車内にて
とある日のお昼過ぎ。大熊町へと向かう車内は、取材前のピリッとした緊張感に包まれている…はずだった。
あーちゃん:いよいよ取材だね…。お腹すいたのと緊張で心臓が口から出そう…。
あんちゃん:大丈夫大丈夫。緊張を上書きするんだ…大好きな卵料理のことしか考えないようにしよう…。
二人がこれほど気合を入れて必死(?)になるのには理由があった。…それは、新人スタッフに託された、ある「ミッション」があるから—————
ミッション:大熊町の「新しい息吹」を取材せよ
- 2025年3月15日にオープンした洋食店へ取材に行くこと!
- 東日本大震災から14年。大熊町で新しい挑戦を始めた店主の思いと、大熊町を元気にする絶品メニューを、新人ならではの視点でレポートすること!
期待と不安、そして二人分の食欲を乗せて、大熊町の新店取材がスタートします!
いざ!『panier』の店内へ
二人が向かったのは、大熊町に誕生したスポット「クマSUNテラス」。
大熊町の新たな交流拠点として、JR大野駅近くに誕生した多目的施設の一角に、お目当ての『panier(パニエ)』はありました。
あーちゃん:すごくオシャレ…!天井も高くてすごく開放的だね。
あんちゃん:カウンター席もある!何か食べたいときにフラっと立ち寄りたくなっちゃうな〜。
池田さん:いらっしゃいませ!『panier』へようこそ!
池田さん:店長の池田です。今日はよろしくお願いいたします。
あんちゃん&あーちゃん:取材に来ました!今日はお世話になります!
あんちゃん:あの…早速なんですけど、今の時間のおすすめメニューを教えていただけますか?
池田さん:もちろんです!このお時間でしたら、ぜひランチセットを召し上がってみてください!
あーちゃん:ありがとうございます!ぜひそのランチセットを二つお願いします!!
“大熊の恵み”が詰まった、見た目も味も100点のランチ!
二人の前に運ばれてきたのは「ランチセット」(1,200円)。
テーブルの上に並んだ出来立ての料理が、二人の食欲をそそります。
あんちゃん:わぁ!この卵のひだ、貴婦人のドレスみたい。崩すのがもったいないくらいキレイ…でも、冷める前に食べるのが私の流儀!!いただきます!
池田さん:お味、いかがですか?
あんちゃん:おいしすぎです!!卵の甘みがこれでもかってくらい凝縮されてて…。濃厚なデミグラスと合わさると、もう口の中が幸せでいっぱい!
あーちゃん:タコライスもすごく彩り豊か!このサルサソースも、プチプチした食感がすごいいいアクセントになってる。ソースとお肉に驚くほど合います!
池田さん:ありがとうございます!そのおいしさの秘密はですね…大熊町のグリーンキウイなんです!
あーちゃん:キウイ!?…意外な組み合わせですけど、めちゃくちゃ合いますね!
キウイにこんな食べ方あったなんて!もう私の好きな食べ物リストに即登録決定です!
池田さんに聞く、大熊町で開店した理由
お腹が満たされたところで、ドキドキの取材タイム。
あーちゃん:池田さん、ごちそうさまでした!どれも本当においしくて…。
池田さん:ありがとうございます!とてもうれしいです。
あんちゃん:どの料理も、食材への丁寧な調理があって圧倒されちゃいました。…ずっと気になってたんですけど、池田さんって、生まれも育ちも大熊町なんですか?
池田さん:実は、出身は秋田なんです。昔から食べることが好きで、地元・秋田の高校で調理や栄養の基礎を固めてから、もっと突き詰めたいと調理が学べる専門学校へ進学したんです。卒業後はパティシエとして、横浜の老舗ホテルや仙台の店舗で働いていました。
あーちゃん:秋田から横浜、仙台…そして、大熊町…何かきっかけがあったんですか?
池田さん:私、最初は横浜時代のホテルの元同僚を訪ねて、大熊町に遊びに来ただけだったんです。
あーちゃん:ええっ!?
池田さん:その時、かつて大野駅前にあった「KUMA・PRE(クマプレ)」でイベント出店をしていた元同僚を訪ね、初めて大熊町を訪れました。そこで出会った町の人達が本当に温かくて…。 それで私も、思い切って大熊町に移住してきたんです。
そして、「KUMA・PRE(クマプレ)」に設置されていたキッチンカーを使ったイベントに、パティシエとして参加させていただいたんです。
そういったイベントを通して町内外の人と交流し、改めて“これから始まる町”なんだと、活気が生まれていく予感のようなものを感じました。
あーちゃん:(しみじみと)すごい…まさに運命の出会いですね。遊びに来た町が、自分の居場所になっちゃうなんて…。
あんちゃん:そういえば店名の『パニエ』って、響きがすごく可愛くて気になってたんです。何か特別な意味があるんですか?
池田さん:『パニエ』は、フランス語で「カゴ」っていう意味なんですよ。大熊町のおいしい魅力をその「カゴ」いっぱいに詰めて届けたい。そして、そのカゴを拠点にして、人と想いが繋がる場所になればいいなと思ってこの名前をつけました。
あんちゃん:(じ〜ん)
あーちゃん:あんちゃん、泣いてる?
あんちゃん:だって、池田さんの話を聞いてたら、なんだか胸が熱くなってきちゃって。新しい町を作っている皆さんに比べたら、私の悩みなんてちっぽけだなって…。
あーちゃん:そうだね!私たちも大熊町みたいに、前を向いて力強く頑張らなきゃ!
取材を終えて、おいしい笑顔と勇気をもらいました
池田さんの情熱が詰まった料理と、前を向いて歩む大熊町のエネルギーに触れて、新人スタッフ二人の心はいつの間にかパンパンに満たされていました。
池田さん:ありがとうございました!またお待ちしてます!!
あんちゃん:めっちゃおいしかったです!また来ます!!
大熊町は、2034年までに4,000人の居住を目指して、一歩ずつ、けれど力強く歩みを進めています。池田さんのように、この町の「予感」に惹かれて新しい生活を始める移住者も、どんどん増えている真っ最中。
そして、縁もゆかりもない土地で、人々に笑顔を届けるための「カゴ」を編み始めた池田さん。その姿は、単なる飲食店のオーナーというだけでなく、まるで大熊町で共に未来を作ろうとする一人の「挑戦者」のようでした。
池田さんの笑顔と絶品ランチの魔法にかかりたいなら、ぜひ大野駅前の『パ二エ』へ足を運んでみてください。 そこには、あなたを元気にする池田さんの“おいしい勇気”が、カゴいっぱいに詰まっています!
Information
カフェ&レストラン panier(パニエ)
- 住所
- 電話番号
- 090-9859-2153
- 営業時間
- 11:00〜22:00(21:00ラストオーダー)
※月・火曜日は〜21:00(20:00ラストオーダー) - 休み
- 毎週日曜日
- リンク
-
https://www.instagram.com/panier_oriai/
- 備考
- 2025年3月15日オープン


