開成山公園

リニューアル後の『開成山公園』で大きく変わったのが「フロンティア広場」。砂利だったところに芝生が整備され、思いっきり遊べる空間が広がる。

また、駐車場横の広場に設けた大屋根は日差しや雨も避けられる他、災害時の一時的な避難場所にも活用。様々なイベントにも対応できる場所に生まれ変わった。

バラ園

四季折々の美しい風景も公園の大きな魅力。園内の『バラ園』では約400種類の個性豊かなバラが魅了し、バラ園前に新しくできた花壇も華やかさを演出。バラ園口から開成山大神宮までの参道は白い石畳に整備され、歩きやすくなったのもうれしい。

FLATWHITE COFFEE FACTORY lake side in the park

福島や宮城に8店舗を展開する『FLATWHITE COFFEE FACTORY（フラットホワイトコーヒーファクトリー）』。開放的な店内は温かみがあり、奥には五十鈴湖（いすずこ）や太鼓橋を望むテラス席も。コーヒーはもちろん、おしゃれなフードメニューも人気。

福島県内店で初登場の「ベネディクトプレート」は半熟玉子にナイフを入れた瞬間、思わず笑顔に。さらに、姉妹店の人気ビュッフェで作ったデリなどが並ぶ開成山店限定の「SARARA特製ランチプレート」やマフィンもおすすめ。

SPROUT（スプラウト）　Park店

花苗やガーデニングツールを販売する外構と庭の専門店『SPROUT（スプラウト）』では、散歩を楽しむ愛犬家たちに向けたかわいいペットグッズも取り揃える。ウェアも福島県内初の「ALPHAICON（アルファアイコン）」などが登場。庭に設置できるバレルサウナの展示も。散歩の途中に気軽に立ち寄れるのがうれしい。

郡山市開成館

開成山公園西側から歩いて約5分の場所にある『郡山市開成館』。郡山市を語る上で欠かせない「安積開拓」と「安積疏水」の歴史を伝える資料館だ。明治7年に区会所として建てられたモダンな擬洋風建築物は福島県指定重要文化財であり、近代化産業遺産にも認定されている。

2024年6月現在は、残念ながら福島県沖地震の被害の復旧に向けて休館しているが、敷地内の他の施設は見学できる。2023年に屋根を全面葺き替えた「安積開拓官舎（旧立岩一郎邸）」は柿葺き（木羽葺き）と呼ばれる貴重な技術を間近に見ることができ、縁側で庭を眺める楽しみも。

こおりやま文学の森資料館

開成山公園東側の内環状線沿いにある『こおりやま文学の森資料館』では、文学資料を中心に展示しており、作家たちの筆跡をたどることができる。個性豊かな特別企画展も好評で遠方から訪れる人も多い。

敷地内には久米正雄の鎌倉の邸宅を移築した「久米正雄記念館」があり、内部を公開している。玄関に足を踏み入れただけで空気が変わり、モダンで華やかな世界が広がっている。

おむすび 一路（いちろ）

こおりやま文学の森資料館近くの『おむすび一路』では、須賀川市稲田産の天日乾燥させたコシヒカリと「天のつぶ」をブレンドした米を使用。ふっくらと炊き上げたご飯は甘みもうまみもひと味違う。約20種類用意される具材は一つひとつ丁寧に作られており、味わいも豊かで特別感を感じる。

テイクアウトも可能だが、店主の飯田さんによる握りたてを味わうなら、店内用の「おむすびセット」（710円〜）がおすすめ。好きなおむすび、汁物、選べる小鉢、厚焼き玉子が付く。