米どころふくしまが誇る『福、笑い』は、福島県が日本一のお米を目指して開発した県内最上位のブランド米だ。香り高くふんわりとした炊きあがりと、噛むほどに広がる甘みが持ち味になっている。2025年9月22日、いわき市で『福、笑い』の稲刈りが行われた。
高い技術を持つ米農家が育てたトップブランド米『福、笑い』
いわき市沼部町にある安島美光さんの田んぼでは『福、笑い』の稲が天に向かってまっすぐ伸びていた。稲穂の金色、葉の緑色の鮮やかさは、稲が病気せず元気に育った証拠だという。
安島さんは「稲穂も葉も非常にいい色。2025年の『福、笑い』も、とてもいい出来ですよ」と自信をのぞかせた。近年の猛暑は、米づくりに深刻な影響を与えている。安島さんは、稲作の豊富な知見を活用しながら『福、笑い』を育ててきた。
水の量と温度の管理、追加する肥料の選定やタイミングなど、いたるところにプロの技術が活きている。
『福、笑い』は、福島県が定めた厳しい管理基準をクリアし、登録制度で認定された農家だけが栽培できるお米だ。だからこそ、福島県トップブランドの品質を維持できる。
稲は、夏の気温が高すぎると品質が低下しやすくなる。安島さんはこれを防ぐため、夏の気温を逆算して田植えの時期を遅らせ、少しでも暑い時期を避けてお米を実らせた。高い技術を持つ米農家のこだわりが『福、笑い』の美味しさを守っている。
立派に育った姿に感動!『福、笑い』の稲刈り
安島さんの田んぼで行われた『福、笑い』の稲刈りには、内堀雅雄知事、いわき福笑い研究会事務局の井塚雄三さん、ふくしまライシーホワイトの荒木愛香ん、俳優の峰平朔良さんが参加した。
鎌を使って稲を刈りながら、お米についての話が弾み、田んぼは明るく和やかな雰囲気に。稲を手にした内堀知事は「小さかった苗が立派に育った姿に感動しました」と笑顔を咲かせた。
販売を手掛ける井塚さんによると、国内はもちろん海外からも注文が届いているという。荒木さんも「ライシーホワイトとしてPRを頑張りたい」と決意を新たに。CMに出演している峰平さんは「普段食べているお米が、人の手を経て食卓に届くことを実感できた」と話した。
『福、笑い』の生産量は年を追うごとに拡大しており、2025年は前年比1.5倍の1,500トンを見込んでいる。内堀知事は「この素晴らしいお米を多くの方にお届けして、その名の通り「美味しい」と笑顔になっていただきたい」と意欲を燃やす。
魅力がそのまま伝わる試食販売、大切な人へ贈るためのギフト販売にも力を入れるそうだ。福島県の一流農家が育てたお米が「福」と「笑い」を各地へ運んでいく。
Information
福、笑い
- 問い合わせ先
- 福島県農林水産部農産物流通課
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-521-7371
- リンク
- https://fukuwarai-fukushima.jp/
- 備考
- 【販売店情報】
福島県内では量販店や各JA直売所など、首都圏では百貨店、高級スーパー、米穀店などで販売される。その他オンラインでも購入が可能で、販売先は上記HPで随時発信予定。ギフトボックスもあるので贈り物にもおすすめ!


