
子どもの感染症というイメージがある「風しん」。実は、大人が発症すると高熱・発疹の長期化など、数日で治る子どもより重症化することがあります。
風しんとはどのような病気なのか、予防法はどうすればいいのかを知り、大人も子どもも風しんを予防しましょう!
風しんってどんな病気?
風しん(三日はしか)は、風しんウイルスによって起こる感染症で、飛沫感染や接触感染によって広まります。子どもは発熱や発疹、首や耳の後ろのリンパ節が腫れ、数日で治ることがほとんどですが、まれに高熱や脳炎になって入院することもあります。
大人が発症すると、高熱・発疹の長期化、関節痛など重症化することもあります。風しんは自覚症状が少ないため、電車や職場など人が集まる場所で気づかないうちに多くの人に感染させてしまう可能性もあります。
妊娠中は特に注意!先天性風しん症候群(CRS)とは?
先天性風しん症候群(CRS)とは、免疫力が低い妊婦が妊娠初期に風しんに感染し、胎児が風しんウイルスに感染することによって、生まれてくる赤ちゃんに心疾患や難聴などの障害を起こす病気の総称です。
妊娠を希望する女性やその配偶者に対し、抗体検査や予防接種の費用を助成している場合もあります。詳しくはお住まいの市町村の予防接種担当課へご確認ください。
【45歳~62歳の男性の方へ】抗体検査を受けましょう!
1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性は、過去に定期予防接種の機会がなかったため風しんにかかったことがない方は免疫を持っていない可能性が高いため、風しんにかかりやすく更に周囲に感染を広めてしまう恐れがあります。
対象の年代の男性には、お住まいの市町村から風しんの抗体検査と予防接種が受けられるクーポン券が届いています。令和6年度末までは、無料で受けることが可能です。職場等の健康診断と一緒に受けられる場合もあるので、積極的にご活用ください。
風しんを予防するには
風しんの予防にはワクチン接種が最も有効な予防法です。予防接種を受けることは、個人の感染予防だけでなく地域の感染予防のためにとても大切なことです。みんなで予防接種を受けましょう。
定期接種の接種スケジュール
- 【第1期】1歳から2歳になるまでの間に1回
- 【第2期】小学校就学前の1年間にもう1回
1歳の誕生日プレゼントと、小学校入学祝いのプレゼントに、麻しん・風しんワクチンを贈りましょう!
Information
この記事に関する問い合わせ
- 問い合わせ先
- 福島県感染症対策課
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-521-7238
- 備考
- 予防接種や予防接種費用助成制度などに関する問い合わせはお住まいの市町村へ