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全国トップクラスの食味値「特A」。会津産厳選米「コシヒカリ」

  • 情報掲載日:2022.10.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

食味ランキング32年間中26回、平成25年から9年連続で「特A」の評価を受ける会津産コシヒカリ。その中でも会津清酒の酒粕を肥料として土づくりに施し地力を高めることで、丈夫で稔り豊かな会津の米が誕生した。それが「アイヅライス」。今回は熟練の生産者が鼎談を行い、苦労と味わい方を聞いた。

会津地方がもたらす最適な風土。うまい米ができる理由とは?

左から「アイヅライス」生産者の長谷川泰道さん、武田芳仁さん、白川浩二さん。自然に逆らわず、健全な状態の米を育てられるかが大事だと話す。米に話しかける人もいるそう。「こんなうまい米食べたくない人はいない!一度食べてみっせ」と長谷川さん
左から「アイヅライス」生産者の長谷川泰道さん、武田芳仁さん、白川浩二さん。自然に逆らわず、健全な状態の米を育てられるかが大事だと話す。米に話しかける人もいるそう。「こんなうまい米食べたくない人はいない!一度食べてみっせ」と長谷川さん

全国でもトップクラスの米どころ・会津地方。盆地特有の昼は暑く、夜は涼しくなる寒暖の差がおいしい米づくりに最適な土地となっている。秋になると朝露が発生し、葉や土壌を潤す。冬は雪が降ることで地力の消耗が少ない。

盆地中央には阿賀川や湯川が流れ、周辺の山々、森から栄養豊かな水が河川に流れ込む。その水が水田を満たし、米の生育を支える。四季を通して、自然の恩恵を受けられる風土が会津産コシヒカリを育たせる。

この環境で育てられた会津産コシヒカリは、昭和46年に始まった「食味ランキング」において、平成元年に「特A」のランクが創設されてからは、食味ランキング32年間中26回、平成25年から9年連続で「特A」に位置付けられている。会津は全国屈指の米どころだ。

伝統的な農法で作り上げる、会津産厳選コシヒカリ『AiZ’S-RiCE』

水分少なめで炊くとしっかりとした歯ごたえを感じられる。会津山塩をかけて食べるのが一番おいしいと白川さんと武田さんは話す
水分少なめで炊くとしっかりとした歯ごたえを感じられる。会津山塩をかけて食べるのが一番おいしいと白川さんと武田さんは話す

会津産コシヒカリの中でも厳しい5つの条件をクリアした米が「アイヅライス」として出荷される。

1つ目は会津産コシヒカリ1等米であること。

2つ目は食味値80点以上・玄米タンパク質含有率6.4%以下であること。食味値とは近遠赤外線分析機で「アミロース」「タンパク質」「水分」「脂肪酸度」の4つの成分を測定し、食味方程式により算出されるおいしさを評価した値。標準は65点から70点とされる中、「アイヅライス」は80点以上と高い基準を求める。

3つ目は特別栽培米ガイドラインに基づいて栽培すること。農薬の使用回数を減らし、食の安全と農業環境の維持増進を図り、持続可能な農業につなげている。

4つ目は会津清酒の酒粕を肥料として使用すること。會津藩の肝煎、佐瀬与次右衛門によって江戸時代前期の貞享元年に書かれた「會津農書」で提唱されている。酒造りで出た酒粕を肥料に用いた肥沃な土壌づくりは、当時から「米どころ・酒どころ」だった会津らしい農法といえる。酒粕はアミノ酸やビタミンなどの豊富な栄養素が含まれているとともに優れた発酵食品であることから土壌の微生物にも良い影響を与え、作物の成長に好影響を与えるとされている。この効能について専門家の知見を取り入れるべく福島大学との共同研究にも取り組んでいる。

5つ目はさらに安全・安心に配慮したものとするため、「グリホサート系除草剤」及び「ネオニコチノイド系農薬」を不使用とすることを要件としている。

撮影当日、長谷川さんの圃場で稲刈りの様子を見せてくれた。稲を収穫する10月は喜びと緊張の瞬間だ
撮影当日、長谷川さんの圃場で稲刈りの様子を見せてくれた。稲を収穫する10月は喜びと緊張の瞬間だ

現在は会津若松市内の個人・法人13の経営体が10.1haの選りすぐられた圃場で生産している。「アイヅライス」の稲は束が太く、生命力を感じる。台風でも稲が寝ることも少なく丈夫。量ではなく質を求めた栽培方法がおいしさの違いにつながっている。

会津の米を頂点へ。風評被害払拭に向けた農家の想い

東日本大震災後の風評被害では、厳しい検査を行っても消費者にとって「安全=安心」ではないと感じたと3人は話す
東日本大震災後の風評被害では、厳しい検査を行っても消費者にとって「安全=安心」ではないと感じたと3人は話す

厳しい基準を掲げる「アイヅライス」は手間暇がかかる。生産者に栽培する理由を聞いた。「品質では新潟県魚沼産米にも並ぶ会津産コシヒカリだけど、東日本大震災後に価格が大きく低下。正直悔しい気持ちがある。会津のお米が安全でおいしいということをもう一度全国の方に知って欲しい。

また、良い評価をもらえれば、自分たちも誇りを持って米作りができる。そのための『旗印』として、最高峰の品質を目指し、『アイヅライス』に取り組んでいます」と笑顔で話してくれた。

Information

【AD】会津産 AiZ’S-RiCE(アイヅライス)
問い合わせ先
あいづの厳選米生産推進協議会(会津若松市農政部農政課)
問い合わせ先
電話番号
0242-23-9973
リンク
「AiZ’S-RiCE」ホームページ
備考
【販売店情報】
会津若松市内の土産物店・直売所などの他、首都圏を中心とした米屋で取り扱っている。取扱店一覧は上記ホームページで確認を。

【購入方法】
店頭販売・電話注文・ネット販売

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