少しずつ涼しくなり、秋へ向かっている時期。先取りで紅葉を見ながら温泉を楽しめる2つの施設を紹介します。
買い物も食事も楽しめる、道の駅併設の日帰り温泉施設
南会津町の国道289号沿いに建つ、日帰り温泉施設が併設された道の駅『きらら289』。和風の「山桜の湯」と洋風の「りんどうの湯」の二つの浴室があり、偶数日は女性が「山桜の湯」、男性が「りんどうの湯」に入ることができます。奇数日は逆になる男女入れ替え制です。
どちらの浴室も、露天風呂は小屋川沿いにあり、その向こうにはブナやナラなどが赤や黄色に彩る山を眺めることができます。紅葉の見頃は10月中旬から下旬頃。川のせせらぎを聞きながら、紅葉を眺め、のんびりと湯に浸かって至福のひとときを過ごしてみてはいかがですか?
大浴場の「山桜の湯」にはドライサウナと気泡風呂、「りんどうの湯」にはジャグジーやかけ流しの源泉風呂などがあり、多彩な湯浴みができます。
泉質は「ナトリウム-塩化物泉」。塩分を含み、塩辛い湯です。入浴することにより、肌を塩分がヴェールのように包み込むような保湿する効果があり、湯上がりはいつまでもぽかぽかと温かさが続きます。紅葉が見頃の時期は、朝晩がグッと冷え込む季節なので、ぴったりの温泉です。
道の駅では、夏には新鮮なブランドトマトの「南郷トマト」を購入することができますが、夏以外の季節でも味わうことができる「南郷トマト」の加工品が人気です。スープに、ピリ辛味噌と完熟トマト果汁を使った「トマトラーメン」(780円)がおすすめです。温泉に浸かった後は、トマトソフトクリームはいかがですか?ふわっと香るトマトのフルーティさとしっかりしたコクを味わってみてください。
Information
道の駅 山口温泉 きらら289
- 住所
- 電話番号
- 0241-71-1289
- 駐車場
- 60台
- リンク
-
http://www.kirara289.jp/
只見川の豊かな自然と天然の“薬湯”を満喫
1,200年前より傷を癒やす薬湯として知られてきた只見川沿いの早戸温泉『つるの湯』。気軽に日帰りで湯の効能を楽しめることもあり、平日でも多くの湯治客が足を運ぶ只見川流域の中でも人気スポットです。
身体を芯から温める淡褐色のにごり湯は、「ナトリウム-塩化物温泉」。“傷を癒す”と古くから親しまれてきました。飲泉所も設けられており、身体の内側へ温泉をとりこむことができるのもいいですね。
露天風呂だけでなく内湯からも一望できる紅葉の見頃は、例年10月下旬から11月上旬。源泉かけ流しの湯にじっくり浸かりながら、只見川の流れと秋色に彩られた山を満喫してみませんか?
木のぬくもりあふれる館内には、無料休憩所や食堂、個室休憩室もあり、ゆったりと過ごすことができます。
Information
つるの湯
- 住所
- 電話番号
- 0241-52-3324
- 駐車場
- 30台
- リンク
-
http://www.okuaizu-tsurunoyu.jp/
ちょこっと立ち寄り『道の駅 尾瀬街道みしま宿』
「つるの湯」がある三島町には『道の駅 尾瀬街道みしま宿』があります。ここから10分ほど歩いたところに秘境路線として人気の高い只見線のビューポイント「第一只見川橋梁」があり、絶景が見渡せます。四季を通して美しい景色で人気ですが、紅葉の時期もぜひ見に行きたいスポットです。
三島町の特産品である会津地鶏を使った「親子丼」(800円)や「地鶏カレー」(650円)が食べられるほか、桐製品、奥会津編み組細工や、地元の人が育てた採れたての野菜なども購入できます。温泉に入った後に立ち寄ってみてはいかがですか?