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ふくしま定食部

思い出の場所で始めた“みなふく”食堂は、“皆が幸福”になれる場所

第49回「みなふく食堂」

  • 情報掲載日:2021.10.03
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

季節も秋となり、食欲全開の第49回ふくしま定食部。

私の中で、空中都市マチュピチュのイメージがある福島市南向台。そんな福島のペルーとも言うべき南向台から眼下に見える、ナスカの地上絵の如きヨークベニマル南福島店のハトのマーク。

その北側に位置するのが、「福島県青少年会館」1階に2020年6月オープンの「みなふく食堂」さんです。

通り沿いでは、たくさんののぼり旗が出迎えてくれますが、9月という季節からか大相撲秋場所の雰囲気すら漂うようです。

人気力士さながらに、おすすめメニューののぼり旗が招き入れてくれます
人気力士さながらに、おすすめメニューののぼり旗が招き入れてくれます
個人的に秀逸なデザインだなと気に入っている「青少年会館」のロゴマーク
個人的に秀逸なデザインだなと気に入っている「青少年会館」のロゴマーク

ドアを開けて入場すると、メニュー看板が出ているのですが、定食のほか、丼類、麺類、カレーなどバリエーションも豊富。

しばらく注文を迷いましたが、以前いただいて気に入った豚しょうが焼き定食にしましょう。

会館の食堂らしい、雰囲気のある景色と、バリエーション豊富で気になるメニュー
会館の食堂らしい、雰囲気のある景色と、バリエーション豊富で気になるメニュー

レジ前で温かく迎え入れてくださる奥さまにオーダーを告げて、代金は先払いのシステムです。

「お好きなお席へどうぞ」に続く、「ランチはドリンクバーサービスですよ」の声に、いきなりテンションも上がります。

みなふく食堂さんのドリンクバーは、しっかり濃くて美味いのがポイントなんです。特にオレンジスカッシュが好きで、毎回1杯目にと決めています。

サービスなのに8種類のドリンクバーがうれしい
サービスなのに8種類のドリンクバーがうれしい
しっかり濃くて美味い。お気に入りの1杯はオレンジスカッシュ
しっかり濃くて美味い。お気に入りの1杯はオレンジスカッシュ

オレンジ色で満たしたグラスを手に、テーブルへ着席です。

座敷も良いですが、テーブルが並ぶ“会館の食堂”は懐かしさもあり、窓から差し込む光を映すビニールクロスの雰囲気も相まって、なんとも落ち着きますよね。

オレンジスカッシュを飲み終えて、次はコーラかと腰を浮かせるか浮かせないかくらいのタイミングで、ちょうど「豚しょうが焼き定食」が運ばれてきました。

たっぷりのおろし生姜が食欲を誘う「豚しょうが焼き定食」(700円)
たっぷりのおろし生姜が食欲を誘う「豚しょうが焼き定食」(700円)

しょうが焼きのトップには、インパクト十分におろし生姜。しっかりと味付けされた豚肉の褐色の上に、鮮やかなイエローが映えます。

アイスクリームの新フレーバーと言っても違和感のないポテサラ
アイスクリームの新フレーバーと言っても違和感のないポテサラ
手の込んだ家庭的な小鉢がありがたい
手の込んだ家庭的な小鉢がありがたい

サイドには、しょうが焼きにとっての生涯の良き伴侶とも言うべき千切りキャベツ。アイスディッシャー1つ分のボリュームがうれしいサラダも、ポテサラ・マカロニサラダのハイブリッドな贅沢版。日替わりの小鉢も、今日はじゃがいもとインゲンの煮物でほっこり。

ご飯を腹いっぱい食べてくれと言わんばかりのラインアップを目の前に、すでに幸福に包まれます。

まず、味噌汁をひと口啜ったら、一枚目のしょうが焼きを引き抜いて、例のごとくライスの上に搭載。

生姜がお灸のもぐさに見えてきて、より肉が柔らかく感じるイリュージョン
生姜がお灸のもぐさに見えてきて、より肉が柔らかく感じるイリュージョン
やはりしょうが焼きもライスの上が似合います
やはりしょうが焼きもライスの上が似合います

甘辛いタレがよく絡んだしょうが焼きは、ときにライスを、ときにキャベツを加速度的に口へと運ばせます。

しょうが焼きの醍醐味のひとつ、ほどよい脂身のうっとりとする旨味が、しっかりとした赤身の部分とバランスよく口の中で調和します。

やや濃い目の味付けながら、おろし生姜がさっぱりとさせてくれるので、飽きるどころか、もう一枚食べたくなる味わい。

タレをまとった豚肉でライスをロールしたら、あとは頬張るだけ
タレをまとった豚肉でライスをロールしたら、あとは頬張るだけ

みなふく食堂さんには、「名古屋名物味噌カツ定食」や「新潟名物タレカツ丼」、「会津名物ソースカツ丼」などもあり、南福島に居ながら、ちょっとした旅行気分を味わえるんです。

店主の「ソース、醤油、味噌。別々に使った各地の名物をお客さんに知ってもらいたい」とのお話しからも、あったかいおもてなしの気持ちをいただきました。

「味噌カツ定食」は鉄板で供され、別添えの味噌だれを掛け回せば、ジュワーっと立ち昇る湯気の中で、カツにもキャベツにもタレが絡んでご飯が進みます。

味噌だれを掛け回す所作も楽しい。名古屋名物味噌カツ定食(750円)
味噌だれを掛け回す所作も楽しい。名古屋名物味噌カツ定食(750円)
鉄板に味噌だれを掛け回して、湯気ごと堪能しましょう
鉄板に味噌だれを掛け回して、湯気ごと堪能しましょう

タレカツ丼は、新潟らしい薄めの衣でサックリとした食感のカツに甘じょっぱいタレ。たっぷりの刻み海苔もうれしい一杯です。

サクッとスタミナ補給。新潟名物タレカツ丼(650円)
サクッとスタミナ補給。新潟名物タレカツ丼(650円)

“みなふく”にちなんで、3の付く日はライス、7の付く日は麺が大盛りになるサービスも見逃せませんね。

地域の名前を冠した「みなふくラーメン」はワンコインの500円ですから、大盛りサービスは破格値です。

段々とチャーシューが大森城山、もやしが大森川に見えてきました!(写真は普通盛り)
段々とチャーシューが大森城山、もやしが大森川に見えてきました!(写真は普通盛り)

店主ご夫妻が、こちらで食堂を始められたきっかけのひとつに、青少年会館が結婚披露宴を挙げた思い出の場所だからという素敵なエピソードを伺いました。

挙式された会場は食堂のちょうど真上。現在は大会議室となっています
挙式された会場は食堂のちょうど真上。現在は大会議室となっています
青少年会館の中央、1階が食堂、2階が大会議室
青少年会館の中央、1階が食堂、2階が大会議室

その当時は、まさかこの場所で食堂を経営されるとは思いも寄らなかったでしょうが、まさに運命的な引き合わせ。

自らが幸福な時間をスタートさせた場所で、今度はみなさんへ幸福を提供する側に立たれていること。その場所が “みなふく”であることの必然。

入口ドアにはまねき猫が
入口ドアにはまねき猫が
新型コロナ感染症対策も万全、マンガも充実
新型コロナ感染症対策も万全、マンガも充実

みんなに幸せになってほしい思いは、さらに続きます。ちょうど2021年9月からは子ども食堂としての活動もスタート。ますます、“まちの食堂”“みんなの食堂”として欠かせない場所になりました。

青少年会館で遊べて、おいしいごはんもいただける。子どもじゃなくてもお邪魔したい!
青少年会館で遊べて、おいしいごはんもいただける。子どもじゃなくてもお邪魔したい!

あったかいのは食事だけじゃない。

そんな思いに、胃も心も満たされる食堂ですね。また伺わせてください。
ごちそうさまでした。

Information

みなふく食堂
住所
電話番号
024-572-3167
営業時間
11:30〜14:00/17:30〜20:00
休み
不定休
駐車場
あり
リンク
https://minafuku.mystrikingly.com/

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