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古関裕而のまち福島市・街ネタ

実はすごいオープニングのロケ地の話【連続テレビ小説「エール」感想】

連続テレビ小説「エール」超☆福島解説~第14回~

  • 情報掲載日:2020.07.10
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

主人公になりきるだけではもったいない場所

ドラマのオープニングで主人公・裕一と音が佇んでいる森。放送開始直後は「ここはどこ?」とネット上でザワつきましたが、今では福島市にある「水林自然林」だということが広く知れ渡っています。

休日ともなれば、裕一と音になりきって写真撮影する人も多く見かけます。この水林自然林(以下「水林公園」←地元ではこの呼び名が一般的なので)、実はなかなかすごい場所だということを、今回は解説したいと思います。

水林公園の一角、裕一が立っている場所あたり。土湯こけしの工人の一人・近藤明裕さんが古関裕而夫妻をイメージして作った「おしどりコケシ」を置いて撮影
水林公園の一角、裕一が立っている場所あたり。土湯こけしの工人の一人・近藤明裕さんが古関裕而夫妻をイメージして作った「おしどりコケシ」を置いて撮影

まず、裕一が立つ足元を流れる小川。これは、すぐそばを流れる一級河川「荒川」から取り込んだ水が流れています。

荒川は、国土交通省の水質調査で、「水質が最も良好な河川」に10年連続で認定されているほどの清流(←スゴイでしょ!)。この場所に行ったら、ぜひこの小川の水質の良さにも注目してほしいと思います(さすがに飲んだらダメですよ)。


それと、この森を奥の方へ進むと、石積みの壁がいくつも現れてきます。実はこれ、「霞提(かすみてい)」と呼ばれる人工の堤防。江戸時代から昭和初期にかけて造られたものです。

堤防なのに切れ目が何ヵ所もあるので、「風化して壊れたのかな」と思いがちですが、実はこれはあえてそのように造ったもの。このすき間から水を背後の土地に流し、急激な氾濫をゆるやかに吸収したのだとか。

大雨のたびに「暴れ川」と化した荒川。その水害に苦しんだ先人が生み出した知恵の結晶なんです。

これが「霞提」。堤防であることを知らないと、「なにこれ、城壁?」と勘違いしそうなほど立派。ちなみに、土木遺産や有形文化財に登録されているほど歴史的価値も高い。以前このコラムで紹介した「福島市民家園」にも霞提の一部があります
これが「霞提」。堤防であることを知らないと、「なにこれ、城壁?」と勘違いしそうなほど立派。ちなみに、土木遺産や有形文化財に登録されているほど歴史的価値も高い。以前このコラムで紹介した「福島市民家園」にも霞提の一部があります

荒川を下っていくと、古関裕而の実家の近くにある福島県庁のそばで、阿武隈川に合流します。この合流地点はかなり広いので、子どもたちにとっては格好の遊び場だったはず。きっと古関少年も、ここで川遊びでもしたんじゃないかな~と妄想してしまいます(←ハイ、無理やり古関先生と結び付けようとしてます)。

秋に来たら、あの東北の風物詩にチャレンジ!

水林公園といえば、福島市民にかかせないイベントが開催される場所としても有名です。

それは「芋煮会」。

河原や広場などで芋煮鍋を作って食べるという、東北の秋の風物詩。「水林といえば芋煮会!」という福島市民はかなり多いです。芋煮会の会場であるキャンプ場は、裕一が立っている場所から小川をたどって上流に500mほど行った先。秋になれば毎週末、 鍋を囲んで芋煮を楽しむ人たちで賑わいます。

ここが人気なのは、事前に予約すれば、手ぶらで芋煮が楽しめることも理由の一つ。食材と機材一式が丸ごとセットになっているので便利!初心者にもおすすめです。

福島県外の人で、「ぜひ、福島の芋煮会を体験したい!」という方は、エールのロケ地見学と合わせて、ぜひトライしてみるのはどうでしょうか(秋限定ですが)。

編集部スタッフで行った芋煮会の一コマ。福島の芋煮の特徴は「豚肉・みそ味」(ちなみに山形は「牛肉・しょうゆ味」)。「豚汁」とどこが違うの?という質問はタブーです!
編集部スタッフで行った芋煮会の一コマ。福島の芋煮の特徴は「豚肉・みそ味」(ちなみに山形は「牛肉・しょうゆ味」)。「豚汁」とどこが違うの?という質問はタブーです!

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