とある日
みっきー「今日はとっても良い天気!青空が気持ち良いし、福島県内のどこかへ遠出したい気分。よし、今日の予定はドライブに決まり!!!!」
いざ出発
(車内で音楽を聴きながら)「●△■△~♪」
みっきー「わっ!赤信号だ!」
走行中ブレーキをかけると・・・キーッ!
みっきー「ん?なんか変な音がする?まぁ気のせいか!」
また、ブレーキをかけてみると・・・キーッ!
みっきー「やっぱりブレーキを踏むと、車から音がする…。え、壊れた…?そんなことある!?!?」
近くにあったコンビニで停車するみっきー。車から降りてぐるっと一周確認したものの、おかしなところは見つからない。謎だ!事件だ!どうする!?
すると、壁に貼られたこんなポスターが目にとまった。
くぅ…点検なんてしてないよ…せっかくのおでかけ日和、すぐにでも出発したい。でも、出先で何かあったらマズイ…しばらく葛藤するみっきー。
みっきー「よし、決めた!!出かける前に定期点検しときますか!」
重い腰を上げ、点検を受けるため最寄りの整備工場へと向かった。
整備工場に到着!親切な整備士さんが出迎えてくれた!
整備士さん「こんにちは!どうされましたか?」
みっきー「えっと、車から変な音がしていて…。今すぐ定期点検してください!!!!お願いします!!!!」
整備士さん「それは心配ですね。詳しく話をお聞かせください。」
【STEP1】点検箇所の確認
定期点検の説明と不具合箇所の確認をしていく。
整備士さん「車から変な音がするとのことでしたが、具体的にどんな音でしたか?」
みっきー「キーという、何かが擦れたような…とにかく不快な音です。」
整備士さん「もしかするとブレーキの不具合かもしれませんね。その辺りを重点的に見ていきましょう。」
みっきー「よろしくお願いします!!!!」
【STEP2】いざ、点検開始!
車をリフトにのせて点検項目をひとつずつチェックしていく。
整備士さん「それでは見ていきます。車が持ち上がるので気を付けてください。」
ウィーーーーーン
みっきー「お゛ぉおおぉぉ~~!!!!すごーーーい!!!!」
まずは気になる音の原因を探るべく、ブレーキまわりからチェック
慣れた手つきでタイヤを外して調べる整備士さん。やっぱりプロは違う!そうこうしているうちに何か見つけたよう。
整備士さん「音の原因が分かりましたよ!ブレーキを踏んだ時、回転するタイヤを止める役割をする『ブレーキパッド』という部品の摩擦材がすり減っていました。」
みっきー「ガビーン…。摩擦材がすり減ったことで、本体の金属と直接擦れてキーキーと音がしていたんですね!」
これがブレーキパッド!
みっきー「ほえぇええ!?使っていくうちにこんなに減ってしまうんですね!?新品のブレーキパッドはどのくらいの期間で交換すべきですか?」
整備士さん「走行距離やブレーキを踏む回数など、使用環境によって一概には言えないので定期的な点検が必要です。」
みっきー「そうなんですね。自力で確認するのは中々難しいので、定期点検の度に確認したほうが良いですね。」
みっきー「ところで、ブレーキパッドが減ると音がする以外にどんな害があるんですか?」
整備士さん「ブレーキが効きづらくなることはもちろんですが、本体と擦れるため、他の部品を傷つけてしまう恐れがあります。」
みっきー「なるほど。そうなると追加で修理が必要になっちゃいますね。費用も手間も倍かかりそう…。それは嫌です!!!!」
整備士さん「落ち着いてください。音がしてからでは遅い場合もあるので定期的に点検することが大切です。」
今回は大事に至らず本当に良かった。ブレーキの不調は直接事故の原因になり得るので日頃から点検しないといけませんね!
整備士さん「次は汚れが溜まりがちなエンジンオイルを見ていきましょう。」
ボンネットを開けてオイルを点検する
エンジンをスムーズに動かすための潤滑油のような役目をするのがオイル。繰り返し動かすうちに劣化するため定期的なオイル交換が必要。
整備士さん「オイルのチェックには難しい操作はいらないので、日頃からチェックするのがおすすめです。」
みっきー「たしか教習所でも習いました。毎日ではなくても遠出するタイミングなどで確認するのが良いですね。」
整備士さん「オイル交換を怠ると燃費が悪くなったり、エンジンの故障にもつながるので気を付けてください。」
【STEP3】点検が終了したら結果を受け取ろう
整備士さん「今回はブレーキパッドの摩擦材が減っていたので新しい部品に交換しました。」
みっきー「ありがとうございます!気付かぬうちに車も痛むものなんですね。」
整備士さん「だからこそ車検の他に定期点検することが大切です!定期点検の時期はフロントガラスの丸いステッカーで分かりますよ。事故が起きてからでは遅いですからね。」
みっきー「車の知識がない自分では分からないことばかりだったので、プロの目で見てもらうことの重要性を実感しました。ありがとうございました!」
定期点検終了!
車の変な音も無事直ったし、点検もしてもらってスッキリ!
みっきー「これで安心して出かけられる!レッツゴー!」
点検終わりの爽快感ですぐにでも飛び出そうとしたその時…
整備士さん「ちょっと待ってくださーい!!!!大事なことを伝え忘れました!!」
みっきー「びっくりしたぁぁ!なんでしょう!?」
整備士さん「遠出するときや高速道路にのるときは『日常点検』も忘れずに!」
『日常点検』とは、チェックシートをもとに自分自身で行う点検のこと。
みっきー「でも私、車の知識もないし自分で点検なんて自信ないです。どうすればいいですか!!!!」
整備士さん「専門知識のない一般の方でもできる簡単なチェックリストがありますよ。」
みっきー「チェック項目もいくつかあるんですね。」
整備士さん「そうですね。その中でも皆さんにぜひ行ってほしいタイヤ点検の仕方をレクチャーします。」
タイヤ点検?よく分からないけど、チェックするに越したことはない!すぐにでも出かけたい気持ちを抑えてセルフチェックに挑もう!!!!
いざ、タイヤチェック!
整備士さん「タイヤのチェックで気を付けるべきは、ズバリ、『空気圧』と『溝の深さ』です。」
みっきー「ほほぅ~。『空気圧』は触って確かめるんですか?」
整備士さん「大正解!見た目と触った感触で空気が入っているか確かめます。ちなみに、高速道路を走る時は、整備工場で空気圧をチェックしてもらった方がいいですよ。」
みっきー「お出かけ前の習慣にします!」
整備士さん「溝の深さは、タイヤ側面の三角マークがある位置にスリップサインという目印がありますので、このスリップサインで確認します。スリップサインが浮き上がってきたら使用限度なので、そうなる前に交換しましょう。」
みっきー「仕事柄、車を運転する機会が多いのでタイヤの減りは要注意ですね。」
整備士さん「運転頻度が高いとタイヤの減りは早いですが、あまり運転しなくても、タイヤのひび割れや劣化があるんですよ。」
みっきー「使っていなくても交換が必要になったりするんですね!?勉強になりました。」
ここでみっきー、何か言いたげな様子
みっきー「あの~、そういえば…。実は私、大型トラックに乗って、日本一周したいという夢がありまして…」
整備士さん「え!?突然何を言い出すんですか(笑)」
みっきー「トラックとすれ違うたび、あれだけ大きい車を乗りこなせたらかっこいいなぁって憧れてたんですよ!」
整備士さん「は、はぁ、そうですか…」
みっきー「えー!ちょっと引かないでください!それで、大型自動車に乗るときにも何か気を付けたほうがいいことってあるのかなぁ~と思いまして…」
整備士さん「大型自動車の事故で多いのが、ホイールナットの緩みや折損による車輪脱輪。そのため、普通自動車と同様に定期点検・日常点検を行うことが大切です。」
みっきー「なるほど。ここでも点検が関わってくるんですね。」
みっきー「今日は本当にありがとうございました!点検に来てよかったです!」
整備士さん「安全のためには、定期点検は欠かせませんからね!」
みっきー「やはりプロによる点検が必要ですよね。友達にも勧めます!」
整備士さん「ぜひお願いします!これからおでかけでしたよね?気を付けて楽しんできてくださいね!」
みっきー「ありがとうございます!いってきまーす。」
点検を終え、またひとつ成長した私。新しい自分と点検済みのピカピカの車で出発だ!
レッツ、ドライブ!!!!
Information
自動車点検整備推進運動
- 問い合わせ先
- 福島県自動車適正使用推進協議会
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-546-3451