうな。それでも来てくれるって
ありがたいな。直接ライブであったときに、この歌を聴いて笑顔になってもらいたいな…」と思ってたら歌詞が一気に書けました。ケンちゃんのアレンジが戻って来たときは、なんじゃこりゃ、すげ〜!って聴いて笑っちゃいました(笑)。
 3曲目、「サウンドホール」はバラードになっています。実はゼロゼロゼット、フュージョンポップバンドって言ってますけど、バラードも人気あるんです(笑)。曲調的には予想できなくて面白い楽曲になっているかも。意味的な部分はあまり言及したくないので、聴いた人の解釈で楽しんでほしいです。何か心に刺さるものがあったらいいな」

―「光る」の壮大なMVがとても印象的です!高速道路で撮影したんですよね?

ERIKA「そうです。高速道路で撮影するのは、かなり難しいことらしくて、有名なアーティストでも断念することが多いそうです。そんな中、開通前ということで東北自動車道を使ってMVを作れたのは、本当にうれしかったです!貴重な経験になりました」

―ぜひたくさん見てもらいたいMVですね。
 ERIKAさんは弾き語りでも活動していますが、バンドで演奏するときとの違いはありますか?


ERIKA「弾き語りはずっとやってきたこともあって、本来の自分を出せる感じです。シンプルに歌を聴かせる。一人なので自由度も高いですね。
 バンドでは、他の二人がいないと成り立たない音楽をやっているので、リズムの変化だったりベース・ギターソロだったり、聴きどころがより多くなっていると思います」

―ERIKAさんにとって、ケンジさん、シンゴさんはどんな存在ですか?

ERIKA「二人はいろんな苦労を経て東北でベースとドラムを仕事にしているから、単純に尊敬してます。実力もあるし、いろんな音楽を聴いていて、バックグラウンドがある。二人を見てると私まだまだダメだな〜と思うことばかりです。ポジティブに言えばまだまだ伸び代があるってことです!この3人は、まだまだ無限の可能性があるなぁと、曲ができるたびに思います。本当によきパートナーです」

―最後に、今後の目標を教えてください。

ERIKA「実は、シングル「光る」がオリコン15位にランクインしました!初のオリコン入り!応援してくれるみなさんのおかげです。本当に感謝です。さらに上を目指して精進していきます。具体的には、世界進出すること。「東北から世界へ」を叶えたいです!
 あとは売れること!そして福島市にゼロゼロ聖地巡礼する人が全国からたくさん来ることですねぇ。聖地…C-moonとかアイヴィー楽器とかになるのかなぁ(笑)。地道ですけど頑張ります!」


 ERIKAさんの他メンバーへの想いや、今後の活動への意気込みをじっくり話してもらいました。2月からは、ニューシングルを引っ提げた、全5都市を巡る初のワンマンライブツアーがスタート!ファイナルの福島市公演は必見。2018年を“ゼロゼロイヤー”にするべく、駆け抜けていく彼らにこれからも注目を!

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧のみなさんに、zero zero z・ERIKAさんからメッセージ!

Information

心も体もピッカピカツアー2018 5都市ワンマンライブツアー編
開催期間
2018年4月15日(日) 16:00開演
会場名
Live Space C-moon
会場住所
料金
前売/一般3,000円、中・高生1,500円(1ドリンク別当日500円)
当日/一般3,500円、中・高生2,000円(1ドリンク別当日500円)
※小学生以下無料

アイヴィー楽器、「zero zero z」HPにて発売中
問い合わせ先
Live Space C-moon
問い合わせ先
電話番号
024-529-5752
リンク
https://www.zerozeroz.jp/
備考
【その他のライブ情報】
・2018年1月28日(日)14:00~@​タワーレコード郡山店
 ※フリーライブ・CD購入特典サイン会あり
・2018年2月23日(金)19:30~@仙台HOOK(宮城県)
・2018年3月20日(火)19:30~@高円寺JIROKICHI(東京都)
・2018年3月24日(土)17:30~@浜松KJホール(静岡県)
・2018年4月1日(日)開演時間未定@米沢LIVE ARB(山形県)

取材協力/Live Space C-moon( @livespacecmoon
撮影/むとうさん(@k_rock_mt
撮影場所/アイヴィー楽器

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