禁煙デーを段階的に増やしスムーズに全面禁煙へ移行
1984年に、VTR用電子基板の組立工場として創業したアサヒ電子株式会社。何十台もの精密機械が並ぶ工場内で、現在は主にヨーロッパ向けの車載基板ユニットなど、高い技術力を生かした電子部品を製造しています。
長時間立ち仕事を行う部署が多く、休憩時間になると喫煙所でタバコを吸う従業員の姿も見られ、健康面に悪影響を及ぼす懸念がありました。総務課課長の佐藤裕憲さんは、2020年4月の受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の施行に伴い、会社として全面禁煙に移行する上で、禁煙デーを段階的に増やす取り組みを行いました。自身も喫煙者であった佐藤さんは、急に禁煙にするとストレスが大きいだろうと考え、2020年1月から週1回の禁煙デーを設け、2月は週2回、3月は週3回と段階的に増やし、4月から社内3ヵ所にあった喫煙所を撤廃し全面禁煙としました。
それ以前の2019年12月には、「アサヒ電子の喫煙率ゼロを目指して」と題した福島県立医科大学准教授による講演会に社員全員が参加。喫煙や受動喫煙がどれだけ健康被害を及ぼすかを学び、禁煙に対する意識を高めました。当初は反対する声もありましたが、社内に目安箱を設け、喫煙に関する意見に対しての回答を継続してきたことにより次第に理解が深まり、現在では禁煙がほぼ受け入れられているとのことです。
禁煙対策だけでなく、情報発信で健康への関心を向上
社内が全面禁煙となったことで、就業中はタバコを一切吸うことができなくなりました。「タバコを吸う本数が少なくなった、タバコをやめることができたという社員がいる一方で、今まで通り喫煙を続けているという社員もいます。中には、禁煙したいから金銭的に補助してもらえないかというような意見もあります。社員全員の健康を高めるために、会社として今後どのように禁煙対策に取り組んでいくか、現在は次のステップを模索しているところです」と佐藤さん。
禁煙だけでなく健康への意識を高めてもらおうと、継続した取り組みを行なっている同社。その一つである"社内ポータルサイト"は、個人のパソコンやスマホからいつでもアクセスできるようになっており、健康に役立つ知識や気軽に行えるストレッチ体操などの記事を随時閲覧することができます。更新作業の管理者でもある佐藤さんは「タイムリーな情報を常に発信して、社員一人ひとりの健康への関心をより高めていきたい」と話していました。
Information
アサヒ電子 株式会社
- 住所
- 電話番号
- 024-584-2111
- 問い合わせ先
- 【この記事に関するお問い合わせ】全国健康保険協会 福島支部(協会けんぽ)
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-523-3916
- リンク
-
https://www.asahi-gp.co.jp/denshi/
- 備考
- <第二工場>福島市
■設立/1984年(昭和59年)
■代表者/代表取締役 菅野寿夫
■従業員数/209名(男性104名、女性105名:2020年6月現在)