流れ落ちる滝を彷彿とさせる、優美で迫力のあるしだれ桜

三春町には約1万本の桜の木があり、中でもシダレザクラが有名で、その代表が『三春滝桜』。

その美しさは日本三大桜の一つに数えられ、国の天然記念物に桜の木として初めて指定された。見頃になると四方に伸びた枝に薄紅色の花を無数に咲かせ、その様子が流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったという。

のど越しの良い田舎風そばを季節の天ぷらとともに味わう

三春町の自然豊かな高台に佇むそば屋『たむら屋』。古民家風の和モダンな店内にはジャズが流れ、窓からの眺望も抜群。桜や新緑を望みながらそばを堪能できる。

代々引き継がれてきたそばは、太くてコシのある、香り豊かな「田舎そば」が特徴。継ぎ足しで味を守るかえしとこだわりのダシで仕上げたつゆがそばのうまみを引き立て、幅広い世代に愛される。自社栽培の野菜やエビをサクっと揚げた天ぷらの食感も絶品。三春三角揚げや餅など、心躍る一品料理もおすすめだ。

色とりどりのヘルシーランチ。お豆腐の食べ比べも楽しい

三春町の老舗豆腐店が営む『TO-FU Café おおはたや』。併設する自社工場で手作りされた出来立ての豆腐や名物「三春三角揚」を使ったメニューが豊富。

おすすめの「えらべるランチ」はメインを「油揚カツ」、おからコロッケ、とうふカツの3種類から2つ選べる。さらにお替わり自由の冷奴、おからサラダ、豆乳などが並ぶおいしくて体にやさしいワンプレート。白米か古代米を選べるのもうれしい。直売所もあるので豆腐や自家製スイーツをおみやげに。

蔵カフェのレトロな空間で、体にうれしい洋食ランチを

築100年の蔵を改装した『カフェーブリキイヌ』。席ごとに違ったインテリアを楽しめるレトロな店内は居心地が良く、世代を超えて愛されている。薬剤師でもあるオーナーが考案したというメニューは体にやさしい洋食とヘルシーなスイーツ。

人気のナポリタンの味の決め手は新潟県産トマトを使った食塩無添加ケチャップ。塩分控えめながらトマトのコクとうまみを堪能できる一皿だ。季節限定の「桜あんぱん」と「桜ソーダ」も春のお楽しみ。