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FUKUSHIMA MUSIC INFO

モットーは“楽しけりゃまぁイイって感じ!” 「イヤホンの缶詰め。」インタビュー

vol.09 イヤホンの缶詰め。

  • 情報掲載日:2018.02.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 女子高生スリーピースロックバンド「イヤホンの缶詰め。」、通称‟イヤ缶”。かわいらしい笑顔と歌声を持ちながら、アップテンポで疾走感のある予想外なサウンドを鳴らし、観客を魅了する。初の音源リリースに挑戦する彼女たちにインタビュー。

手前からあみ(Ba)、ゆうあ(Gt&Vo)、りな(Gt)
手前からあみ(Ba)、ゆうあ(Gt&Vo)、りな(Gt)

―結成したのはいつ頃ですか?

あみ(Ba)「中学を卒業して、高校に入る直前の(2016年)3月です。3人とも同じ中学校で、吹奏楽部に入っていて、元々仲が良くて。私が「高校になったらバンド組もう」って決めてたので、2人に声をかけて結成に至りました」

―あみさんが「バンドを組みたい」と思ったきっかけは何だったんですか?

あみ「父の影響で邦ロックとか聴くのが好きで。あと中学時代の部活の先輩が高校でバンドを組んでいるのを見て、「私も弾く側になりたい!」と思ったのがきっかけですね」

―部活仲間だったとのことですが、2人に声をかけた理由は?

あみ「メンバーどうしよう?って思ったときに、部活でパーカッションを担当していたりなつん(=りな)が思い浮かんで…ドラムが叩けることを知ってたので、誘いました。それから2人で「歌える人とギター弾ける人を探そう」ってなったときに、りなつんからゆうあの名前が挙がったんです。ゆうあがギター弾けることは私も聞いてたので、声をかけてもらいました。
 ゆうあと私は小学生の頃から一緒なんですけど、小学校の学習発表会で歌声を聴いたことがあって、歌が上手いことも知ってたんです。「じゃあボーカルも頼んでみよう!」と思ってお願いしたら、快く引き受けてもらえました」

リーダー・あみ(Ba)
リーダー・あみ(Ba)

―最初にバンドに誘われたとき、りなさんはどんな気持ちでしたか?

りな(Dr)「私も中学3年の頃から邦ロックを聴き出して、かっこいいな!と思っていたので、バンドを組んでみたい気持ちはありました。
 ……実は、あみっつぁん(=あみ)から連絡来る前日に、「明日、ゆうあにバンドやらないか連絡してみよう」と決めてたんですよ!(笑)」

あみ「え!?そうだったの!?(笑)初耳!」

りな「すごいタイミングであみっつぁんからバンドの誘いが来たので、驚きました」

―偶然にも同じタイミングでバンドメンバーを探していたんですね!そんな2人に誘われたゆうあさんはどう思いましたか?

ゆうあ(Gt&Vo)「小さい頃からお父さんの影響で外国のロックに憧れてて、一人でギターは弾いてたんですけど、あんまりバンド組もうとは考えてなくて…。まさか誘ってもらえるとも思ってなかったのでびっくりしました」

あみ「しかもギターだけじゃなくて歌も頼むっていう(笑)。すごい図々しかったよね?(笑)」

ゆうあ「でも、やってみたいなって思ったので、OKしました」

―あみさんは元からベースをやっていたんですか?

あみ「アコースティックギターをちょっとだけやってたので、最初は私もギターのつもりだったんですよ。リードギターとサブギターって感じで。でも、バンドとして演奏するならベースが必要だなと思って。ただ、直感的にこの3人でやりたいな!って感じたので、じゃあ私がベースをやろう!と。元々楽器は好きでしたし、ベースにも興味があったので、挑戦してみました」

―結成当初はどんな活動をしていましたか?

あみ「まずは、コピーバンドとして始まりました。高校は3人ともバラバラなので、演奏する曲を相談して決めてから、各自で練習してきて、2週間に1回くらいりなつんの家に集まって合わせてました」

りな「最初の頃は、全員が共通して聴いていた「SHISHAMO」の曲のコピーが主でしたね」

―実際にステージに立って演奏したのはいつでしたか?

あみ「初めてのライブは、2016年の8月、「FALLS」(※)さんの企画ライブですね。『バンドやろうぜ!』っていう初心者・初ライブ歓迎の企画で。私がバンド組みたいと思うきっかけになった先輩っていうのが、その「FALLS」のギターのまゆ先輩だったので、そういうつながりもあって、「ライブ出たいです」ってお願いしました」

※FALLS(フォールズ)…2016年当時、高校生のみで結成していた福島市の4人組バンド。現在無期限活動休止中

―初ライブ、いかがでしたか?

あみ「初めてだったので、ライブの手順が全然分からなくて…。ライブに出るってことに必死で、お客さんを呼ぶっていう思考に至らなかったんです!(笑) その日は出演者も多くなかったので、お客さんも少なくて。客席に家族しかいない、みたいな(笑)」

ゆうあ「初ライブということで、親に録音してもらったんですけど、後で聴いてみたら自分が思った以上にできてなくて…。家で「うわあ~~」って泣きました(笑)」

あみ・りな「えー!そうだったの!?」

ゆうあ「これはやばい、もっとがんばらなきゃ、と思いました」

―その後はコンスタントにライブに出演していましたよね。

あみ「U-ONE MUSICの阿部さん(※)に誘ってもらって月1くらいで出てました。あと、非公認ではあるんですけど、私の高校に軽音サークルがあって。年2回あるサークルの企画ライブにも出演して…とにかく場数を踏もう!と思っていました」

※阿部さん…「U-ONE MUSIC」スタッフ。「福島アウトライン」「Player's Cafe」ブッキングマネージャー

りな「セッティングとか、前よりはスムーズにできるようになったよね」

あみ「そうだね!毎回緊張はするんですけど、ライブすることに少しずつ慣れていきました」

りな(Dr)
りな(Dr)

―念願だったバンドを組んで、2年が経ちました。バンド始めて良かったな、と思うことはありますか?

あみ「やっぱり、バンドをやってなかったら出会えなかった人がいっぱいいると思うので、出会う人の幅が広がったのは良かったですね。サークルの先輩方にも恵まれました。
 あとは、ライブ後に「良かったよー!」って言ってもらえたときは、そんな風に言われる音楽を自分が作ってるんだ!と思ってうれしくなります。大人数で演奏する吹奏楽では、誰がどの音を出しているか伝わらないこともあると思うんですけど、このバンドはスリーピースなのでそれぞれの音がしっかり聴こえるじゃないですか。だから、自分の音に対して感想をもらえてると思うと、やってきて良かったなって感じますね」

りな「バンドやってなかったら、私今何やってたんだろうって感じです。1年生の頃はバイトもしてなかったので…。休みの日とかも腑抜けてたかもなって。
 こんなに気が合う2人と、バンドを組めたことも本当に良かったです。誰が前に出るというわけでもなく、「これも良いね」「あれも良いね」って言い合いながら楽しくできてるのがうれしいです」

ゆうあ「私は高校でも吹奏楽部に入っているんですけど、すごく音楽が大好きなので、こうして吹奏楽とはまた違うジャンルの音楽を並行して続けられていることに幸せを感じていて。色々つらいことがあっても、メンバーが話聞いてくれたり、演奏することでストレス発散になったり…バンドって良いなぁと思ってます。
 学校で知らない先輩から、「『イヤホンの缶詰め。』いつも聴いてるよ」って言ってもらったことがあって。こんな地味な奴なのに、バンドやってるだけで色んな人と関われて…自分変われたな、って感じます」

ゆうあ(Gt&Vo)
ゆうあ(Gt&Vo)

―3月11日(日)には、初めてのCD『楽しけりゃまぁイイって感じ!』(500円)のリリースを控えています。オリジナル曲を作るようになったきっかけや、リリースの経緯を聴きたいです。

あみ「オリジナル曲を作り始めたのは、去年(2017年)の春頃からです。8月に自主企画ライブ(『楽しけりゃまぁイイって感じ!』)が決まっていたので、阿部さんから「せっかく企画をやるならオリジナル曲作ってみたら?」って勧められたのがきっかけだった…気がする(笑)。
 CDも、阿部さんとか先輩達から「作らないの?」って言ってもらうことが多くて。ただ、機械に強いメンバーがいないので、ミックスやマスタリングもお願いしなきゃいけない。そうすると結構お金がかかるんですよね。それで少し悩んだんですけど。…でも、思い出になるから作りたいなと思って、決断しました」

―初めて作ったCDは、どんな1枚になっていますか?

あみ「作詞作曲は基本的にゆうあが担当してくれてるので…ぜひゆうあさんから一言どうぞ」

ゆうあ「「イヤホンの缶詰め。」っていうバンド名の通り、いろんなジャンルの音楽をぎゅっと詰め込んだ、「イヤ缶。」にしか演奏できない曲を収録した1枚になっていると、思い、ます……ちょっと盛ったかも?(笑)」

あみ・りな「盛ってない盛ってない!!(笑)」

ゆうあ「3曲入りなんですけど、1曲目の『らうどじゃんきー』は、私とは無縁なキラキラしてる女子高生の歌。私、ライブも見に行くくらい「ヤバいTシャツ屋さん」が好きで、「ヤバT」みたいな曲を作りたいと思って、関西弁もどきの歌詞を入れて楽しい感じにしました」

あみ「歌詞の中に「楽しけりゃまぁイイって感じ」っていうフレーズも入ってて、まさに「イヤ缶。」を象徴する曲になってますね」

ゆうあ「2曲目は『17(じゅうなな)』。‟華の17歳”とかよく言うじゃないですか。でも、華になれてない人もいっぱいいて…すごくネガティブなんですよ、自分。そんな、華のある人達に憧れてる感情を歌ってます。最初は1番しかなかったんですけど、 2番の歌詞をあみちゃんが作ってくれました。私のイメージ通りの歌詞で、元からあったように自然な感じになってます」

あみ「『らうどじゃんきー』が短めの曲だったこともあって、2番も作りたいなと思ったんです。ただ、ゆうあが部活もやってて忙しそうだから、続きを書かせてもらって。この曲の2番だけ、実は私の作詞です!(笑)」

ゆうあ「3曲目の『僕は僕のままで』は、自分の好きな音楽を詰め込んだ曲です。‟もし「ブラック・サバス」が「欅坂46」を歌ったら”というコンセプトで作ってみました」

―「イヤ缶。」の魅力が凝縮された、盛りだくさんな1枚ですね。最後に、バンドとしての今後の目標を教えてください。

あみ「CDリリースという目標を1つ叶えられたので…、もっとお客さんと一体感のあるライブを目指したいです。最後の曲だけじゃなくて、序盤から盛り上がるような、「イヤ缶。」のライブ全編を通して、その場にいる全員が楽しめるようなライブを作っていきたいですね!
 リリース日に出演する3月11日(日)のライブでも、楽しくて、自然と笑顔になれるようなライブをするので、見に来てもらえたらうれしいです」


 メンバーもお互いに知らなかったエピソードや、CD収録曲の制作裏話など、たっぷりと話してもらいました。今しかできない音楽を、全力で楽しんでいる3人。ライブを締めくくる定番の‟最後の曲”とは?ぜひライブで確かめてください。盛り上がること間違いなしです。

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧のみなさんに、「イヤホンの缶詰め。」メンバーからメッセージ!

取材協力/U-ONE MUSIC 阿部さん(@outline1
撮影/武藤健一さん(@k_rock_mt
撮影場所/Player's Cafe

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