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「好きなフレーズを見つけてほしい」――あなたのそばのうたうたい・一柳秋紀インタビュー

vol.34 一柳秋紀(いちやなぎあきのり)

  • 情報掲載日:2020.03.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

心地良いメロディに深みのある声をのせて、聴く人にそっと寄り添うよう曲を奏でる、“あなたのそばのうたうたい”、一柳秋紀(いちやなぎあきのり)。2020年4月1日(水)、フルアルバム『奏詞想逢』をリリースする。活動初期を振り返りつつ、アルバムについて、そして今後の展望を聞いてみた。
会津美里町出身。2011年、福島市でライブ活動をスタートし、2013年から現在の名前に。福島県内各地はもちろん、関東エリアでもライブを重ね、「赤坂BLITZ(現マイナビBLITZ赤坂)」会場のライブイベントに4度出演。シングルやコンピレーションアルバムの発売も経て、待望のフルアルバムをリリースする。発売を控え、福島市でのライブも決まっている一柳にインタビューを敢行!

―2016年以来、4年ぶりのインタビューとなります。改めて音楽活動を始めたきっかけを教えていただけますか?

一柳「ソロでの活動を始めたきっかけは、2011年に行われたYAMAHA主催のオーディションイベントです。大学の時に同級生とユニットをやっていて、そのオーディションに2人で出ようかという話になったんですけど、組んでいた人が同級生でも年齢が結構離れていたので、オーディションの年齢制限に引っかかってしまい…。じゃあ1人で出てみるよ、と言ってエントリーしたのがソロ活動のスタートです。

ユニットの時は、学祭に出たり、ちょっと路上ライブやったりという感じだったので、しっかりライブしたことがなくて。オーディションの会場は「福島テルサ」というホールだったんですけど、出場の申込みに行った時にU-ONE MUSICの阿部さんから「いきなり1人でテルサのステージに立つのは緊張するよね」という話をされて、オーディション前にアウトラインでイベントを組んでもらいました。それがソロとしての初ライブでした。すごく楽しくて、印象に残っています。今歌っていない曲ばっかりですけど、すべてオリジナル曲を作っていきました。
当時の名義で2年くらい活動して、2013年からは今の名前で活動しています」

―現在の名義になって以降は、どんな活動をされてきましたか?

一柳「2014年くらいから、東京に行くことが多くなりました。その頃「一柳秋紀Band」というバンドでも活動していて、一度、メンバーの紹介で東京のライブハウスに出させてもらったんです。その時、スタッフの方に「ソロ活動がメインです」と伝えたら、定期的に誘ってもらえるようになりました。
しばらくは県外でのライブが中心で、福島でライブすることがほぼない状態でした。最近は、郡山とか、福島県内各地でライブしています。仙台に行くことも多いですね」

―初ライブの時からオリジナル曲を歌っていたとのことでしたが、活動以前から曲作りをしていたんですか?

一柳「歌詞自体は小学6年生くらいから書いてました。人に披露しないという前提だからか、ぽんぽん出てくるんですよね。中学2年の時にギターを始めたんですけど、その1年後には曲を作り始めていました。でもやっぱり、当時は詞を書くことの方が多かったですね」

―たくさんストックしていた歌詞に曲を付けていく、という流れだったんですね。曲作りの方法は今も変わらずですか?

一柳「今は全然違います。ギターでメロディを作って、そこからすぐ歌詞を書く場合と、バンドサウンドを全部作り上げてから歌詞を付ける場合と、パターンは分かれますが、メロディを先に作る形に変わっていきました。
ソロ活動を始めて以降、何百曲と書いていたんですけど、初期に作った曲はもう歌わないですね。勉強不足だったな、と思います」

―メロディを作る上でこだわっている点は?

一柳「自分が歌って気持ち良い音を探してますね。ギターを弾いて遊んでいることが多いので、鼻歌で好き勝手歌ってる中で、気持ち良いなと思ったメロディを選ぶようにしています」

―小学生の頃から作詞を始めていた、と仰っていましたが、当時聴いていた音楽や、影響を受けたアーティストは何ですか?

一柳「実はパンクバンドが大好きで。今も「太陽族」とかめっちゃ聴いてます。全然やってること違いますけど(笑)。元々「THE STAND UP(ザ・スタンドアップ)」というバンドに憧れていて。歌詞がすごく素敵なんですよ。だから、自分も歌詞を大事にしようと思ったんです。歌詞を見て聴いてもらえる曲を作る、というのは心がけています。自分の根っこは、パンク。影響受けているとは思えないと言われそうですけど(笑)。大事にしている部分です」

―パンクがルーツだったとは…意外ですね!歌詞を付けていく時のこだわりはありますか?

一柳「お気に入りの言葉、フレーズを見つけて、そこから肉付けをしていくという形は多いです。内面の想い、心の動きを描いた歌詞が中心で……決して前向きな曲ではないです。聴く人が前向きになれるように、という感じでは書いていないので。ただ、できるだけ優しい言葉で書こうと思っています。聴く人にも、1曲の中で好きなフレーズを見つけてもらえたらうれしいです」

―活動してきた中で、印象に残っている出来事を教えてください。

一柳「一番は「赤坂BLITZ」のステージに立てたことですね。4回も出させてもらって。全国流通のシングルリリースにもつながっていきました。さらに色んな縁があって、活動もちらほら変わっていきましたね。曲を提供する仕事をやらせてもらうとか。同じ事務所のシンガーソングライターの女の子に曲を書いてみたんです。そういうライブ以外の活動をしていくことで、音楽業界という、大きなところに少しずつ近付けている感じがあります」

―「赤坂BLITZ」の他にも、いろんなステージに立たれてきたと思いますが、どんな想いでステージに臨んでいるんでしょうか?

一柳「ちゃんと届けられるように、楽しんでもらえるようにはしているつもりです。ステージの上で湿っぽいこととか、楽しくならないようなことは言わないようにしています。あくまで、来てくれた人を楽しませることをしようと思っています」

―シンガーソングライターとして、今日まで音楽活動を続けてこられた理由は何ですか?

一柳「楽しいからやってられる、というのはあります。CDがバカ売れして、それで食べていけるという時代でもないので、つらいこともありますけど、楽しいという想いだけで続けられていますね」

―特に楽しいと感じる瞬間は?

一柳「ライブの後のお酒ですかね…?(笑)ライブ前に、僕がピリピリした空気を出してしまうんですよね。「話しかけづらい」って言われることもあるんですけど…ステージに立つのも仕事だと思ってやっているので。だから、仕事終わりのビールという感覚。ステージ降りた後に、ワイワイするのが1番楽しいです。
あと、いろんな人に出会えたなとは思います。音楽をやっていたからこその出会いもありますし、再会もありました。一生会わなかったであろう人とか、同級生とか。音楽でのつながり、出会いがすごくたくさんあったなと思います」

―2020年4月1日(水)には、新アルバム『奏詞想逢』をリリースされます。どんなアルバムになっていますか?

一柳「全部自分で作ったと言える1枚。作詞作曲はもちろん、アレンジ、レコーディングも自分でやりました。ずっとアルバムを作りたいと思いを抱いたまま5、6年経ってしまったので、やっと出来たな、という感覚。発売日がエイプリルフールですけど、リリースは嘘ではないので(笑)、年齢性別問わず、ぜひいろんな人に聴いてほしいと思います」

―特に聴いてほしい部分など、ぜひ教えてください。

一柳「4曲目の「white」は、先ほど話した、同じ事務所の女の子への提供曲で、セルフカバーしてみました。9曲目「Someone」は、音楽仲間が曲を作ってくれて、僕がほどんど歌詞を書いた1曲です。自分で作詞作曲した曲との違いも楽しんでもらえれば。あと、全部が全部バンドアレンジというわけではなくて、弾き語りの楽曲も入っているので、楽しい1枚になっていると思います」

―アルバムを引っ提げて、各地を回っていくんですね。

一柳「月1、2回くらいのペースでライブをしていく予定です。リリース記念で回っていくと言いつつ、ファイナルも何も決めてないんですよ(笑)。どうしようかなぁ。とりあえず今のところ秋ぐらいまで、7本ライブが入っているので、ぜひ見に来てもらえれば。4月11日(土)には福島市「C-moon」にも来ます。「C-moon」でライブをするのも、4年ぶりとか…?かなり久々なので、この機会に見に来てもらいたいですし、ぜひCDを手に取ってほしいです」

―最後に、今後の目標を教えてください。

一柳「音楽でご飯を食べていけるようになりたい、ということですね。それはずっと胸に持っているもので。曲提供もそうですし、今月に一回ラジオ番組をやらせてもらっているのもあって、音楽っていろいろできるんだなと思って。すごく現実的なことではあるんですけど、音楽に関わること自分にやれることをやって、それで収入を得ていきたいと思っています。
ゆくゆくは、音楽ができる場所を作れたらいいなという想いもあります。ゆったりとライブを楽しめるカフェみたいな場所。いつか実現したら、ぜひ皆さんに足を運んでもらいたいです」

★「日刊シティ情報ふくしまWeb」をご覧の皆さんに、一柳秋紀さんからメッセージ!

Information

Moon Light Mile〜新年度だよ集合〜

出演/一柳秋紀、Warszawa、Yochi Yochi Ω、Sugar Sandwich、寒椿(仙台) 他
開催期間
※本イベントは終了しました。
2020年4月11日(土) 17:00開演
会場名
Live Space C-moon
会場住所
料金
前売1,500円、当日2,000円(1ドリンク別当日500円)
問い合わせ先
Live Space C-moon
問い合わせ先
電話番号
024-529-5752

撮影場所/アイヴィー楽器
撮影協力/Live Space C-moon 市川さん

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