
「今、福島市にはこれまでにない、この上ないチャンスが集まった」と福島市の木幡市長。
まずは「花観光」。福島市内にはサクラ、ハナモモ、夏のアジサイなど、地域の方々が育んできた花の名所が数多く点在する。これまで以上に人と空間を繋げ、美しい景色の移ろいを感じてもらいたいと「ふくしま花回廊」と銘打ち、取り組みが始まっている。
そして、連続テレビ小説「エール」放映。主人公のモデルは福島市名誉市民・古関裕而さんだ。福島市でもロケが行われ、福島がどんな風に描かれるのか、期待も高まる。古関さんにちなんだ商品の発売や、街中で古関メロディーに親しめる仕掛けなども用意される。ぜひ古関さんを知り、感じてもらいたい。
さらに、延期が決まったが「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催も予定されている。"実・湧・満・彩(みわくまんさい)"(※)な福島市の景色、文化、今の姿を全国・世界に発信するチャンスが目白押しだ。
「新型コロナウイルス感染予防・拡散防止」の影響も少なからず出ている。しかし、様々な想いを抱える私たち自身にも、美しい景色、古関メロディー、スポーツが力強いエールとなるはずだ。
※実・湧・満・彩(みわくまんさい)…2019年3月に決定した福島市の新キャッチフレーズ。「実」は豊富な果物や野菜などの特産物。「湧」は温泉の多さや人の温かさに触れ喜びが湧くさま。「満」は満足、満腹、食材や飲食店の豊富さ。「彩」は花や景観、夜景などまちを彩る景色を表している。