10月12日（土）、福島市「まちなか広場」（雨天時は「福島市写真美術館」）にて、乳がん・子宮頸がん啓発イベント、『ウェルネスマルシェ』を開催。福島県内で人気のパン屋やスイーツ店などが出店する。ワークショップやハンドトリートメント体験などもあるので、子どもや友達と一緒に楽しんでみては。

また、君島乳腺クリニックの看護師による乳がん相談ブースや、乳がん・子宮頸がんに関するクイズなど、楽しみながら乳がん・子宮頸がんについて学べるイベントも。クイズに答えてガラポン抽選会に参加し、旅行券や炭酸水メーカーなどの豪華賞品をゲットしよう！

参加店舗

• 伏見珈琲店（福島市・コーヒー）
• 小麦の奴隷　郡山店（郡山市・パン）
• コッペパン専門店 COPPERI　南相馬店（南相馬市・コッペパン）
• Patisserie Le Cherien（福島市・ドリンク＆スイーツ）
• Café de Fleur（福島市・焼き菓子）
• 凍天処 木乃幡（福島市・凍天）
• baby’s breath candle（郡山市・韓国キャンドル）
• トータルイメージプロデュースサロン Pinna（郡山市・パーソナルカラー診断）
• POLA（福島市・ハンドトリートメント＆肌診断）

イベントに行く前に…

福島県立医科大学の立花和之進先生と小川真里子先生が、乳がんと子宮頸がんについて解説！コラムも読んでみて

コラム「近年増えている乳がん・子宮頸がん。定期的な検診、受けていますか？」

乳がんってどんな病気？検診の具体的な内容は？

立花先生「乳がんとは、乳房にできる悪性腫瘍のことを指し、原因の多くは女性ホルモンの影響です。乳がんを発症しやすい人の特徴として、初潮が早い人や閉経が遅い人、妊娠・出産の経験がない人が挙げられます。

検診は、市町村で実施しているものや、各企業や個人で受けるものがあります。内容は異なる場合がありますが、基本的には40歳以上の女性はマンモグラフィ検査を受けることになります。頻度は、乳がんが年単位で進行することから、2年に1回の受診が推奨されます。」

乳がん予防で大切な「ブレスト・アウェアネス」とは？

立花先生「ブレスト・アウェアネスとは、乳房を意識する生活習慣のことです。日頃から乳房の状態に関心を持ち、変化に気づいたら速やかに検診を受けることで、がんの早期発見につながります。

具体的には、30代あたりから1ヵ月から2ヵ月に1度セルフチェックを行う、40歳になったら乳がん検診を受けるなどの行動が挙げられます。乳がんは発見が早ければ早いほど、完治できる可能性が高いので、早期発見が何より大切です。」

20代の発症が増えている子宮頸がん。その予防法は？

小川先生「子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのことで、HPVというウイルスの感染が主な原因です。予防法は、主な原因であるHPVの感染を防ぐHPVワクチン接種と、子宮頸がん検診があります。

検診は、子宮の入り口をブラシでこすって細胞を取るので、検査そのものは3分ほどで終わり、痛みもほとんどありません。HPVワクチンは、とくに子宮頸がんになりやすい型に対応したワクチンで、全てのウイルスに対応していないため、ワクチン接種での感染予防と、検診の定期的な受診が大切です。」