仕事に追われる毎日、「知らない遠くへ行きたい!」…そんなことを考えたこと、誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな思いで迎えたある休日、CJ Monmo編集部スタッフ・りおぴがみっつんを誘って、知らない街に行けそうな阿武隈急行に飛び乗ってみた!(2022年3月16日の福島県沖地震により現在運休中)
もちろん、行き先を決めずに…
電車内にて
みっつん「りおぴさん、いったいどこへ行くんですか?」
りおぴ「うーん、どうしよう!実は何も考えてなかったんだよねー(みっつん:え?)。よし、とりあえず県境を越えたら降りてみよう!」
みっつん「いやいや、りおぴさん!もう丸森駅過ぎちゃいましたからすでに宮城県です。じゃあもう少し走ったあたりで降りてみますか(大丈夫かな…)」
みっつん「とりあえず、着きました~!えーとここは…『かくだ?』」
さて、ここからどうするか。まずは駅の係の人に聞いてみよう。
りおぴ・みっつん「すみません!初めて角田市に来たんですが、どこかおすすめのスポットはありますか?」
案内所の方「ようこそ角田へ!電車で来られたんですね。それなら、レンタサイクルで角田市内を巡ってみてはいかがでしょう?100円で5時間乗れますし、電動アシスト付きもあります(300円)。これならあちこち行けますよ。観光パンフレットをお渡しするので、おすすめの場所に○印をつけておきますね!」
まずは駅からサイクリング。角田市のシンボル「H-Ⅱロケット」を見に行こう!
最近運動不足も気になる二人は、迷わずこのプランにのっかることに。まずは、ロケットが見える!?という『台山公園』へ向かいます。
りおぴ「すごい、ロケットが見えてきた!」丘の上にあるんだね。近くまで行ってみよう」
みっつん「りおぴさん、めっちゃ早いです~!でも、なんだか楽しくなってきました」
というわけで、あっという間に到着!
丘の上には「NIPPON」と書かれた、今にも打ち上がりそうなロケットがそびえ立ち、公園内にある遊具も宇宙船のような凝ったデザイン。
まずは、丘の上にあるロケットの前まで行ってみます。
りおぴ「うわぁ、近くで見るとこんなに大きい!『H-Ⅱロケット』って高さ49メートルもあるんだね」
みっつん「隣の建物は『スペースタワー』と『コスモハウス』っていうんですね(現在は地震の影響により閉館中)」
この施設、角田市内にJAXAの宇宙センターがあることにちなみ、1990年から1993年にかけて建てられたもの。他にも回りたいので、見学はまた後日(残念…)。
宇宙旅行も夢ではなくなったこの時代(現実的にはまだまだ先ですが…)、ちょっとだけ宇宙に近付けた気がします。
次の目的地を探してパンフレットを見ると、もう少し足を伸ばしたところに「道の駅」が。きっと楽しいものやおいしいものがいろいろあるはず!と次の目的地はここに。
公園から3キロちょっとありますが、角田市内は高低差が少ないため自転車でもスイスイ。いいサイクリングコースとなりました。
途中、菜の花畑や桜並木がある美しい阿武隈川を渡ります。桜の季節はこんな景色が広がるそう。
特産品から宇宙食まで!?バラエティー豊かな『道の駅かくだ』
2019年にオープンした『道の駅かくだ』には、角田市内の特産はもちろんココでしか買えない限定品がズラリ!品揃えも豊富です。
りおぴ「道の駅って楽しいよね。野菜やお菓子、地酒…なんと宇宙グッズもある!」
みっつん「道の駅といえば、ソフトクリームですよね。見てください!すごくかわいいものを見つけました」
りおぴ「入口で見た春限定ソフトも気になる!」
ということで、二人は「たまご舎」さんの「かくだロケットソフト」(486円)とフードコートの「桜ソフトクリーム」(春季限定・300円)をチョイス。
りおぴ「めっちゃ“映え”ますね!これは写真を撮らねば」
みっつん「かわいい!キレイ!(いろんな角度からシャッターを押す)…あ!溶けてきちゃうから早く食べましょう!」
りおぴ「ピンク色が春っぽいし、桜あんも!ほんのりサクランボの味がする~」
みっつん「ロケットのソフトクリームは濃厚!カラフルなシリアルのカリカリ感がアクセントになります!」
りおぴ「お土産は駅の人に聞いてみるのが一番!オススメの商品ってありますか?」
店員さん「やっぱりこれですね!ここでしか買えない、イチオシの最中なんです!『おふでちゃん』がプリントされている人気商品です」
りおぴ「おふでちゃん?筆が名産なんですか?」
店員さん「伊達政宗はご存知ですか?(うなずく二人)政宗の娘・むうひめ(牟宇姫)が角田にお輿入れしたのです。姫が筆まめだったということから生まれた、角田市牟宇姫PRキャラクターが『おふでちゃん』なんですよ。さらに『むうひめ』は、角田市のキャラクターです」
ご当地キャラの渋滞で??の二人。まさかの「筆まめだった姫…の筆」がモチーフ!?でも、逆に面白い、とおみやげはこれに決定。さらに地ビールが気になっていたみっつんにりおぴが一言。
りおぴ「あ!それを買う前にもう1ヵ所行きたいところがあるの。だから駅に戻らない?」
二人はひとまず角田駅に戻り、レンタサイクルを返却
りおぴ「サイクリングしたらお腹空いた~!というわけで、これからおしゃれな建物でランチを食べます」
みっつん「どこでですか?」
りおぴ「ほら、この○印が付いてる『仙南シンケンファクトリー』。クラフトビールの製造工場なんだけど、レストランもあって建物も素敵でしょ!実はパンフレットをもらってからずっと気になって、こっそり調べていたの。では、早速ご案内します!」
みっつん「さすが、りおぴさん!ついていきます」
りおぴ「駅からの道が整備されているからわかりやすい。きっとあの建物だね」
みっつん「おしゃれー!まさかこんな近くに。あの中でビールを作っているんでしょうか?」
りおぴ「まあ、まずは入ってみましょ!」
『シンケンファクトリー』で地元食材のランチに舌鼓
いざ館内へ!外からはわかりませんでしたが、レストランはカップルやファミリーなどお客さんで賑わっています。そして店内から、ビールを醸造するタンクを見ることができます。
りおぴ「ビールを飲むから、クルマで来ない人が多いのかもしれないね」
みっつん「料理がどれも美味しそう!自家製のウインナーもありますよ。どれを食べようか迷います~!」
しばらく迷い、りおぴは蔵王産豚肉を使用した「ジャパンXポークロースのソテー」(1,280円)を、みっつんは角田産鶏肉を使用した「めぐみ野あか鶏のコンフィ」(1,300円)をいただくことに。
みっつん「骨付き肉だからかぶりつかなきゃ…と思ったけど、柔らかくてホロっと骨から身が外れて食べやすい!皮もパリパリ~!!」
りおぴ「豚肉もジューシーで肉汁たっぷりだよ~。サラダやポテトなど、野菜がたっぷりなのが嬉しいね!」
りおぴ・みっつん「では!…やっぱり…飲んじゃいますか!」
ここで製造するビールは、国際ビール大賞で金賞を受賞したことのある「ヴァイツェン」や宮城ならでは「コシヒカリ」などの4種類。どれにしようか迷ったら飲み比べできる「4種セット(1,000円)」があります。食後は隣接のショップで気に入った味をお土産に購入するのもいいですね。
りおぴ「お腹いっぱい!お酒を飲んでも、電車だったから安心だね。楽しかったしサイクリングでストレス発散できたし、もう最高!」
みっつん「私も新しい発見ができました~。誘っていただきありがとうございます!切符売り場で見ましたが、オトクなきっぷもあるみたいですよ!今日は行けなかった、『高蔵寺』や『郷土資料館』も今度行ってみたいです」
りおぴ「そうだね。私も行きたいな。じゃあ、今度はオトクなきっぷでまた出かけよう!」
知っているようで、知らなかった角田市の魅力を知った二人。ぜひ皆さんも、訪れてみてはいかが。
角田市「阿武隈急行線は2022年3月16日の福島県沖地震による被害を受け、現在運休中ですが、復旧した際には是非乗車して角田市にお越しください。お待ちしております。」
Information
宮城県角田市
- 問い合わせ先
- 角田市 商工観光課(月~金曜日8:30~17:15)
- 問い合わせ先
電話番号 - 0224-63-2120
- リンク
-
https://www.city.kakuda.lg.jp/site/kokokakuda/