野菜たっぷり！鉄板の上で焼く、香ばしさもごちそう

本格的な広島のお好み焼きを味わえる福島市の『かっちゃん』。食材は産地直送、麺は国産小麦の自家製麺と努力を惜しまない。広島の人気店で修業した店主が1枚1枚丁寧に焼くお好み焼きは、食べログの百名店に東北で唯一、3年連続で選ばれている。

おすすめメニューの1つ「カガちゃんスペシャル」は、薄い生地の下に蒸し焼きになった大量のキャベツ、もやし、豚肉、イカ天、昆布粉、麺など具材たっぷり。これに広島ネギをたっぷりかけて熱々をいただく。チーズや餅などのトッピング（別料金）をしてもおいしい。お好み焼きの他、広島ラーメンも提供。

鶏もも肉1枚分をペロリ。おかあさんのご飯で元気に！

福島市のパセオ470北側のビル2階にある『おかあさん食堂』。扉を開けると「おかあさん」たちが温かく迎えてくれる。メニューは家庭料理が基本で、ランチタイムの1番人気は「日替わり定食」（980円）。次いで「豚しょうが焼き定食」（1,180円）、「とり唐定食」もよく出るという。

「とり唐定食」は鶏もも肉をまるっと1枚使用し、オーダーを受けてから特製タレをもみ込んで2度揚げする。一口目はサクッ、食べ進めるとジューシーで白米にもよく合う。

自慢の1つは、火力の強いガス釡で炊き上げる福島県産米のご飯。昆布とカツオ節、イリコできちんとだしをとったセットの味噌汁も、ぜひ味わってみてほしい。

3種類のゴマがコクを出す、老舗中華の定番メニュー

福島市・平和通りのビル地下に店を構える『精華苑』は、創業62年を迎える本格中国四川料理店。豊富なメニューを取り揃え、大小の宴席でにぎわっている。

看板メニューの1つ「担々麺」は、創業当時から変わらぬ味。鶏ガラスープをベースに福島県産の豚ひき肉と、厳選した3種類のゴマをたっぷり加えた濃厚な味わい。うち2種類のゴマはなめらかなペーストにして加えており、コクのあるスープが麺によく絡む。特製ラー油のマイルドな辛さも食欲をそそる。

寒い日には、辛さに酸味ととろみを加えた「酸辣湯麺（サンラータンメン）」（1,350円）もおすすめ。

燗酒の魅力を引き出す「アテ」とのマリアージュ

JR南福島駅から東に徒歩3分の場所にある福島市の『燗酒ノ城（かんざけのしろ）』。日本酒を愛し、蔵人の経験もあるオーナーが「温めて飲む日本酒」のおいしさを発信している。「ちろり」で燗した銘酒を味わうことができ、好みの盃は、ざっと100枚から選べる。

つまみには、お酒によく合う季節のメニューを取り揃える。「鶏塩おでん」は鶏と昆布、マグロ節が生み出す絶品だしに、手作りのエビしんじょうなどが楽しめる。「鯖の棒寿司」は予約すれば1本まるごと持ち帰りもできる（2日前までに要予約）。

元気がみなぎるうなぎをランチで気軽に楽しめる

福島市・福島稲荷神社の西側にある『うな萬』は、創業百年を超える老舗割烹「萬清」が営む和風レストラン。厳選した国産うなぎを東京から取り寄せ、40年以上の経験を持つ職人が手仕事でさばいて、秘伝の継ぎ足しタレで焼き上げている。

おすすめの昼限定『石焼うな丼』は熱々に熱した器に、ご飯とうなぎ半串分、錦糸玉子、水菜、卵黄を乗せたビビンバ風メニュー。香ばしいおこげがうなぎの風味を引き立たせる。タレの追いがけも可能。「並うな重（1串）」（3,500円）もぜひ。

豚バラ肉のうまみが溶け込んだスープとうどんが相性抜群

定食・丼・麺類など合わせて、50以上のメニューが揃う二本松市の『松楽（しょうらく）食堂』。中でも人気なのが、たっぷりの豚バラ肉がのる「肉うどん」。「玉鈴醤油」を使用したスープに、肉のうまみが溶け込み、より濃く深い味わいに。夏は冷やし中華、冬は鍋焼きうどんもおすすめ。

継ぎ足しながら作るデミグラスソースが、豊かな味わいを醸す

2025年で創業9年の大玉村の洋食屋『Cocotte（ココット）』。大玉村産のおいしいお米や野菜を取り入れ、メインはもちろん、セットに付くサラダのドレッシングやスープ、デザートまで全て手作りで提供する。

1番人気の「オムライス」は、チキンライスの上にオムレツを乗せて牛すじ入り自家製デミグラスソースを贅沢にかけた一品。創業から継ぎ足しで作り続け、牛すじや牛骨、セロリやニンジンなどの野菜をじっくり煮込んだソースはうまみがたっぷり。