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FUKUSHIMA MUSIC INFO

初のワンマンを控えたシンガーソングライター・テリヤキチキンにインタビュー

vol.06 テリヤキチキン

  • 情報掲載日:2017.11.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 音楽活動を始めたのは2016年7月。瞬く間に各地のライブイベントで名前を見かけるようになった。弱冠17歳ながら胸に迫るような切ない楽曲を紡ぐ、女子高生シンガーソングライター・テリヤキチキンにインタビュー。

―まずは、音楽活動を始めたきっかけを教えてもらえますか?

テリヤキチキン「中学生くらいから、いろんなライブハウスにちょこちょこ行くようになりました。せっかく目の前にミュージシャンがいるなら、喋りたいじゃないですか。でもすごく人見知りで喋れなくて。ライブに出たいっていう訳ではなくて、何か喋るきっかけがほしくて、ギターを始めて…。「ギターやってるんです」って言えたら会話のきっかけになるかなぁ、と思ったんです。あと、僕がカバーを歌って動画を上げたら喜んでもらえるかなと思って、Twitterに動画をアップするようになりました」

―実際に自分でギターを演奏してみて、難しかったと思いますが…。

テリヤキチキン「ネットで調べたりすると、「Fのコードでつまづく」とかよく書いてあるんですけど…できないコードは飛ばす!みたいな(笑) できるコードの中でいかに楽しめるか、くらいの気持ちで始めました。音楽を嫌いになりたくないと思ってはいたので、やりたいときに、やれるだけやる、というスタートでした」

―カバー動画での活動から、ライブに出るようになったきっかけは何だったんですか?

テリヤキチキン「動画を見てくれた真琴(※)さんが「ライブしてみなよ」って言ってくださって。思い出作りとして1回出るくらいなら許されるかな、と思って(笑)、去年(2016年)の7月に初ライブをしました」

※福島市のシンガーソングライター・真琴(thing of gypsy lion)。真琴さんのインタビューはコチラ!

―初ライブはいかがでしたか?

テリヤキチキン「めっちゃ緊張しました!実は初めてのライブだけ二人組で出たんですよ。一人で出る勇気がなかったので、学校の友達を誘って出ました。
 カバーもやりつつ、オリジナル曲も演奏したんですけど、「この歌詞をもっと伝えたい!」っていう気持ちになって、ライブってこんな感じになるんだ、と思いました。すごく楽しかったです。その場で次のライブのお誘いがあって、次のライブに出たときにもまた他の人が誘ってくださって……ライブハウスに通っていたので、(テリヤキチキンとして)音楽を始めたことを知ったスタッフの方が、声をかけてくれたんですよね。ライブがどんどんつながっていって、ここまで来ました」

―ライブハウスに通っていたということは、それ以前からいろんな音楽を聴いていたんですか?

テリヤキチキン「全然聴いてなくて…テレビで流れてるな、くらい。好きなミュージシャンを聞かれても答えられなくて。CDを買いたい、と思うようなこともなかったんですけど…。あるライブでave(※)さんを見たときに、「あ!好きなミュージシャン、できた!」ってなって」

※福島市のシンガーソングライター/Live&Coffee Bar Re-Acoustic店長。今回のインタビューにも同席

―そうなんですね!初めて見たaveさんの印象は?

テリヤキチキン「実は、音楽とはまったく関係ないところで、3・4年前から知り合いだったんです。僕が通っていた卓球クラブのOBということで、クラブの人からaveさんを紹介されました。なので最初は「すごく卓球のうまいおじさん」っていう印象でした(笑)
 小学生の頃、お笑いが好きだったので、芸人さんが見たくてライブに行ったら、そこにaveさんも出演していて。「卓球の人だ」と思って見てたんですけど、芸人さんよりaveさんの方が面白くて!(笑)」

ave「それ太字で書いといて(笑)」

テリヤキチキン「この面白い人は、普段どういうことやってる人なんだろう、と思ってaveさんの動画を見始めて…そのときに関連動画でいろんなミュージシャンが出てきたんですね。そこで、こんな人もいたんだ!ギターってこんな音が出せるんだ!って衝撃を受けて、いろんな音楽を聴くようになりました」

―いろんなミュージシャンの影響を受けて、カバーからスタートしたんですね。今はカバーからオリジナル曲が中心になっていますが、何か理由があるんですか?

テリヤキチキン「ライブってお金を取るじゃないですか。歌とかギターの技術が高かったら、カバーでもお金を取れる人はいると思うんですけど、僕はカバーだけじゃお金取れないなと思って。あと、自分でカバーしながら「本当はこんなんじゃない」「本人はもっとスゴイんだよ!」って思ってしまうので、頑張ってオリジナル作ってます」

―曲を作る際のこだわりを教えてください。

テリヤキチキン「最近になって気をつけてることなんですけど、“絶対に嘘をつかないこと”。自分の中でちゃんと納得して、言葉を組み立てること。曲作りを始めたときは、明るい曲を書かなきゃ、ポジティブな曲を作らなきゃって思ってたところがあって、実際にそれっぽいことを書いたりもしてたんですけど、すごくつまんないなぁと思ったんです。それよりは、嘘つかないで自分を出して、良し悪しの評価は素直に受け止めようって決めてます」

―楽曲の中で、ドキッとさせられるような歌詞、心に刺さる歌詞がたくさんあるなぁと感じました。どんな風に歌詞を考えてますか?

テリヤキチキン「普段からいろんなことを考えるようにはしてますね。あの人は今何考えて喋ってるんだろうとか。
 「スニーカー」っていう曲の“愛と呼べるか”って歌詞も、いろいろ考える中で生まれたもので。音楽活動を始めて、周りからいろんなことを言われるようになったんですよね。たくさん言葉をもらって、もちろんありがたいと思うんですけど、「そうじゃねぇよ!」って反発してしまう自分もいて。そんな自分をどうしたら正当化できるか、って全力で考えたときに「もらった言葉を、“愛”と呼べるかどうかは、自分が判断してもいいんじゃない?」って思って。いつもそんな風にストンと落ちるところを探して、歌詞にするようにしてますね」

―試行錯誤の末にできあがった曲を披露するとき、どんな思いでステージに立っていますか?

テリヤキチキン「発表会にはしたくない、です。高校生だからこのくらいで良いでしょ、じゃなくて、同じステージに上がってる他の出演者と同じレベルで戦えるようにライブしなきゃな、と思ってます。
 初めてライブをしたときに、「発表会じゃねぇぞ」っていろんな人から言われて。「お金取るってことをお前は分かってるのか?」って聞かれて…「そんなこと言われても分かんないっす!」って感じでした!(笑) バイトもしたことないんで、お金の重みもちゃんと分かってなくて。だから、僕なりの全力で――今、僕ができることを頑張ってやって、もし良いと思ってもらえたらまたライブ呼んでください、っていう気持ちでいます」

―そういう気持ちが観ている人に届いて、また次のライブにつながっていくんですね。

テリヤキチキン「僕、自分からライブ出してくださいっていうのは基本的に言わないようにしてて、誘われたら出してもらう。誘われなくなったら終わろう、って思ってやってるので、なるべく次につながるライブにしようと思ってますね」

―2017年12月9日(土)には、早くも初のワンマンライブが控えています。

テリヤキチキン「怖いですね!(笑) 今回、これまで作った曲を極力全部やるっていうテーマで踏み出して、ライブタイトルも『僕なりの全曲で!』に決めたんですけど、1回演奏して捨てた曲がたくさんあって…思いのほか、思い出せなくて大変です(笑)」

―もしかしたら、この日しか聴けない曲も…?

テリヤキチキン「そういう曲ばっかりになると思います!(笑) 「これは、最初の頃、嘘ついてたときにできた曲です」っていうのも歌うと思います。こういう段階を踏んで、テリチキはここまで来たんだなぁと思ってもらえれば」

―最後に、今後の目標を教えてください。

テリヤキチキン「目標は……音楽に限らず、ずっと何かに夢中になっていること、ですかね。メジャーデビューしたい、とかはないので。ただ、今までお世話になった人たちに「テリチキ頑張ってるな」「あの頃応援してて良かったな」って思ってもらえるようにはなりたいですね。
 でも、楽しくなくなったら――「音楽やりたい」っていう気持ちより「楽しくない」っていう気持ちが勝ってしまう状況になったら、辞めようとは思ってます。大変だけど、乗り越えようっていう気持ちがあるから、続けられているので。それが無くなったら、いつでも辞めていいのかなと。いつになるかは分からないですけど。いつの間にかフワッといなくなってるかも!(笑) なので、ぜひ今のうちに観に来てもらえたらうれしいです」


 地元のみならず、様々なミュージシャンに愛されている“テリチキ”さん。ちなみになぜ「テリヤキチキン」なのか聞いてみたら、「Twitterのユーザー名を決めるときに、目の前にテリヤキチキンのピザがあったから」だそう!
 12月9日(土)のワンマンライブは、今の彼女をぎゅっと凝縮した空間になるはず。それ以降のライブも、ぜひお見逃しなく。

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧のみなさんに、テリヤキチキンさんからメッセージ!

Information

テリヤキチキン初ワンマンライブ「僕なりの全曲で!」
開催期間
※本イベントは終了しました。
2017年12月9日(土) 19:30開演
会場名
Re-Acoustic
会場住所
料金
2,000円(1ドリンク込)

メール(terichiki0216@gmail.com)で予約受付中
問い合わせ先
Re-Acoustic
問い合わせ先
電話番号
024-529-6305
リンク
テリヤキチキン Twitter

取材協力/Live&Coffee Bar Re-Acoustic店長 aveさん(@ave20xx
撮影/むとうさん(@k_rock_mt
撮影場所/Live&Coffee Bar Re-Acoustic

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