阿武隈山系のなだらかな山に囲まれた鮫川村。県道25号線を少し北に入ると、里山の原風景を残した集落の中に、幽玄な姿のしだれ桜が迎えてくれる。村で一番古く樹齢400年を超えるとされ、笠のように広がる枝ぶりの良い立ち姿が評判高い。その艶やかな出で立ちをカメラに収めようと、毎年多くの観桜客が足を運ぶ。例年4月中旬からの開花時期にはライトアップも行われ、昼とはまた違った姿を楽しめるという。

ほかにも鮫川村内には「官沢の地蔵様のしだれ桜」など樹齢200年を超える桜の名所が点在。自然を満喫できる『鹿角平観光牧場（かのつのだいらかんこうぼくじょう）』や地元の農産物を使用した菓子店『Reve（レーヴ）』などに足を伸ばすのも良い。

【2020年5月2日（土）〜5月6日（休）※予定】第23回 鮫川ふるさと春まつり

鮫川村内の地域づくり団体などが連携し、村の魅力を広くアピールするため平成9年から始まったイベント。特色ある催しが多数開催され、ゴールデンウィークの恒例行事として定着している（鮫川村ふるさとネットワーク委員会事務局／電話0247-49-3113）。

※ひがししらかわ地域の「春」の観光情報発信事業により作成（福島県県南地方振興局／電話0248-23-1546）