
喜多方市にある「新宮熊野神社」の拝殿・長床は茅葺屋根が特徴。建物内に5列に計44本の柱が並ぶ寝殿造りの建物で、技法から推定するに建立は平安末期から鎌倉初期と言われている。
伝承によると、源 頼義が戦勝を祈って建立したのが始まり。2025年現在の長床は、1974年にできる限り当初の姿に復元したものだが、その貴重さから国の重要文化財にもなっている。

秋の「新宮熊野神社」で目を引くのが、境内にあるイチョウの木。高さは約30m、根本周りの太さは約8mにも及ぶ巨木だ。地域の人々に長く親しまれてきたのか、江戸時代に編纂された『新編会津風土記』にも、神社ができたころからある大木という記述があるほど。
見頃の時期にはライトアップが行われ、息を飲むほどの荘厳な光景を見ることができる。

Information
長床の大イチョウ
- 住所
- 営業時間
- 【拝観時間】8:30〜17:00(12月〜3月は土・日曜祝日9:00〜16:00のみ見学可)
【大イチョウの見頃】例年11月中旬〜下旬 - 料金
- 【拝観料】大人300円、高校生200円、中学生以下無料(ライトアップ時間のみ拝観料無料。ライトアップ期間中でも、拝観時間8:30〜17:00は拝観料が必要)
- 駐車場
- あり
- 問い合わせ先
- 新宮地区重要文化財保存会
- 問い合わせ先
電話番号 - 0241-23-0775