喜多方市

喜多方市は、会津盆地の北部に位置し、日本三大ラーメンの1つに数えられる喜多方ラーメン発祥のまちであり、蔵が多く立ち並ぶまち並みを楽しめることから「蔵のまち」として知られる。

福島県のタウン情報誌として地元を知り尽くしている「CJ Monmo編集部」に新たに仲間入りした2人が感じる焦燥感。それは、“もっとふくしまを知らなければ”。

2人は喜多方小旅行に備えて、いくつかキーワードをメモする。

1. ラーメンだけじゃないぞ！喜多方グルメ！3つの100年フード
2. 喜多方は花の名所！
3. 朝ラー体験！

「100年フード」の一つ、塩川鳥モツ

100年フードとは…

文化庁が認定する、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を指します。文化庁は、日本の食文化の継承と振興を目的として、長年その地域で愛され、100年続くような食文化を「100年フード」として認定しています。

喜多方市では「喜多方ラーメン」「山都そば」「塩川鳥モツ」が認定されています。

福島駅から郡山駅、会津若松駅と乗り継ぎ、まずは塩川駅へ。調べた結果、喜多方ラーメン以外にもおいしいグルメがあるというからだ。

それが、「塩川鳥モツ」！

ナカムー：私、モツはちょっと…。
アカリ：ノンノンノン！鳥モツというと、鶏のキンカンや玉ひもなどの煮込みを想像すると思うけど、塩川鳥モツは、モツはモツでも、「鳥皮」を煮込んだ料理なんだよ！

ナカムー：それなら食べられる！もしかして、鳥皮ってことはコラーゲンも豊富ってこと？
アカリ：今回は、塩川駅から徒歩約5分の「丸市食堂」さんへレッツゴー！

迷わず、鳥モツ定食を注文。絶対にご飯に合うヤツだ！味付けはしょうゆと味噌であっさり目だから、地鶏のうまみをより感じる。さすが、会津地鶏。

そして、言うまでもないくらいにぷりっぷり！

ご飯に合わせると抜群のコンビネーションですぐに完食してしまいそう。ご飯も会津産コシヒカリ。地産地消でほっこり。

喜多方市内に塩川鳥モツを提供する「塩川鳥モツ伝承会」の店舗が他に5軒あるので、食べ比べを楽しんでみては。

腹ごしらえのあとは、「御殿場公園」の花しょうぶまつりへ。

花の名所！「御殿場公園」

アカリ：女子旅とは、写真に映えるスポットにいくことである。Byアカリ
ナカムー：そうである。Byナカムー

茶番をするくらい、喜多方観光は絶好調。たくさんの花の名所がある喜多方。6月は花しょうぶということで、塩川駅から徒歩約12分の「御殿場公園」へ。歴代会津藩主一家の行楽地で、紫や白、ピンクなど多彩な花しょうぶが咲き競います。2025年6月8日（日）から30日（月）にかけて「第50回 花しょうぶ祭り」が開催されます。

6月15日（日）はメインイベントの花しょうぶまつり鑑賞会を開催。会津シンフォニックアンサンブル、鷹匠による実演、会津藩鉄砲隊による演舞など郷土芸能の披露や熱気球の体験搭乗、グルメテントの出店もあるそう。

祭りの期間中は短歌・俳句コンクールも実施。詳細は下記リンクから確認しよう。

熱塩温泉 山形屋

旅の疲れはその日のうちに癒やすに限る。宿泊する「熱塩温泉 山形屋」へ。「熱塩温泉」は永和元年（1375年）に、当地に示現寺を開いた源翁禅師が神託を受けて開湯したそう。

その名の通り、源泉は65.5度という高温で、塩分濃度が高いのが特徴。“諸子の湯”“子宝の湯”として、古くから湯治場として親しまれているそうです。

朝ラー聖地巡礼in喜多方

スタッフ：お2人さん、明日は喜多方ラーメン食べるのかい？よかったらこれやってみない？

アカリ＆ナカムー：「明日2軒はしごする予定でした！「朝ラー聖地巡礼in喜多方」!?」

朝ラー聖地巡礼とは…

日本三大ラーメンの一つと言われる喜多方ラーメンは、古くから市民に愛されてきました。特に、農作業、早起き野球の後や、夜行列車で喜多方に着いた家族とラーメンを食べるなどの習慣があったことから、今でも早朝から営業しているラーメン店が数多くあり、「朝ラーのまち」とも言われています。そんな喜多方のラーメン店を巡って、記念品をGETできるイベントです。

参加方法

1. 喜多方市内指定宿泊施設に宿泊し、施設より「朝ラー聖地巡礼in喜多方」参加証を受け取る。
2. 喜多方市内ラーメン店で朝ラーを注文し、参加者とラーメンが一緒に写るように写真を撮影する（2店舗）。最後に「喜多方ラーメン神社」鳥居前で参加証と共に写真を撮影する（自撮り・他者撮影不問）。
3. 参加証にあるQRコードの専用フォームから必要事項を入力し写真をアップロードする。
4. 記念品として、滑りにくく麺をしっかりつかむことのできる「ラーメン箸」が郵送で届く！

※「QRコード」は（株）デンソーウェーブの登録商標です

これはやるしかない！喜多方の朝は早いということで、1日目終了！

「熱塩温泉 山形屋」からは宿の送迎バスを利用して、喜多方駅へ到着。早速、朝ラー聖地巡礼スタート。

ウリナム食堂

ナカムー：おはようございます。朝ラーください！
スタッフ：朝ラーといっても、いろいろ提供しています！おすすめは「ノムノムこってり醤油ラーメン」です！

ナカムー：朝からこってり!?

ノムノムは韓国語で“とっても”の意味。一抹の不安はあるものの、「郷に入っては郷に従え」精神で「ノムノムこってり醤油ラーメン」（870円）を注文。

たっぷりと背脂が浮かぶ重厚な見た目ながら口当たりは驚くほど軽やか。醤油の深いうまみが背脂のまろやかさと溶け合い、キレのある後味が心地よく広がる。

ナカムー：朝でも全くきつくないです。むしろ体に染み渡ります。これを欲していました！

朝ラー聖地巡礼の応募条件も残り1店舗。2店舗目もこの調子で進む2人だった。

あじ庵食堂

朝ラー2連戦でも全く歩みを止めない2人。

お次は「活力再生麺屋 あじ庵食堂」！　

アカリ：たのも〜！
スタッフ：いらっしゃいませ！

アカリ：朝ラーください！
スタッフ：朝に染みる一杯ならこれだ！

「山葵潮（わさびしお）ラーメン」はワサビの芳醇さが魅力の一番人気。麺は、のど越しの良さとモチモチ食感にこだわった多加水麺を使用している。スープは、国産豚、煮干し、北海道産の真昆布、国産の野菜を使用。そこに、琵琶湖の「セタシジミ」からダシを取った潮ダレが加わり、あっさりとした仕上がりに。トッピングのワサビは辛みが少なく、スープとの相性も抜群だ。

アカリ：朝の胃にもすっとなじむ。お酒好きな私からしたら、シジミからとったダシは助かる。毎週土曜日はここにくるかも。

ナカムー：朝からタンメンや二郎系のラーメンなど種類豊富なメニューが食べられるのもいいね。朝からガッツリいける日もあるしね。

「朝ラー聖地巡礼in喜多方」で残すは喜多方ラーメン神社のみ。

喜多方ラーメン神社

巡礼の終着地は「喜多方ラーメン神社」。鳥居の前で参加証とともに写真を撮って、投稿フォームから写真を送れば、この聖地巡礼も一区切り。

ナカムー：私たち、頑張ったよね。
アカリ：なんだか、目から汗が（あっさりしょうゆ味）…。ありがとう喜多方！

ポチっ！

これにて、「朝ラー聖地巡礼in喜多方」完了！

あとは、喜多方での思い出に浸りながら、記念品の「ラーメン箸」が家へ届くのを待つのみです。

この2日間で少しは喜多方に詳しくなったけど、まだまだ足りない！

今後も喜多方からは目が離せない！