“畑の肉”と称されるほど栄養価が高く、多彩な料理に活用できる大豆。福島県では1,520ha(令和5年度)で栽培されており、近年、栽培面積は増加傾向に。
福島県産大豆は、今後さらに注目度が高まる食材です。今回は生産者・加工業者の方々の取り組みを紹介。こだわりを知って、福島県産大豆を味わいましょう!
「タチナガハ」を栽培する生産者『小坂アグリ株式会社』
土づくりにこだわった高品質な大豆
農業の担い手を育て、自分たちが住む地域を守り続けようと、2007年に国見町の農家が設立した『小坂アグリ』。以来16年にわたり小坂地区の農地を集めて、効率的に水稲や大豆等を生産し続けてきた。
法人でこだわっているのは、より良い土づくり。「自社の籾殻に、近隣の養鶏場から譲り受けた鶏糞を加え堆肥にしています」と代表取締役の赤坂正弘さんが教えてくれた。昨年(2023年)は約7haの農地に大豆を作付けし、11月に収穫。こだわりの土づくりと栽培管理の徹底により、10aあたりの収穫量は、福島県内の平均値を上回っている。
収穫した大豆は、自社の調製施設で枝やサヤを取り除き、大きさや虫食いを選別、汚れを洗浄し、袋詰めまで行われる。丹精込めた大豆は、JA全農を経て加工業者に提供される。
作業風景
「タチナガハ」を使用する加工業者『一條豆腐店』
甘さを感じる福島県産大豆の手作り豆腐
1932年創業。天然にがりを使った「昔ながらの手作り豆腐」に定評がある豆腐店。よせ豆腐や油揚げなど、全部で25種類ある商品のうち7種類には福島県産の大豆を使用。風味が良く濃厚な豆腐ができる、県産大豆「タチナガハ」を仕入れている。
「福島県産大豆の豆腐は甘みがあるので、ほんの少し塩をかけるだけでおいしく食べられます」と教えてくれたのは、4代目の一條 司さん。県産大豆を絞った「一條さん家の豆乳」は、イベントで販売するとすぐに売り切れてしまうほどの人気商品で、リピーターも多い。
豆腐を食べて健康的なダイエットに成功したこともあるという一條さんは、「価格を抑えた輸入大豆と、福島県産大豆の豆腐を料理で使い分けて毎日食べてほしい」と話していた。
おすすめ商品
Information
一條豆腐店
- 住所
- 電話番号
- 024-577-3061
- 営業時間
- 9:00~14:00
※店売りは予約分のみ - 休み
- 不定休※HPにて確認を
- 駐車場
- なし
- リンク
-
https://r.goope.jp/ichijotoufuten/
- 備考
- キャッシュレス決済/不可
【販売場所】店頭(予約分のみ)、道の駅 伊達の郷 りょうぜん、ヨークベニマル(一部店舗)など
Information
【AD】福島県産大豆「タチナガハ」生産者・加工業者
- 問い合わせ先
- 福島県水田畑作課
- 問い合わせ先
電話番号 - 024-521-7369