100年愛される伝統の漆黒スープ。歴史ある『ますや本店』の一杯を味わう

喜多方・白河と並ぶ“福島三大ラーメン”の1つで、濃口醤油やたまり醤油などを使用した漆黒のスープと、まろやかな味わいが特徴の「郡山ブラック」。提供店で、最も古い歴史を持つのが『ますや本店』だ。

「郡山ブラック」はスープを煮立てることで醤油が熟成し、黒い色とコク深い風味に仕上がる。醤油ダレとガラスープを1つの寸胴や鍋で合わせる「郡山クラシックブラック」、独自にブレンドした醤油ダレとスープを丼で合わせる「郡山ネオブラック」と、製法によってジャンル分けがされている。好みの味を探す時の参考にしよう。

旬のフルーツに舌鼓。創業100年を祝う企画も開催

バナナ加工・卸売業から始まり、2024年で創業100周年を迎える『青木商店』。現在は、福島県内外で果物専門店やカフェなどを展開している。

旬のフルーツを味わえるカフェ「フルーツピークス　本店」では、2024年9月1日（日）からシャインマスカットのパフェを提供！2日（月）から10月末までは、店舗での買い物で参加できる100周年記念キャンペーンも実施する。詳細は店頭にて問い合わせを。

3代続く布団店。天然素材の綿で人々を笑顔に

「わた屋」の愛称で長年親しまれている老舗布団店『丸榮ふとん店』。「自然に優しい“綿”を使って福島の良さを伝えていきたい」と3代目店主は話す。オリジナルブランドを立ち上げ、商品開発にも力を注いでいる。

毎日食べたい！作り手の思いが詰まったお弁当

地元の食材を生かし、駅弁など幅広い調理サービスを提供する『福豆屋』。店頭には常時7種類ほどの弁当が並ぶ。看板商品は、2010年に誕生した「海苔のりべん」。2段仕立てのご飯や特大のだし巻き卵など、弁当箱にこだわりが詰まる。

食堂から町中華の店へ。駅前で本格中華を堪能

大正3年に「上村食堂」として創業した『姑娘飯店（くーにゃんはんてん）』。市民憩いの中華料理店として長年愛され続けている。

食堂時代から残る「五目うま煮そば」や「餃子」の他、「渡り蟹の卵白炒め」といった一品料理、11時から15時まで提供するお得なランチセットなど、本格中華をリーズナブルに楽しめる。

世代を問わず愛される街のパン屋さん

『大友パン店』の店内には、学校販売でも人気の「チョコマーブル」（160円）をはじめ、200種類以上のパンが並ぶ。「クリームボックス」の土台となった「ミルク食パン」などロングセラーも多く、世代を超えて愛されている。

歴史をつなぐ、こだわりの昭和ガラス作品

大正3年創業の『伏見屋ガラス店』。2024年現在は4代目の三保谷夫妻が店を守り、店頭でレトロガラス雑貨やリメイク・オリジナル作品の販売などを行う。「今あるものを生かし、できるだけ廃棄を出さない制作を目指しています」と話す。