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ふくしま定食部

会津若松ICを降りてすぐ。パンダの看板が迎えてくれる中華食堂

第60回「重慶飯店」

  • 情報掲載日:2022.09.04
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

記念すべき第60回のふくしま定食部は、参加するサッカーの遠征に合わせて、初の試み“食堂2days”をと、会津若松市の「重慶飯店」さんを目指しました。

磐越自動車道の会津若松インターチェンジを降りたら国道49号線を右折してすぐ。

イエローハットと共に構成する黄色いエリアではお馴染みのパンダの看板が出迎えてくれました。

.愛らしいパンダに見つめられたら、ハンドルを右に切るしかないですよね
.愛らしいパンダに見つめられたら、ハンドルを右に切るしかないですよね

引き戸を開けると、女将さんが優しく迎えてくださいました。

広い店内にはテーブル席もありますが、国道49号線を臨める、入り口すぐのL字カウンターが好み。

ゆったりとしたテーブル席も明るくて落ち着きます
ゆったりとしたテーブル席も明るくて落ち着きます
入り口右に設置されたL字カウンターの雰囲気も大好き
入り口右に設置されたL字カウンターの雰囲気も大好き

せっかく2daysでお邪魔するのですから、定食は明日にして、初日は店名を冠した「重慶丼」をキメてみましょう。壁の貼り紙にしか出ていないのに、オーダー連発の重慶丼は人気ですね。

パッと見、ソースかつ丼にも見えても、よく見るとその下にはしっかりと煮込みかつ!もはや、2種かつ丼のお手付き状態。

重慶丼の破壊力は、女将さんの「食べきれないときはお持ち帰りできますよ」の言葉にも表れます。

人気のラーメンのほか、会津らしさのソースかつ丼も魅力的なメニュー
人気のラーメンのほか、会津らしさのソースかつ丼も魅力的なメニュー
中華食堂らしい家庭的四川メニューが単品で追加できるのもうれしい
中華食堂らしい家庭的四川メニューが単品で追加できるのもうれしい

店主曰く「カツ丼好きの常連さんが、いつも煮込みにするかソースにするか悩んでいたので、ハーフ&ハーフにしたんですよ」とのことですが、このボリューム、フル&フルですよ!

夢のハイオク・ハイブリッド「重慶丼」(1,100円)
夢のハイオク・ハイブリッド「重慶丼」(1,100円)

しかし、食べきれるかなどという心配は杞憂に終わります。なぜなら、やや甘めのソースにサクサクとしたカツがうっとり美味い!

たちまち左半球のソースカツをノンストップ平らげです。

さぁ、冷奴でひと息ついたら後半戦です。右半球の煮込みかつに突入しましょう。

こちらは、シャクとした玉ねぎの食感、気泡のえくぼも愛おしい玉子を纏った優しい味わいで、飽きるどころか、再びギアがトップに入る感覚。
 
このあと、サッカーグラウンドに戻ったら走れるかなどと考えるのは無粋というもの。目の前の丼という名のピッチを全力で駆け抜けるだけです。

他にも、四川火鍋を意識した刺激的な新メニュー「レッドパンダ」も気になるところ。次回は必食ですね。お腹いっぱい満たされて、明日は何にしようか考えつつ、お冷でクールダウンしたら初日は終了。

一定の間隔に置かれたピッチャーの水は、暑い夏にありがたい
一定の間隔に置かれたピッチャーの水は、暑い夏にありがたい

サッカーも食堂も大会2日目。満を持して再び重慶さんの引き戸を潜ると、今日はゆったりとテーブル席へ。

前日決めていた「エビチリ定食」、そして名物の「しゅうまい」単品を、努めてスマートにオーダーすることにします。

“重慶”飯店さんの店名の由来を伺うと、中国の重慶は古来より国の要衝であったこと、また重なる慶びの意味合いから名づけられたそう。

重慶の市花、椿がお好きだという理由も素敵です。

本格的でありながら、家庭的な「麻婆豆腐定食」(900円)も人気のメニュー※写真は部員提供
本格的でありながら、家庭的な「麻婆豆腐定食」(900円)も人気のメニュー※写真は部員提供
手間のかかるげんこつスープが魅力の「ラーメン」(600円)と、セットにすると小鉢が付く「半チャーハン」(400円)※写真は部員提供
手間のかかるげんこつスープが魅力の「ラーメン」(600円)と、セットにすると小鉢が付く「半チャーハン」(400円)※写真は部員提供

代表的なメニューの麻婆豆腐も、本格シビ辛ではなく、中華山椒、豆板醤、辣油等の香辛料を使って丁寧に、かつ親しみやすい味わいで、家族みんなでリピートしたくなる味なんです。

ほどなくして、白磁に映える朱色も美しく、エビチリ定食が運ばれてきました。

まるでスープのような、美しいビジュアルの「エビチリ定食」(1,200円)
まるでスープのような、美しいビジュアルの「エビチリ定食」(1,200円)

まずは、添えられたスプーンでひとくち。

甘みと爽やかな辛みが織りなす絶品ソース、そしてぷりっっぷりの艶やかなエビ!
堪らずごはんの上にセットしちゃいます。

一滴たりとも残らず堪能したくなるエビチリ
一滴たりとも残らず堪能したくなるエビチリ
ご飯の上に鎮座した姿も神々しい
ご飯の上に鎮座した姿も神々しい

ほんのりとニンニクも効いたエビチリは、軽く片栗粉がまぶされていて、ソースの絡みもよく、会津産のごはんにもよく合います。れんげではなくスプーン添えなので、一滴残らず堪能できるのもありがたいです。

そして、いつ見ても圧倒されるしゅうまいは、国産の豚ひき肉と玉ねぎがたっぷり。テニスボールサイズが2つで、思わず「サーティラブ!」と叫んでしまいそうになります。

「大きい方が肉汁も多くて、食べ応えがあるから」とのお話しに、しゅうまいに負けないジャンボなサービス精神がうれしくなりました。

2個で450円は破格値。シェアしても楽しめる名物「しゅうまい」
2個で450円は破格値。シェアしても楽しめる名物「しゅうまい」

昭和47年創業、今年(2022年)でちょうど50周年の老舗中華食堂。国道49号線から会津若松を見守り続けた歴史は、会津若松の食の要衝。

“控え目な素晴らしさ”“気取らない優美さ”、椿の花言葉そのままに、まさに「重慶」の名にぴったりなお店です。

ごちそうさまでした。

お店を出て振り返ると、幸せの黄色いひさしが手を振ってくれた気がしました
お店を出て振り返ると、幸せの黄色いひさしが手を振ってくれた気がしました

Information

重慶飯店
住所
電話番号
0242-25-2331
営業時間
11:00~15:00/17:00~20:00※各15分前ラストオーダー
休み
不定休
駐車場
5台

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