Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】 Monmo(モンモ)良品 【福島県産品のお取り寄せ通販ストア】
  1. Home
  2. グルメ
  3. 福島市のとんかつカルチャーを牽引し続ける、“うわさの”ロースかつ

ふくしま定食部

福島市のとんかつカルチャーを牽引し続ける、“うわさの”ロースかつ

第70回「旨いとんかつ カツ亭 松川本店」

  • 情報掲載日:2023.07.02
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

梅雨どきの部活動は、カラリと揚がったカツで気分は晴れやかに!

福島市街から国道4号福島南バイパスを南へ。「道の駅安達 上り線」の手前まで来ると、「カツ亭」さんの大きな看板が見えてきます。

カツ亭さんの目を引く看板に吸い込まれます
カツ亭さんの目を引く看板に吸い込まれます

福島市内にはとんかつの名店が幾つもありますが、青年期を福島駅西口・野田町界隈で過ごした身としては“カツ亭と飛行船は六華の誇り”とばかりに記憶に刻まれています。

※六華…旧第六小学校時代からの三河台エリアの呼称
※飛行船…現在は米沢市にある洋食店「飛行船」さんもかつては野田町にあり、ブランコ席がトレンド最先端でした

ピアノ調律師だった初代が、「とんかつが好き」という理由でとんかつ店をオープンした経緯にも驚きます。もともとは「うわさのカツ亭」としてスタート。

松川にお店をオープンした当時、「うわさのカツ定食」を40円で提供する驚愕のイベントを3日間実施。バイパスが“カツ亭渋滞”になるという、うわさどころか伝説のスタートだったようです。

バイパスを走ると現れる、要塞のようなカツ亭さんの外観
バイパスを走ると現れる、要塞のようなカツ亭さんの外観
インパクトのある日本一を掲げた看板
インパクトのある日本一を掲げた看板

その後は福島県内に7店舗を展開。とんかつの他、鰻にラーメン、寿司…と多彩なメニューのお店でしたが、薩摩ロースとの出逢いをきっかけに「旨いとんかつ カツ亭」に改称して、日本一のとんかつ店を目指されています。

実は、6月に訪問した理由がもうひとつ。6月12日で昭和61年の創業から37年。こっそり心の中で創業祭を開催させてください!

現在は松川本店の他、二本松市・金色店と福島市街地・福島テルサ店の3店舗。それぞれ雰囲気も異なるので、気分で使い分けています。

「金色店」は地酒のラインアップもうれしいですね。二本松だけではなく会津の銘酒もあるなと思ったら、会津坂下産の馬刺しがメニューにあるんですから合点がいきます。

ミルクと和風のチューニングが楽しい金色店のドレッシング
ミルクと和風のチューニングが楽しい金色店のドレッシング
海老の尻尾がトレフォイル。「ヒレと海老フライの相盛り定食」(1,790円)
海老の尻尾がトレフォイル。「ヒレと海老フライの相盛り定食」(1,790円)

2022年10月にオープンした「とんかつ&コーヒー カツ亭 テルサ店」は福島市街のオアシス。ランチセットは4種から選べて1,000円。デザート・ドリンク付きでも1,200円はバリュー価格!

水出しアイスコーヒーをお願いして、ババロアも付いて大満足です。

「カツ亭」さんですから、基本的にロースかつをチョイス!
「カツ亭」さんですから、基本的にロースかつをチョイス!

そして、松川本店はうまく表現できませんが、気分が上がるんです。

要塞のような外観から、エントランスのディスプレイ、席までの移動中に右目をかすめる厨房の活気と、まるでとんかつアトラクション。さぁ食べるぞ!という気になります。

お気に入りは天守閣気分を味わえるカウンター席。そこから見える電光掲示板に次々と表示されるコメントが秀逸で、その哲学的なメッセージとアイスコーヒーでひと息いれます。

エントランスに広がるディスプレイで、すでに胃袋が活性化を始めます
エントランスに広がるディスプレイで、すでに胃袋が活性化を始めます
すべてを読みたくなる電光掲示板のファンです
すべてを読みたくなる電光掲示板のファンです

これまでよくオーダーしてきたのは「薩摩熟成ロースかつ定食」の“中”(150g)。14日間熟成された鹿児島産もち豚は、やわらかオブやわらか!

綿実油・こめ油・なたね油がブレンドされた揚げ油はさらりとしてもたれない仕様。薩摩熟成ロースかつは、マラソンの給水ポイントに置いて欲しいほどにジューシー。

「カツ亭」さんといえばやっぱりロースかつ。肉・米・油・野菜すべてにこだわりが伺えます
「カツ亭」さんといえばやっぱりロースかつ。肉・米・油・野菜すべてにこだわりが伺えます

しかし、訪問決定のときから、カツカレーをオーダーしようと決めていました。「カツ亭」さんのカツカレーは2種。「薩摩熟成特上かつカレー」ももちろん旨いですが、アメリカ産ながら間違いのない旨さの「ロースかつカレー定食」を選ぶんです。

その理由は、セパレートに供される贅沢な味わい方にあります。

まるでターンテーブル。2つの器で供される「ロースかつカレー定食」(1,330円)
まるでターンテーブル。2つの器で供される「ロースかつカレー定食」(1,330円)

まずは、ロースカツを単体で味わいます。配置された甘・辛の紅白ソース合戦とも言うべきとんかつソースを、イコライザーのようにカットされたカツに掛け流せば、琥珀の輝き。

ロースの旨み、脂身の甘みが堪らないですね。

ロースのちょうどいい脂身に、ソースで甘辛チューニング
ロースのちょうどいい脂身に、ソースで甘辛チューニング
カレーを掛ける前に、ディップして味わいを段階的に楽しめるのも良いですね
カレーを掛ける前に、ディップして味わいを段階的に楽しめるのも良いですね

次に、1切れ摘まんでカレーにディップ。衣の触感を十分に残しつつ、カレーを纏わせて楽しみます。

終盤は倒れこんだマラソンランナーを包むタオルケットのように、ライスにカツをオンしてのカレー掛け。さらには辛味スパイスと福神漬けでラストスパートです。

途中で味変。カレー用辛味スパイス3周でヒリリ
途中で味変。カレー用辛味スパイス3周でヒリリ
好きなタイミングで投入できる福神漬け
好きなタイミングで投入できる福神漬け

とんかつ定食でスタートして、ラストはカツカレーにできる、まさにカツカレートランスフォームで満足度も2倍、いや3倍。

ボリュームもさる事ながら、エンターテインメント性も「カツ亭」さんに引き寄せられる魅力なんでしょうね。

南体育館を訪れると、毎回懐かしく見ている当時の看板※現在は電話番号が異なります
南体育館を訪れると、毎回懐かしく見ている当時の看板※現在は電話番号が異なります

次回は馬刺しに銘酒で助走、そこからロースカツでの昇天を目指します。

ごちそうさまでした。

Information

旨いとんかつ カツ亭 松川本店
住所
電話番号
024-567-4272
営業時間
11:00~14:45ラストオーダー/17:00~20:45ラストオーダー
※土・日曜祝日は通し営業
休み
無休
駐車場
60台
リンク
https://www.katsutei.jp/

関連記事

SNS