電気ができる仕組みを実際に体験!
前回、上野尻発電所の大規模分解点検に取材してから、数か月。電気の安心・安全な作られ方を取材した次は『福島プログラミング講座』。対象は小学生の親子。
密接につながっています!
今回は電気の使われ方です。冷蔵庫や掃除機など家電製品は、電気が基となり、プログラミングでセンサーが動きます。今回の講座は、こうした一連の仕組みを一つ一つ学びながら、電気・プログラミングやものづくりへの興味を持つきっかけをお届けするとともに、“自ら考える“・”自らつくる“といった創造的思考力を育めるようにしたカリキュラムです。
このほど、場所は福島市「こむこむ館」と、郡山市「市民交流プラザ」で開催しました。
会場には未来のプログラマー?ものづくりを支えるエンジニア?とにかく将来有望な子どもたちがたくさん。
まずは東北電力福島支店のスタッフから、コイルと磁石によって、電気ができる仕組みを手回し発電機を用いて説明。親子で楽しみながら、一生懸命、電気を生み出していました。


実際に作られた電気が豆電球を点灯させたり、風車を回してラジオを鳴らしたりするなど、「もしかして、私の知っているあの家電も仕組みは一緒?」と感じます。※たぶん、みんなわかっていました
子どもたちはみんなで協力して電気を作る楽しさと安定して点灯できるよう発電し続ける大変さを体験しました。
親方!?によるプログラミング体験
第二部はみんなお待ちかねのプログラミング体験。講師は親方こと・ICTてらこや代表理事の荒木氏。一瞬で参加した小学生の心をつかみ、身の回りの家電製品などは電気が基となり、プログラミングによって動いていることを学びました。

実際に、参加した子どもたちは「明るさに反応してLEDが自動点灯する装置」のプログラミングに挑戦しました。
説明を聞いて「できるかな?」と不安そうな表情をしていた子どもたちですが、決められた英数字や記号のコードを間違いなく入力すると、ライトが点灯。点灯を確認すると子どもたちだけではなく、隣にいた保護者からも歓声が上がりました。
私たちも実際に、潜入取材して、しびれました!
参加した小学生は笑顔にあふれ、プログラミングに触れてみたいという明確な意思が感じられました。“好きこそものの上手なれ“でどんどん成長していきそう。
参加した方に話を聞くと、「プログラミングの経験はなかったけど、やってみたかった!プログラミングは自分でできることがわかり、とても楽しかった」、「プログラミングに興味があったが、とてもおもしろかった」、「自分で手回しする発電も楽しかった」と答えてくれました。
また、保護者からは「参加したきっかけは楽しそうだし、もの作りが好きな子どもなので。プログラミングやもの作りは考える力が身に付きそうなので、参加してよかったです。これからの時代に考える力とプログラミング的思考は必須の能力だと感じました」と子どもの成長も期待しているそう。

「ふだん子どもがやっているものとは違うので参加して良かったです」という喜びの声や、「私のほうが夢中になっちゃいました。これを機に何かグッズを作ってみたいと思いました」と新たな工作への挑戦を誓うお父さんも。
2040年には日本全体でICT人材が最大73.3万人が不足する調査結果が出ているそうです。
こうした社会課題の解決に向けて、これからも地域の子どもたちが電気やICTに親しみを持ち、想像力を育む機会を提供することとしているそうなので、私たち編集部としても楽しみです。
Information
福島プログラミング講座
- 問い合わせ先
- 東北電力福島支店地域共創本部(平日9:00〜17:00)
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-540-5804