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FUKUSHIMA MUSIC INFO

ジャンルにとらわれず多彩な楽曲を届ける「pillowtalk」インタビュー

vol.20 pillowtalk(ピロートーク)

  • 情報掲載日:2019.01.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

2018年4月、福島大学のサークル内で結成された4人組「pillowtalk(ピロートーク)」。結成1年未満ながら、同年12月にはCDをリリース。ギターロックを基調にしつつ、ジャンルを越えた多彩な曲を次々と生み出す。2019年の活躍が期待できる気鋭の新人にインタビューを敢行!

左から黒沢伸ニ(Dr)、加藤大稀(Gt)、庄司康平(Vo&Gt)、伊藤大晟(Ba)
左から黒沢伸ニ(Dr)、加藤大稀(Gt)、庄司康平(Vo&Gt)、伊藤大晟(Ba)

―結成のきっかけを教えてください。

庄司(Vo&Gt)「大学で同じサークルに入っているんですけど、全員、高校時代も音楽経験があって、ある程度楽器が弾けるメンバーが集まって結成した感じです」

加藤(Gt)「この3人(加藤・庄司・黒沢)でサークルの一番最初の集まりの時に、たまたま「高校の時にバンドやってた」っていう話になって。とりあえず3人で何かやるか、と。ただそれだとベースが足りなくて…」

庄司「2回目の集会で、大晟を誘いました」

加藤「LINE上での自己紹介を見たときに、「あ、こいつ多分ずっとベースやってきてるな」と思ったので声をかけました。
誰かが招集したって言うよりは、サークル内で自然に集まってできたバンドです。俺は正直、ガチでバンドやってくれる人が見つかれば良いな、と思って今のサークルに入ったので、結構すんなり見つかって、ハッピー!っていう感じですね(笑)」

―どんなバンドとしてスタートしたのですか?

庄司「今はオリジナル曲もやってますけど、最初は僕自身そんなつもりあんまりなくて。コピバンやろうかな、と」

加藤「一番最初の、1年生が出るライブに合わせて、とりあえずやりたい曲やることにして。最初から自分たちで曲作ろうっていう雰囲気ではなかったです」

伊藤(Ba)「組んだ当初は、こんな風になるとは思ってなかった(笑)」

―そうだったのですね。オリジナル曲を作り始めた経緯は?

庄司「自分は高校2年生の時にバンドを辞めちゃって、バンドで演奏するのはそれ以来。久々にやって楽しかったっていうのもあって、1曲書いてみたんです」

加藤「それが起点になって、オリジナル曲もやるようになったね。6月の初ライブの直前にはできあがってました。とりあえず作ってみたって感じで、まだ披露するつもりはなくて。実際、初ライブはコピーだけで出たんですけど……俺らがトリで、「尺が余ったから、お前ら何かもう1曲やれよ」って言われて(笑)、急きょ作って間もないオリジナル曲を演奏しました。今聴くとかなりヤバいよね、めちゃめちゃテンポ早いし(笑)」

伊藤「ごっちゃごちゃだよね(笑)」

―庄司さんがオリジナル曲を作られたということですが、他の皆さんはそれを聴いてどんな印象でしたか?

伊藤「正直、すごいなって思いました。自分は高校の時もコピーしかやってこなかったので、自分たちで作るっていうのが新しい感覚だったし、やってても楽しいです」

加藤「僕は高校の時から自分で曲を作って、今も別のバンドでその曲をやっているんですけど、これまでオリジナルって言うと自分の作ったものしか触れてこなかったので、他人が作った曲をアレンジしたり、演奏したりするのは初めてで、単純に新鮮な感じ。自分では作れないものだなっていう印象でした」

黒沢(Dr)「正直あんま覚えてないな…(笑)」

一同「(笑)」

加藤「デモの段階でリズムである程度できあがってたから、「じゃあ新曲合わせようか」って言った時に、伸二はデモをベースにしつつ、その場のフィーリングで合わせてくれてましたね」

加藤大稀(Gt)
加藤大稀(Gt)

―2018年12月には早くもCDをリリースされました。収録されている2曲はどんな曲ですか?

庄司「最初にできたのが、1曲目の「portrait」。高校の時は、結構ストレートな曲ばっかり作ってたんですけど、受験期に聴いていたバンド――「Base Ball Bear」とか「the band apart」とか、コードが普通じゃないというか……オシャレめなコードを使っていて、自分もそういう曲作りたいな、と思って作りました。
2曲目の「UNIQLO」は完全に勢いだけで作ったやつです。ギターのリフだけ思い付いていて、そこから広げていきました」

加藤「「UNIQLO」は、四つ打ちで、勢いがある感じ。パッと聴いた感じは、こっちの方が聴きやすいと思うんですよ。「portrait」はコードも複雑なので、分かりやすくはない」

黒沢「ライブでやった時に絶対盛り上がるのは「UNIQLO」ですね」

加藤「観に来てくれた友達に、どの曲が良かったか聞くと挙がってくる曲。分かりやすいから、皆の印象に残りやすいんですよね」

庄司「CDになってるのは2曲ですけど、今の持ち曲は10曲くらいあります」

加藤「全部こいつ(庄司)が作ってるんですけど、とにかく作るのが早いんですよ。どんどん作る上に、その1曲1曲がちゃんとしてるっていうか。それが本当にびっくり。僕いつも曲作るの遅いので、想像できないですね」

庄司「大学入ったら、一人で曲作ってYouTubeに上げる、みたいなラフな感じを目指してたんですけど、いざバンドやってみたら楽しくなって、夏休みに10曲くらい書いて、その中から4、5曲は「pillowtalk」の曲になりました」

―オリジナル曲もどんどん増えているということで、楽曲のジャンルについても教えてもらいたいです。

伊藤「ジャンルとしてはフリーなのかな」

加藤「結構ノンジャンルだよね」

黒沢「別の人が作ってるんじゃないかってくらい」

加藤「うん、それくらいバリエーションに富んでると思う」

庄司「まぁサウンド面で言えばギターロックなんですけど、色んな雰囲気の曲がありますね。アップテンポもあったり、ゆっくりなものもあったり」

加藤「コード感もオシャレなものがあったり、ストレートなものがあったり」

伊藤「ちょうど、今回CDになっている曲が、コード感の違う2曲ですね」

庄司「こういう音楽をやりたい、って言うよりは、できた曲が良ければやるっていう感じです」

伊藤大晟(Ba)
伊藤大晟(Ba)

―先程、受験期に聴いた音楽から影響を受けたと庄司さんが仰ってましたが、改めて皆さんの音楽のルーツや、楽器を始めたきっかけなどを教えてもらえますか?

加藤「いろんな曲を聴きすぎて、何が自分に影響してるか分かんないですけど……以前、対バンした大人の方に、「加藤くん、ベボベ(=Base Ball Bear)好きだよね?」って言われたことがあって、自分の作ったサウンドとかコードとか表れてるんだなって感じたんです。なので、好きな音楽は無限にあるんですけど、曲作りに影響してるのは「Base Ball Bear」なのかなと。バンド始めたきっかけで言うと「BUMP OF CHICKEN」ですね」

庄司「自分は、小学校低学年くらいの時に親の車で流れていた「SPITZ」を聴いて、それがすごく良いなぁと思ってバンドとかライブに興味を持ちました。1番デカかったな、と思うのは中学校の時に「フジファブリック」を聴いたことですね。リフで押す音楽、メロディが良い音楽という部分は、影響受けてると思います」

黒沢「ドラムを始めたきっかけは……お母さんですね。何かしら楽器をやらせたかったみたいで、近くにヤマハの教室があったので通うことにしたんですけど、何でドラム選んだのかは分からないです」

伊藤「知らぬ間にドラマーになってたんだ(笑)」

黒沢「小学校入学したくらいの時期からドラムはやってました。よく聴いてたバンドは「RADWIMPS」ですけど、ドラムが難しいので……最初にコピーしたのは「BUMP」でしたね。やりやすかったので」

伊藤「自分は、音楽自体を始めたのは高校の軽音部に入ってから。中学までは野球やってたんですけど、肘を怪我して。どうせ野球できないなら、今までやったことないことをやってみようと思ったんです。先輩に誘われたのもあって、軽音部に入りました。入部して、初めて「東京事変」を聴いたときはすごく衝撃的でした。亀田誠治さんのベースがかっこいいなと思って、そこから聴く幅が広がっていきました。
ベースを弾くようになったのは、初めてバンド組む時に「ボーカルかベースどっちがいい?」って聞かれて選んだだけなんですけど(笑)。今となっては、このバンドを組めたので、ベースやってて良かったなって思いますね」

―結成後、コンスタントにライブ出演を重ねていますが、ライブの反響はいかがですか?

加藤「サークル内のライブだと、がっつりバンドやってるのが俺らぐらいなので「すごいな」っていう反応が多いです。この4人以外の1年生はほぼ初心者だし、みんなラフにやってるというのもあって、逆に俺たちの方が珍しい。
普通にライブハウスに出たときは、「曲が良いね」って言われたりしますね」

庄司「曲作った側としては、曲が良いって言われるのが1番うれしいです」

庄司康平(Vo&Gt)
庄司康平(Vo&Gt)

加藤「ライブに出ること自体は、メンバー全員高校時代からやっていたことなので、あんまり気負うことなくできてると思います。ただ、僕以外は地元が福島じゃないので、福島のライブハウスでやるっていうのは新鮮なことだったのかも」

―そうなんですね!せっかくなので福島の印象をお聞きしたいです。

庄司「自分は宮城県出身で、高校生の時は仙台のライブハウスでよくやってたんですけど、仙台と比べるとこっちはあったかいなっていう……あ、気温じゃなくて(笑)、雰囲気がね、すごくあったかいなと思います。福島市内に2つライブハウスありますけど、どっちのスタッフさんも親身になってくれるので。
仙台はバンド数も多くて、殺伐とした雰囲気もあったりするんですけど、そういうのがなくてやりやすいなって思いますね」

伊藤「俺は山形出身なんですけど、あんまり変わらないかなぁ。雰囲気とか空気感とか、ちょっと似てるところもあって、違和感なくライブできましたね。すごく居心地が良いです」

黒沢「自分の地元は茨城で、あんまり福島と変わらないかも。似たような感じです」

伊藤「ライブハウス側からライブのお誘いをいただけるのはうれしいです。今までは自分たちで「出させてください」って言うことが多かったので」

庄司「自分も、1番違うと感じるのは、こうやって新人のバンドもインタビューで取り上げてくれたり、地域ぐるみで応援してくれること。仙台にはなかったから」

加藤「仙台は母数が多いからね。バンドも、ライブハウスも」

庄司「仙台市内でまだライブやったことない会場とかありますし。福島市は慣れた場所でライブできるので、それは良いところだなと思います」

伊藤「ホーム感がある」

庄司「確かに。外様ですけど(笑)、ホーム感は感じてますね」

黒沢伸ニ(Dr)
黒沢伸ニ(Dr)

―そう言っていただけてうれしいです。このバンドを組んで良かったと感じたことはありますか?

庄司「最初のオリジナル曲を作った時かな。初めてスタジオで合わせて、みんなの音が重なった時に、「あ、良い曲になったな」と」

加藤「自分としてはオリジナル曲やる前の段階で、コピーの練習した時。バッて合わせた時のグルーヴ感で分かったんですよ、「この人たちは今までちゃんとやってきた人だ」って。それを感じた瞬間に、良い4人が集まったなと思いました。
あとは、自分以外に曲作る人がいてうれしかったですね(笑)」

庄司「俺はみんなに作ってほしいけど(笑)」

加藤「最近曲できないんだよな~(笑)」

庄司「前に組んでたバンドでは、自分で全パート考えて曲を作ってたんですけど、今は基本だけ作って投げれば、みんな良いものを返してくれるので、それはすごく楽しいですね。ありがたいです」

黒沢「康平が本当に色んなジャンルの曲を作ってくれるので、幅が広がった感じはします。落ち着いた曲やってると、自分も落ち着く(笑)」

伊藤「確かに、ジャンルが広いのは楽しいよね」

加藤「僕も高校時代から曲を作ってきましたけど、「自分から出てきたものが結果的に色んなジャンルの曲だった」ってタイプの人間なので。ジャンルにとらわれずに曲を作ってくれる奴と一緒にバンド組めたのは、本当に良かったと思います」

―2019年は「pillowtalk」としてどんな年にしていきたいですか?

庄司「曲作って、月1でライブして、っていう活動の基盤が見えてきたので、それを崩さずに……もしくはちょっとだけペースを上げて、活動していければと。曲を作りたくてバンドやってるっていうところもあるので、良い曲をいっぱい作りたいですね」

加藤「曲が良い感じに溜まってきたら、どっかしらのタイミングでまたEPとか出して、レコ発とかできたらいいかな。具体的な目標としてはそれくらい」

黒沢「お客さんいっぱい来てくれたらいいな」

加藤「確かに。知名度は上げていきたい」

庄司「福島は良いバンドが多いので、その方たちとも対バンしたいですね。「アキレスと亀」とか「地底人」とか」

加藤「「THE GREENBACK」とも対バンしたいね。ボーカルが大学の先輩なので。ライブをたくさんして、知名度を上げる1年にしたいと思います」

メンバー同士も知らなかったというそれぞれの音楽のルーツや、楽曲に対する印象、楽曲制作への想いなど、紐解いていくごとに4人の相性の良さを感じられるインタビューとなりました。福島の音楽シーンを盛り上げるバンドの一つになること間違いなし。彼らの活躍にぜひご注目を!


★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧の皆さんに、「pillowtalk」メンバーからメッセージ!

Information

Laughing Hick「bye-hi tour ~君の手を離さなければ~」

出演/Laughing Hick、Summer Record、KILL THE DJ LINK、pillowtalk
開催期間
※本イベントは終了しました。
2019年2月11日(祝) 17:30開演
会場名
福島アウトライン
会場住所
料金
前売1,500円、当日2,000円、高校生以下前売500円(1ドリンク別当日500円)
※高校生以下は要当日学生証提示

U-ONE MUSICで発売中
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電話番号
024-597-7202
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取材協力/U-ONE MUSIC 阿部さん(@outline1
撮影/かわむらさん
撮影場所/福島アウトライン

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