「ただ、見るだけじゃ終われない魅力が只見にはある」。私はそう思った。モニターツアーに参加して、絶対にプライベートでも行きたくなった私がいた。
遡ること、10時間前
今日(2023年3月4日)は待ちに待った『会津バス×CJ Monmo 只見線モニターツアー』。
約200名の応募者の中から選ばれし13名とともに、只見線モニターツアーにレッツゴー!(応募していただいた皆様ありがとうございました)
![JR会津若松駅集合。駅前も只見線一色でした](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/7e3e1651310ead54bd1cbfdd02131100.jpg)
![傘をさしているのが運転手の小堀さん、バスガイドは渡部さんです](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/01e464c04f44dbe871b973137f825e9a.jpg)
おおまかなスケジュールはこんな感じです。
- 9:00~ JR会津若松駅を出発!
- 9:30~ 道の駅 会津柳津
- 11:15~ ただみ・ブナと川のミュージアム
- 12:30~ 季の郷 湯ら里
- 14:00~ JR只見駅
- 14:35~ JR只見線乗車
- 15:45~ JR会津川口駅
- 16:55 JR会津若松駅
バスに揺られて、まずは『道の駅 会津柳津』へ。道中、バスガイドの渡部さんの親しみやすい会津弁に心がほっこりしました。
車内は警察車両や救急車両でも使われているウイルスコーティングが施され、かつ空気清浄機が完備されていて、換気はばっちりです。
赤べこ発祥の地・柳津町の道の駅
柳津町に入った時からひしひしと感じる“赤”。とにかく赤いものが多いです。橋から建物まで、赤べこの“赤”ですね。
『道の駅 会津柳津』ではさっそくお買い物へ。
![赤べこの「あいちゃん」と記念撮影。ちゃんと首が動きます](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/a0fb6b0fb5afc1d6e63c7a2b1f480a7a.jpg)
![『道の駅 会津柳津』限定のあわまんじゅう詰め合わせセット](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/cced543d326b6520bac7eb91da164b48.jpg)
店内には赤べこグッズがいっぱいです。今回はバスガイドの渡部さんからお聞きした『道の駅 会津柳津』限定のあわまんじゅう詰め合わせセットを購入しました。柳津町の老舗3店舗の詰め合わせです。「はせ川屋」「稲葉屋」「岩井屋」を食べ比べできるので、おすすめです。
ちなみに、『道の駅 会津柳津』の向かいにはラッキー公園があるので、子ども連れでも楽しいですよ。
あわまんじゅうを買ったら、次は『ただみ・ブナと川のミュージアム』へ。バスなので、お土産も置いて観光に行けるのがうれしいです!
![車窓からは雄大な只見川の景色も堪能できます](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/36042485a49c9db8f36415c12d82920c.jpg)
バスはずんずん奥会津を駆け抜けていると、
「ふんふんふーん、ふふふーふふふー♪」
アニメ映画「耳をすませば」の主題歌として有名な「カントリーロード」がどこからともなく、聞こえてきました。バスガイドの渡部さん曰く、ここは福島県内には1ヵ所しかない(東北でも唯一)メロディーロードでした。眼鏡橋の近くなので、行かれる際には耳をすましてみては?
只見町のブナと自然を展示!現れた昆虫博士!?
![ただみ・ブナと川のミュージアム](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/2436e279e9813b4920efdb7e5c2b7130.jpg)
只見町のブナと自然をテーマに、ジオラマや多様な動植物の標本を展示・解説している博物館施設です。また、自然環境や生物多様性と関連する住民の生活文化や歴史も学べます。
今回はツアーの参加者の皆様と一緒に、博物館の吉岡さんのお話を聞きながら館内を紹介していただきました。
館内を進むと、まずは巨大なジオラマに圧倒されます。ニッコウイワナの巨大水槽があったり、大きな猛禽類がいたりと、只見町の自然豊かさを感じ取れます。
只見町の大きさは東京23区の1.2倍だそうです。吉岡さんも言ってましたが、わかるようでわかりません。ただ、森林が大半を占めていて動物たちも住みやすい環境です。
![2階には昆虫の標本がずらりと並びます](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/ba82e6421f49c0db69db3971d86f634b.jpg)
只見町の街灯はLEDが多いそうです。自然の豊かさからオオクワガタやカブトムシなど昆虫類が見つかる町だったのですが、乱獲を防ぐために、LEDにしたそうです。この話にはツアー参加者からも「なぜLEDにすると、クワガタやカブトムシが寄ってこないのですか?」と質問が出ました。
吉岡さんも「良い質問ですね!」と虫の知識を披露してくださいました。後ほど、分かったのが、専門は昆虫で特にカマキリの専門家でした。
吉岡さんにいろいろ聞いてみるのも面白いと思います!
約50分の見学を終え、お昼ご飯です!
スタミナ満点!元祖「只見坦々まぜそば」でガッツリ!
![元祖「只見坦々まぜそば」(1,100円)](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/a2256b113d538454f4f5f273c03eab77.jpg)
広大なブナ林に囲まれた只見町で宿泊するなら『季の郷 湯ら里』へ。今回は、昼食での利用でしたが、坦々まぜそばはとにかくパンチが効いていました。
マトンのそぼろ、じゅうねん、サクサクのおかき、水菜など、とにかく具沢山で食感が楽しいです。まずはまぜまぜしましょう!
まぜると、わかる麺の色。黒い!?スタッフの方に聞いたところ、只見産コシヒカリ米粉の麺を使用しているそうです。
![ニンニクもかなり効いています](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/7be25ab9f70f9365e41821a32b5420be.jpg)
食べ進めて、麺がなくなった後は、ごはんを入れて“追い飯”してみて!
「ふぅ~。おなかいっぱい。」
麺は平打ちの太麺でじゅうねんなどの具材が麺と絡んでおいしかったです。
ちなみに帰るときに、ガムをいただけたので、口臭の心配も安心です。
最後はお待ちかねのJR只見駅へ
![駅が旧字体なのも趣があります](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/c24f177c551cb1e5fb7d5e46b33255c0.jpg)
乗車する前に、只見町広場ではお買い物や食事も可能です。
![只見町インフォメーションセンター](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/d4f38cb921e375948d68c70d02ed46fb.jpg)
![乗車前にツアー参加者とパシャリ](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/c3d980e67b967194946215e1da202bbf.jpg)
JR只見駅からJR会津川口駅まで約40分の電車旅。車窓から手を振ってくれる方が多く、愛されている電車だと感じました。
![先頭車両で景色を楽しむのも良いですね](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/d6dc72e4d7a88283aa915bd2d09fee79.jpg)
![あっという間に電車はJR会津川口駅へ到着。只見川の側に駅がありました](https://www.cjnavi.co.jp/assets/uploads/2023/03/71974a49d4aea5976fd0c7a9adf19d34.jpg)
1日と言えど、モニターツアー参加者の皆様と過ごした日々を忘れません。というか忘れられないくらい良い景色と人たちでした。
今回は雪の只見線だったけど、夏も来たい。「霧幻峡の渡し」は絶対に体験してみたい。
“只見る”だけじゃ、終われないな。私はそう思い、帰路につきました。
只見線モニターツアーにご応募いただいた方々ありがとうございます。また、どこかで会う日まで…。
会津バスでは今後も只見線のバスツアーを企画中。HPもチェックしよう!
Information
只見線モニターツアー
- 問い合わせ先
- 会津バス(平日9:00〜17:00)
- 問い合わせ先
電話番号 - 0242-22-5560
- リンク
-
https://www.aizubus.com/
- 備考
- 主催/福島県只見線管理事務所
企画・運行/会津乗合自動車株式会社