【いわき市】「豆処 ブラウンチップ」オーナー・関根 匡さん

焙煎士として、コーヒー農場から至極の一杯までの物語を紡ぐ

1988年、東京・荻窪に「ブラウンチップ」1号店が誕生。それに続き1992年、オーナーの関根 匡（ただし）さんはふるさとのいわき市に2号店となる『豆処 ブラウンチップ　平店』をオープンした。

生豆を店に並べ、客の注文を受けてから焙煎するのは開店当初からのこだわり。焙煎したての豆は「おいしさが全然違う」というのがその理由。豆の特徴が出やすいことから直火焙煎にもこだわり、店内には通常の焙煎機の他、小型焙煎機が3台並び、注文に応えている。

【郡山市】「コーヒー豆自家焙煎 珈琲ギャラリー」店主・中矢美枝子さん

みなさんの“毎日出会う小さな感動”の一つになれるように

郡山市『珈琲ギャラリー』店主の中矢美枝子さんは信頼のおける取引先から生豆を仕入れ、汚れを除去してから直火焙煎。焙煎前後に丁寧にハンドピックをすることで、状態の悪い豆を取り除き、雑味がないクリーンな味わいに仕上げている。

焙煎中は一時も目を離さず、火力や排気を調整。豆の状態を確認するため、時には焙煎中の豆をかじって味や硬さをみることもある。店では焙煎から1週間以内の豆のみを販売。

【いわき市】「ヤナイコーヒー商会」代表・箭内正孝さん

ホッと一息つける一杯を。“優しいコーヒー”の魅力を届けたい

創業から29年、直火焙煎にこだわったコーヒー豆を販売しているいわき市の『ヤナイコーヒー商会』。代表の箭内正孝さんは飲みやすいコーヒーを求めて独学で焙煎を研究。目指したのは玉露のようなまろやかで優しい味わいのコーヒーだ。

直火で豆の芯からローストすることで、えぐみや酸味をなくし、香りとコクを引き出すことにたどりついた。ブラジル「山口農園」のスペシャルティコーヒーをはじめ、ケニア、タンザニアなどから輸入した生豆を焙煎。ストレートはもちろん、ブレンドにも力を入れている。