「こけしってどれも同じようなもの」…そう思っている人も多いハズ。しかし、胴の模様は産地や作者により違うのを知っていますか?
左右どちらも、鳴子こけしの横菊模様。産地は同じですが、左は秋山忠工人の模様、右は高橋武蔵工人の模様と、作者によって少し異なります 。さらに、産地ごとに比べてよく見ると、様々なものが描かれているのに気付き、見るものを楽しませてくれます。
こけしはもともと、日に何十本と作られ、安い値段で売られる子供の玩具。このため、繰り返し何度も描かれた模様は作業の流れの中で形式化され、無駄のない、削ぎ落された美しさが見られます。
こけしの胴の模様は、漆器や焼き物の描彩にもよく似たものが見られることから、当時身近にあったものを参考に模様が描かれたと考えられています。
今となっては何の模様か分からなくなってしまったものもありますが、こけしの模様は表情をうまく引き立たせるデザインだという発見も。今回の企画展では、様々なこけしの胴模様を紹介します。
Information
こけしの胴模様
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
2022年4月1日(金)~7月31日(日)10:00~17:00(最終入館16:30) - 会場名
- 原郷のこけし群 西田記念館
- 会場住所
- 休み
- 毎週月曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
- 料金
- 入館料:大人300円、中学生以下無料
- 問い合わせ先
- 原郷のこけし群 西田記念館
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-593-0639
- リンク
-
http://nishidakinenkan.or.jp/