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星 賢孝の奥会津だより

厳冬の三島町「第三只見川橋梁」を渡る只見線列車

年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。

  • 情報掲載日:2026.02.03
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
【厳冬の第三只見川橋梁を渡る只見線列車(大沼郡三島町地内)※2023年2月初旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度1/800、 F13※ズームレンズの24mmから105mmが望ましい]
【厳冬の第三只見川橋梁を渡る只見線列車(大沼郡三島町地内)※2023年2月初旬撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度1/800、 F13※ズームレンズの24mmから105mmが望ましい]

矜恃(きょうじ)の山河・第三只見川橋梁

厳冬の山河は、声を密めてなお雄弁である。白雪に包まれた尾根は幾重にも折り重なり、時の流れさえ凍らせ、静寂の響きを満々と湛えている。その深奥を縫うように、碧く澄んだ川が緩やかに身をくねらせ、鉄橋の空間に凜とした意志を渡し、列車は軽快に躊躇なく進んでくる。人々の営みはあまりにも小さく、その小ささこそが、この大いなる自然と調和する証となっている。

山は奪わず、川は拒まず、列車は淡々として急がない。それぞれが己の役目を黙々と果たしている。夕映え雲が空と川面を染めると、白と碧と紅が溶け合い、神秘の生命が躍動して浮游している。過ぎ去るだけの虚空の時代の中で失われぬもの。人はそれを郷愁と呼び、また希望と呼んでいる。厳冬の奥会津、その冬の矜恃の一景がここにはある。

撮影は国道252号の高清水から滝原間のスノーシェッドから。両端に各3台は駐車可能。

文・写真/星 賢孝

Information

厳冬の第三只見川橋梁を渡る只見線列車
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