豊かな自然にあふれ、ユズやイチゴを特産品に持つ『矢祭町』。花き、特に鉢物生産については福島県内屈指の栽培技術を誇り、「花の国づくり共励会 花き技術・経営コンクール」でも農林水産大臣賞を受賞するなど、矢祭町の鉢物が高く評価されている。
平成元年には「矢祭鉢物研究会」を発足。農家間で技術を共有し、全体として高いレベルでの花き生産が可能になっている。現在は、主に矢祭町の花き生産者7名が研究会に加入。カーネーション、シクラメン、ポインセチア、プリムラなど、年間で100種に近い花を育て、全国の市場に降ろしている。
栽培について「天気や気温など気候条件に気を使いながら、手間をかけて世話をすることが大切」と会長の石井さん。病気の対策や生育の調整など、日々試行錯誤を繰り返して質の高い花づくりを目指す。
矢祭町の昼夜の寒暖差も、花が丈夫に育つ一つの理由だ。「これからはネット通販により個人販売ができるようにしたい」と先の展望を笑顔で話す。
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標高1,000mを超える八溝山で育まれた、色味が濃く香りが強いユズや、糖度が高く香り良いイチゴ、久慈川の清流で採れたアユなど。矢祭町内の飲食店や直売所「太郎の四季」では、町が誇る自然の恵みに出合うことができる。
Information
矢祭町
- 住所
- 問い合わせ先
- 矢祭町 事業課産業グループ
- 問い合わせ先
電話番号 - 0247-46-4576
- リンク
- http://www.town.yamatsuri.fukushima.jp/