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プログラミングの天才キッズと高専学生がワクワク!福島の今を見て、心で感じる『親子で福島スタディツアー』をレポート!

  • 情報掲載日:2026.05.19
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

2026年3月27日、「とうほくプロコン2025」の匠部門最優秀賞副賞企画として、仙台発着の『親子で福島スタディツアー』を実施(協力:東北電力(株)福島支店)。

東日本大震災と原子力災害の発生から15年を経た福島県相双エリアの注目スポットをバスでめぐりました。震災の教訓と復興、そして、プログラミングが用いられている現場を実際に目で見て心で感じたスタディツアーを紹介します。

「いってきまーす!」

元気いっぱいにバスに乗り込もうとしているのは、今回のツアーの主役、菊地律希(りつき)さん!東北地方の小・中学生を対象としたプログラミングコンテスト「とうほくプロコン2025」の匠部門で最優秀賞を受賞した宮城県在住の小学3年生です(ツアー当時)。

お母様の菜美恵さんとともにご参加いただきました。「とうほくプロコン」で事務局長を務める「ICTてらこや」の“親方”こと、荒木さんとともに出発です!

バスの中で、律希さんに「なぜ、プロコンに参加したのか」を聞いてみると、「僕のようにプログラミングやゲームを好きな友達ができると思ったから」とニッコリ。プロコンを通して、共通の趣味を持つ友達がたくさんできたそうです。

菊地律希さん親子とともにツアーに招待されたのは、仙台高等専門学校の学生を中心とした15名の皆さん。とうほくプロコン実行委員メンバーも同行し、楽しい旅をサポートしてくれました。

仙台駅東口を8時に出発したバスの中では、福島県富岡町在住の佐々木邦弘さんが震災の語り部として被災地の現状について話してくれました。東北で暮らしながらも東日本大震災を幼少期で迎えあまり覚えていない世代にとっては初めて聞く話ばかりで、熱心に耳を傾けていました。

「とうほくプロコン」って何?

「とうほくプロコン」を知っていますか?「一般社団法人ICTてらこや」が運営する“未来を創る子ども達の挑戦を応援する参加型プログラム”です。

ものづくりの楽しさを知り、実践する場として2019年に仙台高等専門学校とPCN仙台の共催で「みやぎプロコン」としてスタートし、2022年より東北全域にエリアを拡大。2025年は12月に東北大学青葉山コモンズにおいて最終審査会および表彰式が開催され、自由な発想で制作されたゲーム・電子工作・アプリなどの作品を対象に学校部門・テーマ部門・匠部門・フリー部門の4部門で審査が行われました。

また、東北各地でプログラミング講座やワークショップが開催され、子どもたちの人気を集めています。

複合災害の事実を後世に伝える「東日本大震災・原子力災害伝承館」

福島県の被災地では着実に復興が進むにつれ、震災を経験していない世代も多くなっています。そこで、最初に訪れたのは、双葉町の『東日本大震災・原子力災害伝承館』。2020年に開館した施設では、地震、津波、東京電力福島第一原発事故という未曽有の複合災害の実態や、復興に向けた取り組みを紹介しています。

入館後にまずは、大型スクリーンで約5分間の動画を視聴。郡山市出身の俳優、故・西田敏行さんがナレーターとなり、福島第一原発の建設や地震、津波、原発事故と住民避難、復興や廃炉について、実際の映像やアニメーションを交えてやさしく語ってくれます。

館内には地震と津波、原発事故発生までを時系列で学べるほか、除染や住民帰還の進捗状況などの資料や記録が展示されています。震災を経験していない律希さんも当時の写真や資料を真剣なまなざしで見ていました。

参加された学生の皆さんも「災害の脅威や悲しい記録・記憶は決して忘れることなく、後世に伝えていかなければいけない」と心に刻みました。

Information

東日本大震災・原子力災害伝承館
住所
電話番号
0240-23-4402
営業時間
9:00〜17:00(16:30最終入館)
休み
毎週火曜日(祝日の場合は翌平日休み)、年末年始
駐車場
あり(120台※大型可)
リンク
https://www.fipo.or.jp/lore/

糸づくりにもプログラミングが活躍!話題の「浅野撚糸(ねんし)」を見学

続いて、訪れたのは同じく双葉町の『浅野撚糸(あさのねんし)フタバスーパーゼロミル』。ひときわ目立つかっこいい建物の中に入ると、カフェやショップを併設した素敵な空間が広がっていました。

岐阜県の撚糸会社「浅野撚糸」さんは、福島の復興に貢献したいという思いで工場進出を決意し、2023年4月に、撚糸工場、タオルショップ、カフェを備えた「フタバスーパーゼロミル」を双葉町にオープンしました。

工場では、スタッフのご案内で特殊な機械で作る糸の製造工程を見学。実際に触らせていただくと、想像以上の糸の強さとタオルの優しい感触にびっくり!この機械も電気で動いていて、プログラムで制御されていました。

一般の糸を使用したタオルと、特許を取得した“魔法の糸”を使用したタオルの吸水実験も行われ、律希さんが実際に体験。「めちゃくちゃ水を吸っているよ」と浅野撚糸の糸を使ったタオルの吸水性の高さにびっくり!

ものづくりにかける情熱や進化を体感することができて、参加者の皆さんも大満足。見学のあとは、吸水性と速乾性が抜群のオリジナルタオルの買い物やカフェを楽しみました。

ちなみに、撚糸(ねんし)とは、糸に撚(よ)りをかけること、撚りをかけた糸のこと。撚りとは、糸1本、または複数本ねじり合わせることで、切れにくく強い糸に仕上げる技術です。布の風合いもこの撚りで決まるそうです!

Information

浅野撚糸株式会社 双葉事業所(フタバスーパーゼロミル)
住所
電話番号
0240-23-7648
営業時間
10:00〜18:00
休み
毎週月曜日
リンク
https://asanen.co.jp/

双葉駅前を彩る壁画アートで町を元気に!

浅野撚糸さんのあとは、車窓から双葉駅前の現状を見学しました。各地で壁画を描いているOVER ALLsさんが双葉駅前の空き店舗や事業所に壁画を描き、話題を呼んでいます。

現在の双葉駅周辺について語り部の佐々木さんのお話を聞きながら、地元が近い親方(荒木さんの愛称)も「昔とだいぶ変わったなぁ」と感慨深く眺めていました。

駅前を車窓から見学した後は、ランチタイム。「双葉町産業交流センター」2階のレストランでお弁当をいただきました。

いつか自分たちも!「福島ロボットテストフィールド」に大興奮

次に訪れたのは、律希さんと学生の皆さんがとても楽しみにしていた南相馬市の『福島ロボットテストフィールド』。

福島イノベーション・コースト構想に基づき、福島県が整備した福島ロボットテストフィールドは、物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、自動運転ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空のフィールドロボットを対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる、世界に類を見ない一大開発実証拠点です。

参加者の皆さんは、屋上から眺めた風景にびっくり。南相馬市・復興工業団地内の東西約1,000m、南北約500mの敷地内に「無人航空機エリア」、「インフラ点検・災害対応エリア」、「水中・水上ロボットエリア」、「開発基盤エリア」が広がっており、さまざまな実証実験が行われていました。

さらに、浪江町・棚塩産業団地内に長距離飛行試験のための滑走路が整備されているそうです。見学中にドローンの実証実験の様子も見ることができ、みんなで盛り上がりました。

ロボット産業の発展を担う人材育成にも取り組む

福島ロボットテストフィールドでは、ロボット関連産業の発展を担う次世代の人材育成及びロボットの社会受容性の向上のため、ロボットの一大開発実証拠点であるメリットを活かし、対象に対してロボットに触れる機会や場の提供等を行っています。

語り部の佐々木さんのお話によると、この場所が完成する前は地元の方も何の施設かわからず「???」という感じでしたが、現在では地元の誇りとなっているそう。ロボット産業の未来を支えながら、人材の育成にも力を入れています。

エントランスラウンジには、(株)テトラ・アビエーションさんの空飛ぶクルマ「Мk-3(マークスリー)」や(株)人機一体さんの「零式人機 ver.1.3」が展示されており、参加者の皆さんは興味津々!

律希さんは実寸台の空飛ぶクルマに搭乗しました。ものづくりの未来や楽しさを体感した皆さんは「いつか自分もやってみたい」という思いが強くなりました。

Information

福島ロボットテストフィールド
住所
電話番号
0244-26-3431
営業時間
【見学】9:30〜11:30、13:30〜16:00の30分間
※平日(月〜金曜日)のみ受付。希望日時の2週間前までにHPから申し込みを
休み
土・日曜祝日
料金
見学無料
駐車場
あり
リンク
https://rtf.f-rei.go.jp/

暮らしにかかせない電気!合言葉は「不屈と前進」

最後に訪れたのは、南相馬市の海岸沿いに建つ『東北電力(株)原町火力発電所』。敷地面積は、なんと東京ドーム33個分という広さ!東日本大震災による18mの巨大津波によって主要設備が損壊するなど壊滅的な被害を受けましたが、「不屈と前進」を合言葉に力を結集し、1年8ヵ月という速さで発電を再開しました。

原町火力発電所は2機合計で最大200万KWの出力があり、東北電力最大の石炭火力発電所として、電力を供給する役割を担っています。また、近年は再生可能エネルギーの普及・拡大に伴う調整力(※)を担う電源としても活躍。主に、福島県内や東北各県、首都圏に電力を供給しています。

※風力発電や太陽光発電は天候や昼夜、季節によって発電量が変動するため、その不足分を調整する役割を火力発電が担っています

ツアーでは、原町火力発電所中塚所長の挨拶の後、原町火力発電所の概要を紹介する動画を視聴しました。続いて、震災からの復興の歩みをまとめた「復興の軌跡」の動画を視聴し、その後、所員の方々に説明を受けながら広い発電所内を見学しました。

最初にガラス越しに見た「中央制御室」では24時間・二交代制で運転・監視しているそうです。モニターを見ながら現場の状況を確認し、石炭の量の調整などをしており、ここでも運転・監視するためのプログラミングの重要性を知ることができました。

「火力発電」の仕組みは?巨大な蒸気タービンを見学!

火力発電は文字どおり「火の力」を使って電気を作っています。まずは燃料の石炭を「ボイラ」で燃やして、蒸気を作ります。

例えば、やかんでお湯をわかすと、やかんの口から蒸気が出てきますよね。火力発電では、ボイラで作られた蒸気の力で、たくさんの羽根がついた「タービン」を回しています。タービンは発電機につながっていて、発電機を回すことで電気が作られます。

ちなみに、タービンを回すために使われた蒸気は、復水器で冷されてまた水に戻され、ボイラに送られます。そして、また同じように蒸気になってタービンを回します。

参加者は巨大な蒸気タービンの前で記念撮影。タービン翼の直径は最大で約4.5mもあり、キリンの身長と同じとか!ちなみに、低圧タービン翼先端部の回転速度は約1300km/h。音速を超えます!すべてに迫力がありました。

ボイラ建屋の屋上からはオーストラリアから入港した石炭船を見ることができました。港は東北電力の専用港。石炭船は全長約250m、幅約50mもあり、石炭80,000トンを運ぶことができます。

ちなみに、80,000トンってどれぐらいか知っていますか?なんと大型バス6,742台分の重量です。巨大すぎて想像がつきません。

「地域社会に貢献したい」と語る若手社員の熱い思いに感動!

見学のあとは、東北電力(株)原町火力発電所の若手社員との対話が行われました。はじめは緊張していた律希さんや学生の皆さんも現場で働く社員の話を聞くことでお聞きしたいこともたくさん出てきたようです。

宮城県名取市出身で仙台高専の先輩だという山野さん(発電グループ)は幼稚園生の頃から東北電力を身近に感じていたそう。「震災後の復旧が早かったことも印象的で、“地域社会への貢献”という企業理念にも感銘を受けました。働く中で自分の取り組みが評価され、人々の暮らしを支えるということがやりがいになっています」と力強く答えてくれました。

小野さん(技術グループ)は仙台市出身。震災での停電時に電気がついた時のほっとした瞬間が忘れられなかったそう。現在は中央制御室で蒸気の温度などを管理しています。「電気は必要不可欠なので、東北の暮らしに貢献できるのがうれしいです」と話していました。

学生の皆さんは「火力発電所の役割」や「学生時代に学んでおけばよかったこと」など次々に質問し、山野さんと小野さんも一つひとつ丁寧に回答しました。律希さんが堂々と質問をする時間もあり、高専学生にとっては進路の一つとしても考える機会となり、有意義な時間を過ごせました。

Information

東北電力(株)原町火力発電所
住所
電話番号
0244-24-1614
営業時間
【見学】10:00〜12:00、13:30〜16:00
※年末年始を除く
※希望日時の2週間前までに申し込みを
休み
土・日曜祝日
料金
見学無料
駐車場
普通車10台(大型バス駐車スペース2台可)
リンク
https://www.tohoku-epco.co.jp/pr/fukushima/haramachi.html

ツアーを通して心で感じたことを発表!夢に向かう決意も

仙台へ向かう帰路のバスでは、「今日感じたこと」を参加者の皆さんが言語化し、発表しました。あらためて自分の夢や進路を考えた方や起業を目指している方もちらほら。律希さんは「便利だからこそ、もしもの時の備えが重要だと思いました。火力発電所が倒壊し、復旧後は海から離れた場所にタンクを置いたことなどもわかりました。震災で被害を受けた経験が次の世代に生かす重要なことになったと思います」と1日を振り返っていました。

お母様の菜美恵さんは「とても楽しいツアーに参加させていただき、ありがとうございました。律希はプロコンに参加したことで可能性が広がり、友達もたくさんできました。好奇心から毎週末のようにプログラミングワークショップやものづくり体験に参加するなど、親としては多忙な日々ですが、律希と共に非常に貴重で楽しい時間を過ごしております」と笑顔があふれました。

親方は「皆さんの感想を聞いて、とてもうれしかったです。震災の記憶が薄れていく中で、私も次世代へ伝えていかなければいけないと思いました。最後に、皆さんへ1つお願いがあります。やりたいことがあれば、頭で考えてから動くのではなく、まずは行動してください。今のように目をキラキラ輝かせながらがんばってください」とエールが送られました。

東北電力からバスの中で律希さんへ匠部門最優秀賞のお祝いのプレゼント(浅野撚糸のタオル)をお渡しする予定でしたが、律希さんは疲れてしまって夢の中…。プレゼントは仙台に到着してバスを降りてから贈られました。

ツアーを通して、暮らしを支える電気の重要性やそれを作り支えている人々の思い、私たちの暮らしの基盤を支えるプログラミングの重要性をあらためて認識することができました。また、震災時の様子や復興の現状を見学したことで普段通りの日常を送れることの幸せを実感することができました。

Information

とうほくプロコン2025匠部門最優秀賞 副賞企画『親子で福島スタディツアーご招待』
問い合わせ先
東北電力福島支店地域共創本部(平日9:00〜17:00)
問い合わせ先
電話番号
024-540-5804

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