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FUKUSHIMA MUSIC INFO

精度の高いハーモニーで昭和歌謡を歌い上げる姉妹ユニット「COLOR✡RIOT」インタビュー

vol.29 COLOR✡RIOT(カラーライオット)

  • 情報掲載日:2019.10.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
昭和歌謡を中心に歌う姉妹ユニット「COLOR✡RIOT(カラーライオット)」。まさに“色の暴動”とも言える、鮮やかな髪色・衣装のポップな雰囲気と、昭和の名曲たちが生み出すギャップも魅力の一つ。姉妹ならではの息の合ったハーモニーは圧巻だ。4年間の活動を振り返りつつ、二人のルーツや今後の目標などを語ってもらった。
痲紫鑼(ましら)、 龍栄(たつえ)
痲紫鑼(ましら)、 龍栄(たつえ)

―まずは、結成時期ときっかけを教えてください。

痲紫鑼(ましら)「活動が始まったのは2015年の4月から。私と妹の龍栄の、ユニット形式でスタートしました。お互い歌は好きで、カラオケによく行ったりして、趣味程度に歌ってはいたんですけど、ある時一緒にカラオケに行ったたっちゃん(龍栄)の友達が、私の歌声を聴いて「もったいないぞ」と言ってくださって。仙台のライブハウスにツテがあったらしく、アニソンイベントにブッキングしてくれたんです。それに出演するためにユニットを結成しました」

龍栄(たつえ)「姉は自分から何か挑戦するタイプじゃないので、友達と「もったいないよね」という話をしていたんです」

痲紫鑼「個人的には、誰かに頼まれてライブに出たことは何回かあったんですよ。バンドのボーカルがいないから歌って、とか。なので、緊張はしましたけど、人前で歌うこと自体はそんなに抵抗がなかったです。ただ、自分がアーティストとしてライブに出るのは少し気恥ずかしさもあって、たっちゃんが一緒だったら心強いなと思って二人で活動が始まりました。
初ライブが終わった後、ステージに立つのが楽しいという気持ちと、うまくできなかった後悔の2つがモチベーションになって、じゃあ次も出てみよう、またその次も……という感じで今に至ります」

龍栄「最初は姉をサポートするつもりで、自立できるまで一緒にやろう、というスタンスで始めたんです。途中でフェードアウトする予定でした。ただ活動を続けていくうちに、お客さんに知ってもらえるようになって、抜けるに抜けれないし(笑)、私も歌っていて楽しいし、やりがいを感じているので、最初の頃の気持ちとは変わったな、という感じです」

―イベントによっては、バンド形式で出演されることもありますが、そちらはどんな経緯があったんでしょうか。

痲紫鑼「以前、福島市「C-moon」で開催していた『電脳学園』というアニソンイベントに、1回目からユニットでずっと出ていて、2017年7月、第6回の時にトリを任されたんです。ユニットだとトリとして出るのには豪華さに欠けるかも、ということで主催の人達から「バンドでやってみないか」って声をかけていただいたんです。主催の人達がバンドメンバーも集めてくださったので、その日1回限りでバンドを組みました。でも、実際やってみたら「意外と楽しくない?」「続けてみよう!」ってなって。出演するイベントの雰囲気や、メンバーの集まり状況に合わせて、ユニット形式とバンド形式を臨機応変に使い分けている感じです」

姉・痲紫鑼(ましら)
姉・痲紫鑼(ましら)

―どんな楽曲を歌われているんですか?

痲紫鑼「アニソンイベントから始まったので、やっぱり最初はアニソンが中心でした。ただ、オールジャンルのイベントに出るようになってから少しずつ「ザ・ピーナッツ」のカバーを歌うようになったんです。歌い始めてから、「わたしたちがやるべきなのってこういう曲なんじゃないか」と感じるようになって。私達二人の歌声の強みが出ると思うんです。なので、昭和歌謡、特に「ザ・ピーナッツ」を中心にカバーしています。ライブの時には『平成の「ザ・ピーナッツ」です』ってMCで言うようにしています」

龍栄「アニソンを歌っていた時も好評いただいてたんですけど、姉の元々の歌い方とか声質が、パワー系というか、強い歌い方をするので、昭和歌謡が合っているんですよね。昭和の歌は発声がしっかりしていないと歌えない曲が多いですし」

痲紫鑼「アニメもよく見ていたので、アニソンも馴染みがあって、すごく好きなんですけど、それと同じように昭和歌謡も好きで、歌っていて楽しいですね。名曲ばかりなので、意外と若い人も聴き馴染みがあるから、不特定多数の人が来るイベントにも対応できるようになりました」

―アニソンから昭和歌謡まで、様々なジャンルの音楽に触れてきたのかなと思いますが、改めてお二人の音楽のルーツをお聞きしたいです。

痲紫鑼「ルーツと言われると……やっぱりお母さんかな?」

龍栄「うん、そうだね。母がフィリピンの人なんですけど、元々シンガーとしてフィリピンから日本に来たんですよ。ちゃんとシンガーとしての資格も持っていて、本当に歌がうまいし、ずっと歌ってるんです。姉がお腹にいる時も歌ってたし、生まれてからも、私がお腹にいる時もずっと歌ってて……だから特定のアーティストの曲というよりは、母が歌っている曲とか、その姿に影響を受けたところは大きいです」

痲紫鑼「お母さんが歌っている姿が私達の基盤になってるよね。歌う曲もオールジャンルというか、音楽が聴こえるとすぐ踊り出すような人で(笑)」

龍栄「常に楽しそうなんです。リビングで、大声で歌って踊って」

痲紫鑼「住宅街なんですよ?(笑)ちっちゃい頃は「うるさい!」って思うこともあって、嫌だったんですけど、今思えばあれが英才教育だったのかなって。「歌うことが楽しい」というのが、すごく身近に感じられる環境でした」

妹・龍栄(たつえ)
妹・龍栄(たつえ)

龍栄「そこから成長していくにつれて、自分で音楽を選ぶようになっていくんですけど、私が合唱を始めたり、流行りの曲とかヴィジュアル系のロックとかを二人で聴くようになったり。自分の選択した音楽の中で、影響を受けた曲っていうのもありますね」

痲紫鑼「思い返してみれば、学生の頃聴いていた曲は、ハモりがキレイな曲が多かったかも。それを自然と二人で、主旋律とハモりに分けて歌うようになってたよね。あの頃歌ってたのは「ナイトメア」の曲とか?」

龍栄「ロックな曲の中でもハモリがある曲を選んで歌ってました。あとは、コブクロの「さくら」、ゆずの「栄光の架け橋」とか。好きな曲を見つけたら、パート分けして、二人で合わせるんです。唐突に車の中で歌い出したりします(笑)」

痲紫鑼「歌うということがほぼ日常みたいになってますね。改めて、お母さんの血が入っているなと感じます」

―結成から4年、どんなイベントに出演されてきたんでしょうか?

痲紫鑼「仙台だと、ライブハウスでのイベントに呼んでもらうことが多いですね。福島県内ではライブハウスの他に、地域のお祭りとか、老人ホームなどの施設で歌わせてもらうこともあります」

龍栄「矢吹町、棚倉町、霊山とか……福島市だと飯坂温泉「伊勢屋旅館」のロビーとか、「アオウゼ」のイベントとか」

痲紫鑼「あとは、私がスタッフとして関わっている福島駅前のイベント――「ビアフェス」「日本酒の陣」とかにも出させてもらってました」

―特に印象に残っているステージはありますか?

龍栄「直近のことなので、今年(2019年)の夏に出させてもらった「道の駅 伊達の郷りょうぜん 夏まつり2019」は印象深いかも。野外で2ステージ、合計で2時間半という、プロみたいな時間もらって。「COLOR✡RIOT」としては初めてのことだったので、いろいろと経験になったな、と思います」

痲紫鑼「ワンマンライブくらいの長さだったよね。ほんとカンカン照りだったので、水分摂らずに歌っていたら倒れちゃうんじゃないかってくらい。他の野外イベントでも、ちょうどステージに太陽が照り付けてて、熱中症になりかけたこともあったよね」

龍栄「その時は30分間のステージだったので、気合入れて歌って、乗り切ったんですけど。野外はいろんな意味で印象に残っていますね。
あと、やっぱり『電脳学園』で、初めてバンドで披露した時はすごく印象深いです。初披露の不安と楽しみ、そして演奏後の反響が混ざり合って、今でも熱い想いが込み上げてくるというか」

痲紫鑼「私、あの日ね、初めて柵に足かけたの!(笑) 実はあがり症で、毎回すごく緊張するんですけど、その日は緊張から解放されて、「ただただ楽しい!」って気持ちになったんです。めちゃくちゃテンション上がって、身体が勝手に動いてました(笑)」

龍栄「そうだったんだ(笑)。それはテンション上がっちゃってるね~」

痲紫鑼「『電脳』は元々アニソンが好きな人だけが集まってて、どんな曲でもノってくれる、優しいお客さんばっかりなんです。第1回に出演した時はアウェイの状況だったけど、出演するごとに私達もお客さんもお互いに慣れてきて、トリを任せてもらえるくらいになって。それでバンドで出た時に、お客さんの反応がすごかった。お客さんが盛り上がってくれるからこそ、私達もさらにテンション上がっていく、っていう相乗効果が生まれてました」

龍栄「うんうん。良いライブ作れたなって感じがします」

痲紫鑼「バンドメンバーは誰一人として、2回目はないっていう気持ちの人はいなかったよね。みんなで「またやりたい!」って言い合って。きっかけも含めて、バンドのスタートとしては最高だったと思います」

2019年5月、「道の駅 伊達の郷りょうぜん」のGWイベントに出演した際のメンバー
2019年5月、「道の駅 伊達の郷りょうぜん」のGWイベントに出演した際のメンバー

―バンドの良さが出せたステージだったんですね。

痲紫鑼「ユニットで歌う時は完璧に仕上がっているカラオケ音源を使うので、自分たちの歌をどれだけ精度を高められるかがポイントになってくるんですけど、バンドだとそれに加えて自分たちの色を出せるというのが魅力ですね。楽器隊が多ければ、見た目も音も迫力が出るし」

龍栄「ユニットはユニットで良さがあって。姉妹だからこその自由度の高さとか。練習時間が取りやすいし、そもそもずっと二人で歌ってきたから、新しい曲を練習する時もすごく合わせやすい。とにかく柔軟に、フットワーク軽く活動できるところが、ユニットの良さだと思います」

―歌う時に、お二人がこだわっている点はなんですか?

痲紫鑼「やっぱり楽しく歌うこと、ですかね。自分たちが楽しくなければ、お客さんも楽しく聴けないと思うんです。でも楽しく歌うには、「音外した!」「歌詞忘れた!」とかそういう細かいミスが無い状態に持っていかなきゃいけないので、歌の精度を高めていくことが大事」

龍栄「専門知識はないので、細かい部分は正直分からないんですけど、姉妹ユニットって公言しているだけあって、私達の強みは声質が似ていることで。ただ、姉妹と言えど出してる声の感じに違いはあるし、似ていると言えどズレは生じてくるので、それをいかに合わせていくか、二人の声がどこで合致するのかっていうのは必ずチェックするようにしています」

痲紫鑼「主旋律とハモりで、違う音を歌っているときは案外分からないんですけど、ユニゾン(同じ音を歌うこと)になった時に、そういうズレはすごく目立っちゃう。ライブ中に気付いた時は最悪!(笑)」

龍栄「練習の段階で、しっかりとピッチを合わせること。それは気を付けてますね」

痲紫鑼「初歩的なことだけど何よりも大事だと思ってます」

―11月16日(土)にはライブイベント『ブラック電脳カンパニー』に出演が決まっています。どんなライブになりますか?

痲紫鑼「今回はユニットで出演するんですけど、イベントに合わせてセットリストは完全にアニソンオンリー。当日は、仙台で知り合ったイチオシのシンガー・べり子さんとのコラボも予定しています。以前、仙台のイベントで1、2曲コラボしたことがあって。仙台にこんな子がいるよっていう紹介したい気持ちもあったので、声をかけてみました。私達2人で何曲か歌って、3人でも何曲か披露します。
出演者は、バンドもいれば、アイドルグループもいて、いろんなスタイルの人が出るんですけど、どのグループを見ても楽しめるイベントだと思います」

―最後に今後の目標を教えてください。

龍栄「福島市出身のアーティストと言えば「COLOR✡RIOT」、って言われるようになりたいな。テレビ番組に出て、「福島のみなさーん!」って呼びかけるくらいのね」

痲紫鑼「そうなったら、自分の好きなアーティストと対バンしたい!武道館、東京ドームとか大きなステージにも立ってみたいです。あとは、細々でもずっと歌っていくことが、1番の目標かな。歌うこと自体が好きなので」

龍栄「ずっと歌っていきたいね。今はカバーだけをやってますけど、今後より自分たちの色を出していきたいな、と思います。色を出すということが、オリジナル曲を作ることなのか、カバー曲をアレンジしていくことなのか、自分達に合う方法を模索していきたいです」

痲紫鑼「アニソンから昭和歌謡に幅を広げたみたいに、自分たちの良さをもっともっと出せる曲を歌っていきたいですね。CDも作ってみたいけど……4年前からずっと言ってるなぁ(笑)。なかなかできてない!(笑)今後挑戦していけたらいいなと思います」


★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧の皆さんに、「COLOR✡RIOT」からメッセージ!

撮影場所/アイヴィー楽器

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