福島県と宮城県の県境に位置する、海・里・山の魅力にあふれる新地町。町のシンボル『鹿狼（かろう）山』は、毎年秋になると連日のように登山客で賑わう。低山ブームにあやかり、大人も子どもも気軽にハイキングを楽しめるのが魅力。和気あいあいとおしゃべりをしながら、山の新鮮な空気を味わいたい。

草木を愛で、紅葉の変化を感じながらゆったりとした足取りで登れば、清々しい汗で気分も爽快に。花野風は心を豊かに包んでくれるようだ。整備されたハイキングコースは樹海コース、眺望コース、ケヤキの森コース、蔵王眺望コースの4つから選べ、なんといっても頂上からの眺望は格別だ。

登山後は、『鹿狼（かろう）の湯』でひとっ風呂がおすすめ。鹿狼山の湧き水を引いて加温した鉱泉で、気軽に日帰り入浴を満喫（大人660円・小学生330円・幼児110円）。館内では、石臼挽きの手打ちそばも味わえる。宿泊も可能。

スペシャリティコーヒーを求めて「さくらした珈琲」へ

新地インターすぐ近く、鹿狼山登山の前後に立ち寄ってほしいテイクアウト専門のコーヒーショップ。厳選した秀逸な豆を、注文を受けてから挽いて、丁寧に淹れたこだわりの一杯を提供。他にも手作りパンやサンドイッチ、新地米のおむすびも販売する。