江戸時代には城下町として栄えた『棚倉町』は、東北の小京都とも呼ばれる歴史と文化の町。由緒正しき神社や情緒ある史跡が訪れる者を迎えてくれる。

国の史跡「棚倉城跡」は棚倉藩2代藩主である丹羽長重が江戸時代に築城したとされる棚倉城の跡地。土塁や堀、石垣が当時の趣をそのままに、現在は公園として町のシンボルになっている。樹齢約600年の大ケヤキや、春には堀を囲む桜が楽しめる観光スポットとしても親しまれ、例年開催される祭りには、往時の賑わいを思わせるほどの人が集まるそう。

また陸奥一宮である「馬場都々古別（ばばつつこわけ）神社」や、奥州一宮である「八槻都々古別
（やつきつつこわけ）神社」など、歴史ある観光名所が棚倉城を中心に点在。令和2年には同町の「歴史的風致維持向上計画（歴まち計画）」が国の認定を受け、環境の整備や伝統文化の担い手育成などを通し、歴史を生かしたまちづくりを進めている。

旅のおともには観光案内アプリ「指さしナビ 棚倉町」がおすすめ。目的地の方向と距離が一目でわかるナビアプリで、地図が苦手な方でも簡単に目的地へ向かえる。おすすめの散策コースを設定でき、史跡や施設の情報も簡単に見られて便利だ。

観光名所をめぐる際は農産物直売所や商店に立ち寄り、町自慢のグルメや土産を楽しむのも良い。