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「アトピー性皮膚炎」について、福島県立医科大学の山本美友貴先生に聞きました!

【AD】乳幼児の場合、10人に1人がかかると言われているアトピー性皮膚炎。今回はアトピー性皮膚炎の子を育てる山本先生にアトピー性皮膚炎について教えてもらいました。

  • 情報掲載日:2024.08.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

【今回お話を伺ったのは…】福島県立医科大学 医学部 皮膚科学講座 助手・山本美友貴先生

先生自身、アトピー性皮膚炎の子を育てるママの一面も。「小さい時からアレルギーについて伝え、より丁寧に保湿することを心掛けています」と語ってくれました
先生自身、アトピー性皮膚炎の子を育てるママの一面も。「小さい時からアレルギーについて伝え、より丁寧に保湿することを心掛けています」と語ってくれました

Q. アトピー性皮膚炎って何ですか?

A. かゆみのある特徴的な湿疹を慢性的に繰り返す病気です

原因としては遺伝と環境要因があります。環境要因には花粉、ほこり、ハウスダスト、食べ物などのアレルゲンや、乾燥、汗、ストレス、風邪、引っかき傷などがあり、様々な要因が重なって発症します。生まれてまもなくからの保湿ケアを継続することで予防できるのではないかと言われています。

Q. アトピー性皮膚炎を悪化させないために、この秋に気を付けることは何ですか?

A. 日焼け・汗・感染症の3つに注意してください!

  1. 日焼け対策

  2. 過度な日焼けにより炎症が悪化することがあるので、日差しが強い日には帽子を被るなどの対策をしましょう。また、ノンケミカルの日焼け止めをこまめに塗ることも大切です。

  3. 汗をこまめに拭く・洗い流す

  4. 汗をかいたまま長時間放っておくと、刺激となり皮膚が荒れやすくなります。濡れタオルや低刺激の汗拭きシートで拭き、帰ってきたらすぐにシャワーを浴びて、汗を洗い流すようにしましょう。

  5. 感染症に気を付ける

  6. とびひ(細菌が皮膚に感染することで発症)や水イボなどの感染症が起こりやすい時期です。感染を予防するためタオル等の共用を避けるとともに、日頃から皮膚を清潔に保ちしっかり保湿ケアを行いましょう。

Q. スキンケアのポイントを教えてください

A. 泡立てた石けんでよく洗い、たっぷりの保湿剤を塗ってあげてください

洗い方

刺激を与えないように、ふわふわもこもこの泡で体全体を洗いましょう。シャワーの温度は必要な皮脂を洗い流さないように、38~39℃がおすすめです。首や関節部分など洗い残しのないようにしてください。

塗り方

たっぷりの保湿剤(光沢がでて、皮膚にティッシュをつけても、重力で落ちてこない量)を塗ってください。関節などの皮膚のしわに沿って丁寧に塗りましょう。

最後に山本先生から

かかりつけ医に行ってもよくならない時は、皮膚科専門医へ。より効果が期待できる治療を提案してもらえる場合があります。

福島県では「福島県アレルギー疾患市民講座」をWeb上で配信しています。

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福島県健康づくり推進課
問い合わせ先
電話番号
024-521-7640

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