棚倉城は2代目藩主である丹羽長重が江戸時代に築城した平城。戊辰戦争の際に落城した。城跡には今も土塁やお堀、石垣が残り、かつて栄えた様子が伺える。2019年に国指定史跡となり、棚倉町の名所として親しまれている。

棚倉城跡は現在、亀ヶ城公園として整備され、お堀を囲むように遊歩道が設置されている。春は約270本のソメイヨシノがお堀に沿って咲きほころぶ。日当たりの良い南側から咲き始め、東側から北側へと時間差で開花する。一周ぐるりと散歩をすると異なる様子の桜を楽しむことができる。

2023年4月15日（土）には「たなぐらsakuraマルシェ」を開催。棚倉町の飲食店や物販が集まる。無料の体験コーナーもあるので家族で楽しめる。春の賑やかな棚倉を満喫しよう。また、桜の見頃が過ぎると、みずみずしい新緑が美しく、訪れる人を魅了する。

また、2023年4月1日（土）から16日（日）の期間中、「棚倉町 桜 ドライブスタンプラリー」を開催。「棚倉城跡」「花園しだれ桜」「赤館公園」の3ヵ所を巡り、スタンプを集めると「ルネサンス棚倉」ペア宿泊券（1名）や棚倉町特産品3,000円相当（10名）が抽選で当たる！花見の際にはスタンプラリーに参加して豪華賞品を狙ってみては。

青々とした新緑が心を癒やす、四季折々の顔を見せる城跡

春だけでなくオールシーズン楽しむことができる『棚倉城跡』。夏は青々とした新緑が迎えてくれる。お堀の噴水も相まって涼しげな空気が漂う。秋には土塁のモミジがお堀の水面に映えて、美しい景色を堪能できる。

また、追手門の跡付近には福島県指定天然記念物である樹齢約640年の大ケヤキがあり、棚倉のシンボルとなっている。その他、棚倉藩主ゆかりの建造物として阿部正備の茶室が移築、復元された。