いよいよ"食欲の秋"。多少抑えようにも"スポーツの秋"でもありますから、当然、腹は減りますね!
第15回の定食部は、福島市街から国道4号線を南下して、弁天山交差点を小倉寺方面へ。富岡街道沿いにあります、『味喜多』さん。
駐車場が空いているのか気にしつつ車を走らせながら…1枠でも空いていたなら、迷わずピットインです。真っ白な暖簾をひらりと潜って、ライブキッチンさながらの活気と、店主親子の笑顔共演のカウンターに陣取ります。
そしてカウンターがいっぱいだった時には、お店裏手にあるご自宅の座敷でも戴けるのが、味喜多さんの魅力の一つでもあります。靴を脱いで寛ぎたい時や、お子さん連れの時には、ホントにありがたいですよね。
さて、今日は何にしようかとメニューを見ます。いつも個人的に「肉もやし味噌ラーメン」か焼肉定食かで迷うんです。しかし、そこは"食欲の秋"。やっぱり焼肉定食を頬張ることにします。
注文してから待っている間は、ご家族分業でテキパキとセットが作られていく様を眺めながら待ちます。味喜多さんは、現在の場所で13年、それ以前にも12年。長年に渡り、腕を振ってきました。「“味で多くの人に喜んでもらいたい”から味喜多と名付けました」と仰る店主の気持ちに、こちらもうれしくなります!
さあ、焼肉定食がカウンター越しに供されます。
お盆がステージなら、ドラムの位置にタレを纏った大振り焼き肉。ライス・ギターに味噌汁・ベース。きゅうりがボーカルなら、ポテサラがキーボードでしょうか。腹ペコにはたまらないビジュアルです。
この焼肉。豚肉ですが、箸ですいすい切れるんです。濃厚なタレと、やわらかい豚肉が相まった旨味で、口に入れた瞬間に旨味旅行に出発です!
しばし目を閉じて味わった後、我に返ってキャベツをいただきますが、サウザンアイランドドレッシングが、ダム湖のように器とキャベツの間に湛えられているのが印象的。ここは迷わずダム決壊です!
1枚目の肉はノーマルに味わって、2枚目は、右大臣の位置にいるレモンを絞って酸味をプラス。これもうまいです。ここで、新作フレーバーとして、アイスショップに登場してもおかしくないビジュアルのポテサラを摘まんだりして、自分を焦らします。
さて、いよいよ3枚目の焼肉を…と思ったその時、左大臣の位置にオレンジがいました。それも、昼寝している子どもに、そっとタオルケットをかけてあげたような、焼肉を羽織ったオレンジを起こさないようにして、ファイナル旨味旅行です。
もう"満足感”と書いて"あじきた”と読みたくなるような定食です。今回も幸せな時間でした。ごちそうさまでした!
Information
味喜多(あじきた)
- 住所
- 電話番号
- 024-522-4636
- 営業時間
- 10:30~20:00
- 休み
- 毎週水曜日
- 駐車場
- 6台