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FUKUSHIMA MUSIC INFO

音楽性の違う6人だからこそ鳴らせる音楽を――「Bremens」インタビュー

vol.14 Bremens

  • 情報掲載日:2018.07.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

 橘高校在学中に、軽音サークルのメンバーで結成した6人組ロックバンド「Bremens(ブレーメンズ)」。厚いバンドアンサンブルで、ジャンルを超えた多彩な楽曲を生み出していく。2018年3月に高校を卒業し、4人が福島県外へ進学。そんな中でも、2018年8月11日(祝)に自主企画ライブを開催するなど、活動を続ける彼ら。高校時代の活動を振り返りつつ、今後の展望を聞いてみた。

メンバーは6人。左から森田千理(Vo)、斉藤鷹介(Dr)、松井芳樹(Ba)、霜山 慧(Gt)、高野恭輔(Key)、加藤大稀(Gt)
メンバーは6人。左から森田千理(Vo)、斉藤鷹介(Dr)、松井芳樹(Ba)、霜山 慧(Gt)、高野恭輔(Key)、加藤大稀(Gt)

―今回は、現在福島市に在住のお二人、加藤大稀さんと斉藤鷹介さんにインタビューさせてもらいます。改めて、結成の時期ときっかけを教えてください。

加藤「結成は2016年の1月、高校1年の冬です。高校で、生徒が自主的にやっている「軽音サークル」に入ったことがきっかけですね。
 まず、僕と斉藤が小学1年生からの幼馴染なんです。小・中・高とずっと一緒で。こいつから色々教えてもらって、バンド音楽を好きになって。高校に上がって、二人で「軽音サークル」に入りました。サークル内でバンドを組んで、文化祭に出たりしていたんですけど、女子が多くて。男子が僕とこいつしかいなかったんですよ」

斉藤「とりあえず野郎どもで何かしたいってなって、メンバーを探しました。ギターとボーカルは僕と同じクラスで、結構音楽の趣味も合っていたので声をかけて」

加藤「僕ら、高校のとき管弦楽部にも入っていて、部活の友達でピアノ弾ける奴がいたので、キーボードで入ってもらいました。ベースの松井は…友達づてに紹介してもらって、最初に集まったときに初対面でしたね。今や「Bremens」に欠かせない存在の彼ですが、結成前の約1年間は全然関わりがなかったです」

斉藤「とにかく楽器できる男をかき集めて結成しました」

加藤「なので、今思うと何となくで始まった感じですね」

―結成当初はどんな音楽をやっていたんですか?

斉藤「最初はアコースティックだったよね」

加藤「そうそう。最初はみんな練習もあんまりできてなかったので、アコースティック編成でやってみようと。しかもみんな忙しくて、6人全員揃ってライブに出ることがなかなかできなかったんです。4ピースでやったときもあったし。いろんな編成でやってきましたけど、基本はコピーで活動していました。
 ピアノ弾けるやつがいるから「ゲスの極み乙女。」やってみようかとか、それぞれやりたい曲を持ち寄って」

斉藤「ただ、いつ頃からか「レッチリ」が出てきて…」

加藤「ベースの松井が「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」(=レッチリ)が大好きで。それまでやってきたコピー曲は、彼が聴いてきた音楽の路線と少し違っていたので、じゃあ松井に合わせてみようかという話になり。「Dani California(ダニ・カリフォルニア)」という曲をコピーしてみたら、思いの外ハマったんです。「コレいいんじゃないか?」ってなって。それが高校2年のときの夏。
 そのくらいから「Bremens」らしさみたいなのが段々出てきましたね。松井がグルーヴを担って、バンドを引っ張っていくみたいな。その上で、ジャンルこだわらずいろんな音楽をやってみるというコンセプトに固まっていきました」

―「Bremens」の基盤が固まってからは、どんな活動をしてきましたか?

加藤「いつかオリジナル曲は作りたいと思っていて、高校2年の秋にやっと作れました。年末のライブに披露して、デモEPもリリースしました。その後、3年に上がってからが忙しかったね。(2017年)5月には、1ヵ月で4本もライブ出たりして」

斉藤「仙台の野外ライブと、西高の友達の企画ライブと」

加藤「あと「プリン食べたの誰。」のツアーファイナルと…1番忘れちゃいけないのが『無限フェス』。共演者の中に片平里菜さんがいたんですけど、僕たち中学の頃から普通にファンで。まさか同じステージに立てるとは思ってなくて、ド緊張でしたね。
 6月にはオーディションで受かって、「WEAVER」のライブ(山形公演)にオープニングアクトで出演しました」

斉藤「そのライブの前々日に、僕が腹筋をやってしまいまして…(笑)。病院にいったら肉離れと言われました。腹筋の肉離れって聞いたことないですよね」

加藤「まあ結果大丈夫だったので良かったんですけど。あの日はメンバー全員かなり緊張しちゃって。演奏もまとまってないというか。お客さんは200人くらい入ってたんですけど、全員自分たちのことを知らない訳ですし。でもお客さんたちがすごくあったかかったよね。ライブ終わったあとのコンビニで声かけてもらったり。かなり貴重な経験でした」

加藤大稀(Gt)
加藤大稀(Gt)

―受験シーズンということで、同年9月に活動休止。その前後の話も聞かせてください。

加藤「ちょうど「WEAVER」のライブが終わった頃に、オリジナル曲も新たに2曲完成したので、アルバムを出そうと。8月にワンマンライブを行って、9月のサークルライブでミニアルバムをリリースして活動休止に入りました。受験期とバンドっていろいろあるじゃないですか。どうだった?」

斉藤「俺的には…お前がやるなら付いていくって感じだったかな」

加藤「結構シンプルだったんだね(笑)。サークルのメンバーでも早い段階で活動休止する人が出てきてました。そんな中、9月までライブに付き合ってくれたバンドメンバーに感謝ですね。「Bremens」の活動に関しては、僕がみんなのことを巻き込んだ感はあるので」

―「Bremens」として再びステージに立ったのはいつですか?

加藤「(2018年)3月29日、軽音サークルの卒業ライブですね。でもその一週間前に「ブーメランズ」というバンドに扮してちゃっかり復活ライブしたんですけどね(笑)。それが半年ぶりのライブになりました」

斉藤「久々にやって、懐かしいなぁという感じはありましたね」

加藤「半年やってないとやっぱり不安があるじゃないですか。でも、実際やってみたら、前よりも上手くなってない!?ってなりましたね(笑)。安心感があるというか。あとは久しぶりにやってみて楽しかったってのは1番ありました」

―結成から2年以上経ち、「Bremens」はどんなバンドになりましたか?

斉藤「ジャンルに囚われていないので、柔軟さっていうのは変わらずあるよね。かき集めたメンバーだからこそ、良い意味でジャンキー。オリジナル曲も、いろんなバンドに影響を受けながらもオリジナリティを出してるな、と思う」

加藤「曲は基本僕が作るんですけど、ポップ、ロック、アイドル、ファンクからジャズまで、もう何でも聴くんですね。「Bremens」の曲を作るときも全部違う色にしようという意識は持っていて、スラップ入れてファンキーな感じにしようとか、ラップ入れてみようとか、さわやかなエイトビートにしてみようとか。曲ごとにジャンルが変わっても、メンバーそれぞれモチベーションとポテンシャルがあるから演奏できる。それが「Bremens」というバンドだと思います。
 あとはみんな仲が良い。すごくない?6人もいて2年だよ?(笑)「音楽性の違い」とかないし…元から違う前提で集まってるからかな。それぞれの音楽性を享受し合った結果が、今のバンドという感じ」

―卒業ライブの際に、8月の自主企画ライブ開催を発表されました。開催の経緯は?

加藤「去年(2017年)、8月11日にワンマンライブをやったんです。卒業後、メンバーが散り散りになるのは分かっていたんですけど、どうせ夏休みだし今年も8月11日にやりたいねっていう話になりました」

斉藤「みんな集まるんだったらやろう、という感じ」

加藤「いつもそんな感じなんですよね(笑)。深く考えずにやろうやろうって」

―この企画ライブはどんな1日になりそうですか?

加藤「今回のコンセプトとしては、ライブに来たお客さんにいろんなジャンルの音楽に触れてもらう。「こういう音楽もあるんだ」と思ってもらうきっかけになれば良いなと思っています。
 知り合いの先輩で、ボイスパーカッションのパフォーマンスをやっている方がいて、声をかけてみたら出演してくださることになりました。バンドのライブでボイスパーカッションってなかなかないですよね。あとは東京から3人組ヒップホップグループが来たり。
 “ジャンルに囚われない”っていう「Bremens」の音楽性を、企画の主旨やブッキングにも反映したライブになってますね。面白いイベントになるんじゃないかなと思います」

斉藤鷹介(Dr)
斉藤鷹介(Dr)

―企画ライブを終えると、またメンバーは離れ離れに。今後はどんな活動をしていきますか?

加藤「どう?やってみたいこととかある?」

斉藤「もう一回ワンマンはやってみたいかな。また新しいコネクションもできてるだろうし」

加藤「企画でもワンマンでも、主催ライブは続けていきたいよね」

斉藤「企画だったら、メンバーそれぞれが今いる場所で出会ったバンドを連れてきて、福島で対バンするとか」

加藤「それは面白いかもしれないね!やってみたい!
 バンド自体のことで言うと、今まではコンスタントにやれてたけど、次はいつ集まれるか分からないし、全員が来れるかも分からない。新曲もやっていきつつ、今まで積み上げてきた「Bremens」を、歳を重ねていくごとにブラッシュアップしていきたい。気持ちとしてはそれが1番ですかね」


 結成から精力的に数多くのライブに出演し、濃厚なバンド生活を送ってきた6人。今回は二人だけのインタビューでしたが、仲の良さが伝わってきました。福島を離れたことで、「Bremens」の音楽はさらに彩り豊かになっているのでは?ぜひ企画ライブで確かめてください。

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧のみなさんに、「Bremens」メンバーからメッセージ!

Information

ブレーメンズと音楽隊 part.2

出演/Bremens、1221、ユビキタスの工場見学、Project Halley、Mad Trax、TINPOT MANIA (from 東京)
開催期間
※本イベントは終了しました。
2018年8月11日(祝) 14:30開演
会場名
Live Space C-moon
会場住所
料金
1,000円(1ドリンク別当日500円)
高校生以下500円(1ドリンク別当日500円)

アイヴィー楽器で発売中
問い合わせ先
Live Space C-moon
問い合わせ先
電話番号
024-529-5752
リンク
Bremens Twitterアカウント

取材協力/アイヴィー楽器(@ivi2940music
撮影/武藤健一さん(@k_rock_mt
撮影場所/アイヴィースタジオ

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