私たちの暮らしにかかせない電気。電気は目に見えないけれど、テレビの画面を明るくしたり、スピーカーから音を出したり、炊飯器を温めたりと、家電の中でさまざまな働きに変わっています。
また、身近な家電には、明るさや温度、人の動きなどを感じ取るセンサーが使われています。センサーは家電の「目や耳」のようなもので、まわりの様子を調べる役割があります。
そして、その情報をもとに「いつ動くか」「どのように動くか」を決める“脳みそ”のような役割をするのがプログラミングです。
2025年に引き続き、東北電力(株)福島支店・とうほくプロコン実行委員会(一般社団法人ICTてらこや)主催の『福島プログラミング講座』の体験会にCJ Monmo編集部が潜入取材してきました。
今年はどんな子どもたちがいるのでしょう!?楽しみです。
どうしてプログラミングが必要なの?
「福島プログラミング講座」のお話の前に、なぜこの講座が必要かお話しします。
実は、2040年には日本全体でICT人材が最大73.3万人も不足する調査結果が出ているそうです。2026年現在、身の回りの家電やゲームもそうですが、あらゆる産業でIT活用が必須なのに、ICT人材が不足してしまうと、大変なことになる!
そのため、小学校でもプログラミングの授業が始まっていますが、子どもたちのICT体験格差や将来のIT人材不足という社会課題の解決に向けた取り組みとして、東北電力(株)福島支店は「とうほくプロコン実行委員会(一般社団法人ICTてらこや)」と連携し、小学生とその保護者を対象にプログラミングの体験会を開催しました。
手回し発電機で電気を作ってみよう!
冷蔵庫やテレビ、エアコンなど、身近な家電製品は電気の力で動いています。電気は、家電の中で光や音、熱、動きなどに変わり、私たちの暮らしを支えています。体験会では、手回し発電機を使って自分で電気を作り、電気が機械を動かす力になることを学びます。
さらに、家電製品には温度や明るさ、人の動きなどを感じ取るセンサーが使われているものがあります。その情報をもとに「いつ・どのように動くか」を決めるのがプログラミングです。
今回の講座は、こうした一連の仕組みを一つひとつ学びながら、電気・プログラミングやものづくりへの興味を持つきっかけをお届けするとともに、創造的思考力を育めるようにしたカリキュラムです。
2025年は福島市と郡山市で開催しましたが、2026年は取り組みを拡大し、新たにいわき市、白河市、会津若松市でも体験会を開催。取材の内容は福島市会場の様子をお伝えします。
会場を見てみると、2025年の「福島プログラミング講座 発表会兼交流会」でプレゼントされたオリジナルTシャツを着ている子どもがちらほら。
初心者もプログラミング好きもキラキラした目で真剣に話を聞いています。
東北電力(株)福島支店のスタッフ・ゆ〜やんから、コイルと磁石によって、電気ができる仕組みを手回し発電機を用いて説明。「コイルの近くで磁石を動かすと電気が生まれる」と、なんとなく覚えたところで、実際に手回し発電機をぐ〜るぐる!
つないでいた豆電球が点灯します!ピカッ!!!
自分で作ってみた後は、みんなで協力して電気を作ってみよう。
5人1組のグループで発電所(手回し発電機を回して電気を作る人)、指令者(電気を何に使うか決める人)に分かれて、発電と仕組みを学びます。
1人で行ったように豆電球くらいは簡単ですが、指令者がプロペラや音が鳴るラジオのスイッチを入れると、手回し発電機もどんどん重くなっていきます。
重くなるということは必要なエネルギーが増えているということ。
話を聞いてみると、「回すのが疲れた…」「思ったよりも重かった」などリアルな感想でした。
でも、身の回りの家電やゲームを動かすにはもっと大変ということが身に染みてわかっていた様子です。
ゲーム作りで創造的思考を!待ってました、親方登場!!
電気の仕組みと発電体験を終えて、次はプログラミング講座。講師はもちろん、あの人!
私の名前ですが、苗字は“親”、名前は“方”。
オヤカタです!
軽快なギャグで子どもたちの心を一瞬にして、つかんでいました。講師は親方こと・ICTてらこや代表理事の荒木氏になります。
今回は、「川下りゲーム」をみんなで作るみたいです。
使用するのはプログラミング専用の子どもパソコン「Ichigo(イチゴ)」。プログラミング入門用に開発されたBASIC言語を使用し、コンピューターと会話をする感覚でゲームを作って、遊んで、楽しんでいる間に自然と技術や知識が身につきます。
まずは、LEDを付けてみることに。実際に、自分で「Ichigo」にLEDを付ける指令を出してみると、光りました!
LEDが光るプログラミング言語を入力しましたが、この指示を自分で作った電気を使用すると、どうなるでしょう?
手回し発電機で挑戦してみました。
しかし、どうにも難しいよう。ここは電気を作るプロを呼んでみよう!
みんなでせーの!
してんちょ〜!
東北電力(株)執行役員福島支店長の山野辺さんが登場!正真正銘の電気づくりのプロが現れました。
思いっきり、手回し発電機を回すと、「ピカッ!」。上手く光りました!
※親方曰く、リハーサルではかなり苦労したようなので、支店長さすがです!
そのまま、みんなも体験!光ったり、光らなかったり…。でも、自分の指示を遂行するために必要な電気を作る大変さがわかったね。
プログラミング体験のステップ1はここまで。ここからは、難易度アップの「川下りゲーム」作りをやってみました。
実際に作ったゲームをまずはご覧あれ!
このゲームを作るにはいくつもの指示を出す必要があります。
(例)
自キャラ&敵キャラ登場
10 CLS:CLT:X=16
20 LC X,5:?“0”
30 LC RND(32),23:?“*”
小学2年生から6年生の小学生が1字1字キーボードに打っていました。すごい!(末恐ろしい子…!!)
このような言語を何個か入れると上の動画のようになります。
そして、指示は必ずしも1つではないそう。プログラミング言語を使って、指示することで「自ら考える」「自ら作る」といった創造的思考力が培われるのですね。
2025年も参加した福島さんに話を聞いてみると、なんと作品を持ってきてくれていました。
作品は「釣りも魚も好きになる!魚釣りクイズゲーム」。センサーを使った釣りゲームで、他の友達も「あれ、やりたい!」といつの間にか人だかりができていました。遊び方を教える福島さんもうれしそうです。
プログラミング講座で新たな友情が芽生える瞬間でした。
今回、初めて参加した小学6年生の男の子に話を聞いてみると、「もともと興味があって、楽しかった!」。お母様も「非常に勉強になりそうです!また、先生が楽しく教えてくれたので、こちらも楽しく学べました!」と、お話しいただきました。
最後に、参加したみんなで記念撮影して終了!みんな、お疲れ様でした!
Information
福島プログラミング講座 体験会報告記
- 問い合わせ先
- 東北電力(株)福島支店地域共創本部(平日9:00〜17:00)
- 問い合わせ先
電話番号 - 070-8719-0153


