移住のきっかけとなった夏のインターンシップ
北海道稚内市で生まれ育った中出彩香(なかであやか)さん。富岡町との出合いは、建築を学んでいた大学3年生のとき。富岡町内のまちづくり会社『一般社団法人とみおかプラス』へのインターンシップだった。
「夏の1ヵ月ほどの滞在でしたが、町の人たちとのつながりはその後もずっと続いたんです」と中出さん。卒業後の進路を考え始めた頃、JR常磐線が全線開通。夜ノ森駅で仲間とともに横断幕を掲げ、列車を迎えた中出さんの心の中で「この町で働きながら暮らしてみようかな」という気持ちがふくらんでいったという。
2021年4月『株式会社ふたば』に就職。現在は土木のインフラの設計や、まちづくりワークショップの企画・運営などに取り組み、充実した日々を送っている。
休日のボランティア活動も楽しくて幸せな時間
富岡町で社会人1年生の生活をスタートさせた中出さんは、休日の時間も楽しんでいる。週末は買い物や温泉などに出かけるほか、富岡町内の『とみおかワインドメーヌ』でブドウ栽培のボランティアに参加。
ブドウの苗植えや畑の除草、収穫などの作業を行う。富岡町内外から毎回数十人の参加者があり、いろいろな人たちと関われるのも楽しみの1つだそうだ。
「富岡町に住んで感じたのは、住民のまちづくりに対するエネルギーです。そこが大きな魅力。私もその一員になって、一緒にこのまちを盛り上げていきたいです」。
富岡町長・山本育男さんからのメッセージ
東日本大震災と原発事故から早11年。多くの方々からの温かいご支援と、富岡町に関わる皆さまのおかげで、ようやくここまで復興することができました。
この御恩返しは、富岡町の復興する姿をお示しすることと考え、地域の皆さんとともに新しいまちづくりを進めています。今の富岡は、復興にかける情熱と希望にあふれています。これから加わる仲間とともに新しい町をつくりましょう。
Information
富岡町への移住について
- 問い合わせ先
- 富岡町役場 企画課 企画政策係
- 問い合わせ先
電話番号 - 0240-22-2111