―まずは、今年（2020年）1月にリリースされたオリジナルアルバム『The Age of Dragon Knights』についてお聞きします。どんな1枚に仕上がっていますか？

遠藤「アニソンを歌うプロジェクトとしてタイアップ曲をたくさんリリースしてきましたが、オリジナルアルバムも出してまして。その時々で、自分たちが伝えたいことを自分たちで曲にして歌ってきました。ただ、今回は20周年ということで何か違うアプローチをしたいなと思って。周りのアニソンシンガー、アーティスト、クリエイターに声をかけて、楽曲を提供してもらいました。今までそういうことをしてこなかったので、新しい試みでした。すごく豪華な1枚になったと思います」

きただに「忖度なしで、それぞれのアーティストの色が出た曲になってます。すごく新鮮でした」

―オリジナルアルバムと同時に、20周年コンプリートBOXも発売されました。かなりのボリュームですね！

遠藤「総重量4㎏あるんですよ！（笑）これを購入してもらえたら、「JAM Project」の20年の歴史が分かると思います。10年前にも同じようにコンプリートBOXを出したんですが、面白いことに今回のものの半分のサイズで。この10年変わらず、同じペースで進んでこられたということですよね。すごく幸せなことだなと思います」

―最新のアルバムを引っ提げて、アニバーサリーツアーがスタートします。どんなライブになりそうですか？

遠藤「20周年の記念ツアーですけど、昔を振り返ってやるライブというよりは、自分たちはずっと“現在進行形”で活動させてもらってるので、新しいものも発信するようなライブになると思います。自分たちはライブが一番の強みだと思っているので、皆で一緒に盛り上がって、元気になれるようなライブにしたいですね。「JAM Project」として、福島でのライブは6年ぶりなんですよ。メンバーも、スタッフもすごく楽しみにしているので、福島の皆さんに遊びに来てもらいたいなと思います」

きただに「仙台は何度かあったけど、福島はなかなか来られなかったからね」

遠藤「子どもから大人まで、老若男女、親子でもカップルでも、もちろん一人でも、色んな人に見てもらえれば。初めて観に来る人も絶対置いてけぼりにしないので」

きただに「これまで来られなかった人、まだ来たことがない人にも、20周年というこのタイミングで「JAM Project」のライブを体感してもらいたいです」

―最後に「JAM Project」としての今後の目標、展開をぜひ教えていただきたいです。

遠藤「メンバーそれぞれ個人でも活動していて、僕でも25年、リーダーに至っては芸歴43年目なので。20周年と言えど一つの通過点だと思っています。
ただ年齢は重ねていくものなので、“いい大人”として、自分たちにしか出せない歌を歌っていきたい。皆に元気を与えられるグループでいたいなと思います」

きただに「まだまだ皆やれると思うんですね。これからも立ち止まることなく、チャレンジ精神を持って活動していければ。同年代からは「JAM Projectが頑張ってるから自分も頑張ろう」、若い子たちには「あんなおじさんになりたいなぁ」と思ってもらえるように、頑張っていきたいなと思いますね」

（取材日：2020年3月6日）

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