
30代から40代前半の女性に多い「子宮頸がん」。近年、20代女性の発症も増加しています。
子宮頸がんの予防に効果があるHPVワクチンを、あなたは接種していますか?
HPVワクチンとは
HPVワクチンとは、子宮頸がんのほとんどの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンのこと。
ヒトパピローマウイルスは、性的接触のある女性であれば50%から80%が生涯で一度は感染するとされています。
感染しても、ほとんどの人はウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことも。
HPVワクチンを接種することで、子宮頸がんの原因を最大90%防ぐことができます。
ワクチン接種でウイルスの感染を防ぐことが、子宮頸がんの予防で最も大切な手段です。
知ってる?キャッチアップ接種
小学校6年から高校1年相当の女の子を対象に、定期接種が勧められているHPVワクチンですが、接種後に報告された多様な症状等により、接種を個別にお勧めする取組が控えられていた時期がありました。
その後、専門家の会議でワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことが確認されました。
この接種を控えていた時期があったことによって、HPVワクチンの接種を逃した平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性を対象に、公費によって無料でワクチンを接種する機会が提供されています(キャッチアップ接種)。
キャッチアップ接種は令和7年3月末で終了予定です。それまでに3回のワクチン接種を完了しようとした場合、1回目の接種を令和6年9月までに済ませる必要があります。
ちなみに… 任意でワクチン接種した場合の費用は?
HPVワクチンはキャッチアップ接種の実施期間終了後に任意で接種を受けることもできますが、接種費用は全額自己負担となります。
3種類あるワクチンのうち、2価・4価ワクチンでは3回の接種で約4~5万円、子宮頸がんの予防効果が高い9価ワクチンでは3回接種で8~10万円ほどかかります。
最大で約10万円の自己負担を減らせる、HPVワクチンのキャッチアップ接種。この機会に受けて、子宮頸がんを予防しましょう!
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この記事に関する問い合わせ
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- 福島県感染症対策課
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電話番号 - 024-521-7238
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