郡山市、会津若松市と続いたふくしま定食部。久しぶりに福島市の食堂を探訪しようと目指した第61回は、今年(2022年)6月に満を持してオープンしたばかりの「麺飯酒家 サイトウキッチン」さん。
“満を持して”。それは、人気の「SAITOU拉麺店」さんが、装いも新たに定食や餃子、ちょい飲みOKスタイルとして、国道4号線沿いの渡利に移転オープンしたからなんです。

はじめての方は戸惑われるかもしれませんが、タッチパネル&先会計システム。
今回も好物「チャーシューエッグ定食」と決めて来ましたので躊躇なくタッチパネルの前へ。

会計を済ませたら、カウンターへご案内いただきます。
前回は味玉パーコー麺をいただいたのですが、こちらのパーコーはかつて福島に存在した名店「大龍」仕込み。大龍さんの勤務経験のある店主ならではの大復活。


今回もウォーキングで来ましたので、例に漏れずに追加したサッポロ黒ラベルで給水開始。
最近では、キレイな“あぶく”制作も自在です!


空腹を一旦鎮めるように、のどを伝う冷え冷えの黒ラベルでひと息ついた頃に、「チャーシューエッグ定食」が到着です。
ラーメンでも人気店のチャーシューが、約1cmの厚さに切り分けられているんですから、噛み締めるたびに旨み爆発です。

サイトウキッチンさんは、麦飯なのもうれしいんです。これだけでも得をした気分になります。
目玉焼きも、儚いほどに半熟な焼き加減。黄身を残さずいただくためにも、れんげで慎重に慎重を重ね、麦飯へ移植します。
ここで、サービスカレーをいただけるということを忘れてはいけません。


麦飯にカレーを掛けること自体が人生初。カレー→チャーシューエッグ→カレー→麦飯のミルフィーユは圧巻。
崩した黄身とチャーシューの旨みに、気を失いそうになりつつ平らげたら、一度冷奴で我に返りましょう。

毎回のようにチャーシューエッグですが、例えばライス少なめ(-50円)、スープをミニ中華に変更(+300円)といったカスタマイズもオススメ。
人気の中華そばがセットされると、より盤石なお膳が完成します。

土・日曜祝日は特にありがたい通し営業なので、ウォーキングの目的地にしているのですが、そんな休日に添えるビールには、パーコーの他にも餃子もよく似合います。
他にも「しょうが焼き定食」もオススメで、厚切り豚ロースは、脂身の具合もほど良く食べ応え十分。銀皿の傍らに添えられたおろし生姜もありがたいです。
それに、マヨネーズとおろしだれが混然一体となった宇宙的なところを掠めたキャベツもなんとも好み。


チャーシューエッグで麦飯と向き合い、カレーで味変。
すっかり満たされたら、そのまま帰路へとなるところですが、レジ脇に“有る日はラッキー”なお土産チャーシューが足を止めます。
グラムはまちまちですが、ゾロ目でキリの良い価格のものを1つお土産に。これで今夜も復習ができます。
もし、帰りのウォーキングで職務質問されても胸を張って「チャーシューです」と答えたい。そんな立派なフォルムです。

平成24年(2012年)に福島駅前に「バッチ屋」さんを創業。5年前には「SAITOU拉麺店」さんとして浜田町に移転。
そして今年(2022年)、「ラーメンだけではなく定食やお酒も楽しめるようなお店を作りたい」と、気軽にどんな方でも入りやすいお店としてオープンされました。

“家で食べられそうで食べられない、他のお店で食べられそうで食べられない”そんなメニューが並びます。
「この界隈にこんなお店が欲しかった」に答えるお店が誕生しましたね。
また給水に寄らせてください!ごちそうさまでした。
Information
麺飯酒家 サイトウキッチン
- 住所
- 電話番号
- 024-573-0268
- 営業時間
- 11:00〜15:00(14:45ラストオーダー)/17:30〜22:00(21:30ラストオーダー)
※土・日曜祝日11:00〜20:30(20:00ラストオーダー) - 休み
- 毎週月曜日
- 駐車場
- 9台
- リンク
-
https://www.instagram.com/saitou.kitchen/
- 備考
- 2022年6月29日オープン