Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】 Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】
  1. Home
  2. おでかけ
  3. 三島町の紅葉の中を走る只見線列車

星 賢孝の奥会津だより

三島町の紅葉の中を走る只見線列車

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2025.10.13
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【紅葉の中を走る只見線列車(大沼郡三島町宮下地内)※2024年10月下旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、シャッター速度1/800、F10、絞り優先]
【紅葉の中を走る只見線列車(大沼郡三島町宮下地内)※2024年10月下旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、シャッター速度1/800、F10、絞り優先]

鉄路の響き

紅葉(もみじ)照る 峡(かい)の渡りに 汽車ひとつ 時をつなぎて 夢を運びぬ

峡谷を彩る錦繍の中を一筋の鉄路が伸び、列車は静かに橋を渡ってゆく。車窓に映る移ろいの光景に、緑の杉木立と紅葉の彩りが重なっていく。

赤い列車は、谷を渡る舞台に役者のごとく立ち、峡谷の秋風だけがこの一瞬の舞を見守っている。住民の営みは静寂の里に息づき、集落の屋根が杉の梢に守られるよう寄り添っている。

夕陽は、山肌を黄金に染め、雲はゆるやかにその光を和らげている。刻一刻と色を変える天空の下を、列車は変わらぬ律動で走り続ける。鉄路の響きはやがて彼方に消え去って、余韻だけが秋風に乗り、山里の暮らしを優しく包み込みながら、いつまでも心の奥底にまで沁みてくる。

撮影は、国道252号に架かるアーチ三兄弟の新宮下橋のたもと(三島宿側)の駐車スペースに停め、橋から。レンズは24mmから105mm。

Information

三島町の紅葉の中を走る只見線列車
住所
【今回の撮影スポット】

関連記事

SNS