福島県の道の駅で最北端がここ。国道4号沿いでアクセスが良く、オープン以来にぎわいが絶えない。一日に1万人以上が訪れた日もあるという人気ぶりだ。
　多くの人たちのお目当ては、新鮮な野菜や果物、国見オリジナル加工品などが並ぶ「くにみ市場」。7月中旬から8月末頃までは名産の桃を買い求める人々が福島県内外から集まる。また、珍しい「シロメダカ」などの生体販売コーナーもあり、夏休み頃には子どもたちに人気のカブトムシも登場する予定という。

　「レストラン桃花（とうか）亭」は地元の食材を使った料理が並ぶビュッフェ。国見のお母さんたちが作る伝統食「ひきないり」など、家庭的なごちそうが揃う。旬のカットフルーツも豊富で、「こども木育広場」利用と合わせて楽しむ親子も多い。
　2階には、バンケットルームや合宿所として使える研修室、宿泊施設「風道」がある。宿泊施設を併設した道の駅は福島県内で初めて。さらに「道の駅プロデュースウエディング」といった斬新な取り組みもあり、旅人だけではなく多くの地元の人にも親しまれ活用されている。

宿泊施設 国見STAY風道（かぜみち）

　1日4組限定の宿泊施設で要予約。ツインルーム2名利用の場合1泊1名6,800 円（朝食付）。1室最大4名まで宿泊できる。木の温もりがあふれる室内は広々としていて、バス・トイレスペースもゆったり。窓から見える田園風景も清々しい。朝食は1階の「ももたんカフェ」で提供。

こども木育広場 つながる〜む

　大型すべり台や平均台、ボルダリングなど遊具は国見町内産の木材で、ほのかに木の香りが。「天候に左右されず子どもが思いきり身体を動かせる」と国見町内外の親子から人気。国見町地域子育て支援センターとして、育児相談やサークル活動も行う。開催の詳細はSNSで。