遊歩道を彩るポーチュラカ。9月中旬には赤いヒガンバナも

屋内遊び場「げんきキッズパーク」など子ども向け施設が充実している二本松市の『安達ヶ原ふるさと村』。古民家など歴史を感じられるエリアでは10月初旬まで、赤や黄、白、ピンクなどのカラフルなポーチュラカが訪れた人を楽しませる。

さらに、ポーチュラカの群生の中に約3,000本の白いヒガンバナ（曼珠沙華）が花開く。例年9月中旬からは約300万本の真っ赤な曼珠沙華も美しい。のんびり花を愛でながら散策してみては。

陽光の下に咲く“白い星くず”。スイレンとの幻想的な風景

自然を満喫できる20haもの広大な敷地に、緑地公園や遊歩道などが整備されている本宮市の『岳山ふれあいの森』。例年8月下旬から9月中旬にかけて、園内にある大岩入池ではスイレンと共に、“白い星くず”とも呼ばれる羽衣藻（はごろもも）が小さな白い花を咲かせる。

いくつもの羽衣藻が天の川のように連なり、スイレンの周りを彩る様は、幻想的。羽衣藻の花は太陽が出ている時に花開くため、天気の良い日中に観賞するのがおすすめ。

風車と青空、高原の雄大な景色に溶け込むコスモス畑

郡山市の『郡山布引風の高原』は猪苗代湖の南に位置する標高約1,000ｍの高原で、磐梯山や猪苗代湖を一望できる絶好のロケーション。8月中旬から9月上旬まではヒマワリ、8月下旬から10月中旬まではコスモスが咲き誇る。広い土地に広がる緑の高原にピンクや白のコスモス、そしてそびえ立つ風車の風景はまるで絵画のよう。

高原奥の展望台に上るのもおすすめ。全ての風車を見渡せ、晴れた日には天鏡湖と称される猪苗代湖が眼下に広がる圧巻の景色を楽しめる。

田村市の高原で見るネパールの原風景・赤そば畑

「東京2020オリンピック・パラリンピック」でネパール連邦民主共和国のホストタウンとなった田村市。交流の一環として2019年から栽培してきたのが赤そばだ。赤そばはヒマラヤ山脈の麓にあるネパールなどを原産地としており、赤い花を咲かせるのが特徴。

その赤そばを阿武隈高原に位置するアウトドア施設『グリーンパーク都路』の敷地内で見ることができる。真っ赤な絨毯のように咲く姿は鮮烈。見頃は例年9月中旬から10月中旬まで。